本記事にはプロモーションが含まれている場合があります
ストレートネックがいびきの原因に?睡眠の質を高めるための改善策は?
眠っている時に突如と始まるいびき。
自分もしくは家族のいびきで悩んでいる人も多いのではないでしょうか?
そのいびき、実は「ストレートネック」に関連していることがあります。
この記事では、ストレートネックといびきの関連性、ストレートネックの改善方法、危険な合併症について紹介しています。いびきの改善の参考にしてみてください。
ストレートネックとは
ストレートネックとは、その名の通り首の骨がまっすぐな状態です。
まっすぐな状態ならば、正常では?と思う人も多いのではないでしょうか?
しかし、正常な首の骨は、S字を描き湾曲してます。
湾曲が描かれていることで頭の重みや身体にかかる圧力を外に逃がしてくれているのです。
猫背、長時間のスマートフォン使用や、合わない枕を使用していることで首の骨が圧迫されると、首の骨に湾曲がなくなりまっすぐになってしまいます。
首の骨がまっすぐになってしまうと、圧力を外に逃すことができません。
ダイレクトに肩や腰に圧力が伝わるため、ストレートネックの人は、肩こり、腰痛を引き起こしやすくなってしまうのが特徴です。
ストレートネックでいびきがひどくなりやすい?
ストレートネックは、いびきがひどくなる原因にあげられます。
ストレートネックの人は、そうでない人に比べて首が前にでているのが特徴です。
そのため、寝る姿勢になると自然と頭の位置が高くなり、気道が塞がれて大きないびきの原因になることも。
高すぎる枕を使用していると、首が詰まり気道が塞がれていびきをかきやすくなってしまうのと同じ原理です。
ストレートネック改善がいびきの改善に
ストレートネックを解消させるといびきの改善につながる可能性が高いです。
具体的な改善方法は、以下の4つになります。
- 姿勢の改善、見直し
- ストレッチ
- 整骨院での施術
- 枕の見直し
それぞれ解説していきます。
姿勢の改善、見直し
前屈みやうつむき姿勢を避けて、あごを引いて背すじを伸ばすことを意識しましょう。
スマートフォンやパソコンの連続使用は避けて、適度に休憩を挟むようにすることがおすすめです。
パソコン使用時は、目線と同じかディスプレイを40センチ程離すようにしましょう。
ちょっとした姿勢の見直しでストレートネックを回避することができます。
どうしても、休憩を挟むことが難しかったり作業をしていて無意識に首が前にでてしまう人は、首枕の使用もおすすめです。
頭が正しい位置で固定されるため、正しい姿勢で作業をすることが可能になります。
眠る時は、横向きで眠ることを心がけてみると良いです。
頭、首、肩が一直線になりやすくなるため、首の骨が真っ直ぐにならずに眠ることが可能になります。
仰向けは、枕が高すぎたり低すぎたりした場合は、首に負担がかかってストレートネックになりやすくなります。
仰向けでないと眠れない場合は、枕を見直し自分に合った枕を選んで使用しましょう。
枕の見直し方については、次の章以降で紹介していきます。
ちなみに、枕なしで眠ることは、NGです。
あごが上向きになり頸椎を痛める可能性があります。余計にストレートネックを悪化させてしまうので、枕は必ず使用しましょう。
ストレッチ
ストレッチは大きく分けて2つあります。
- 胸鎖乳突筋をほぐす方法
- 胸の筋肉をほぐす方法
胸鎖乳突筋をほぐす方法
「胸鎖乳突筋」をほぐすことでストレートネックの緩和を目指すことが可能です。
胸鎖乳突筋とは、耳の裏から鎖骨にかけて斜めに伸びている筋肉です。
左右のどちらかに首を向けて、向けた首と反対の手を胸にあてて後ろ向きに倒して15
秒キープを左右1セットずつ行う体操になります。
手軽にできて、首の筋肉が伸びる心地よさが得られるためおすすめです。
胸の筋肉をほぐす方法
胸の筋肉が凝り固まってしまうと、猫背になりストレートネックとなってしまいます。
そのため、胸の筋肉をほぐすこともストレートネック緩和に有効です。
顔はまっすぐ前を向き、肩甲骨を寄せて胸を張ります。
そして、20秒キープします。
これを3回行うことで、胸の筋肉をほぐすことができます。
首は動かさないので、首に痛みがあっても行える方法になります。
整骨院での施術
頸椎の状態を一人一人確認し、その人に合った施術方法が取られています。
負荷がかかっている場所を検査し、アプローチしていきます。
主に首周りの筋緊張を和らげて失われた可動性を戻していく施術方法です。
ストレッチと合わせて整骨院で治療を受けることで、効果が高まることもあるので、ぜひ整骨院での施術も検討してみて下さい。
ちまたには、「整骨院」の他に「整体院」も存在し、混同しやすいですよね。
整骨院は柔道整復師という国家資格者が常駐していて、より根本的な体の不調や痛みの治療・改善が目指せます。
枕の見直し
枕の見直しはいびき解消に効果的です。
最初にお話したとおり、合わない枕を使用していることでストレートネックとなり、いびきを発症させていることがあるからです。
ストレートネックの人は、高すぎず、やわらかすぎない枕の使用がおすすめ。
高反発枕や、極小ビーズの枕が挙げられます。
横になった時に頭の位置が高くなるストレートネックの人は、高めの枕では気道を塞ぎ、いびきにつながるため不向きです。
柔らかすぎる枕は、頭の位置を安定させようとして常時首が緊張状態となるためストレートネックを加速させます。
首の湾曲を保つためには、首元にしっかり合う枕を選ぶことが大切です。
自分で選ぶのが難しい時は、枕専門店での相談もおすすめですよ。
以上、ストレートネックを改善するための方法を紹介していきました。
ストレートネックの改善がいびき改善につながることがお分かりいただけたのではないでしょうか?
ぜひ、ストレートネック改善の参考にしてみてください。
ちなみにストレートネックやいびきがあっても生活に支障がないから。と放置するのは、危険です。
次の章ではストレートネックやいびきの放置で起こりうることを紹介していきます。
ストレートネックやいびき放置が睡眠時無呼吸症候群の原因?
ストレートネックやいびきの放置は、睡眠時無呼吸症候群となることもあります。
睡眠時無呼吸症候群とは、その名のとおり、寝ている時にしばしば呼吸が止まってしまう病気です。
呼吸が止まるたびに苦しさで睡眠が中断されてしまいます。
睡眠が細切れ状態になってしまい、慢性的な睡眠不足となり、日中に眠気が起こってしまうのです。
そして、熟睡できないことでストレスを感じると、交感神経が優位になり、血圧上昇や血糖値の上昇を招きます。
その結果、高血圧、糖尿病、心不全などの危険な合併症が起きて、最悪の場合は死に至ることもあるのです。
そのため、ストレートネックの改善でいびき解消を目指していくことが大切になります。
睡眠時無呼吸症候群は、本人に自覚がないこともあり家族に指摘されて初めて気づくケースも。
もしも、睡眠中に息が止まってたと指摘があったり、苦しさで目覚めることがある場合は、
睡眠外来などの医療機関を受診して検査を受けることをおすすめします。
検査は「ポリソムノグラフィー」といい、睡眠中の脳波や血液の酸素量を測定します。
全身に管をつけることとなりますが、痛みはありません。
検査当日の夕方に入院し、翌日の朝に退院になるのが一般的で、結果は後日外来で説明となります。
まとめ
この記事では、ストレートネックといびきの関連性、ストレートネックの改善策、ストレートネックによって起こる危険な合併症について紹介しました。
いびきやストレートネックは、生活していく上で大きな支障を感じにくいかもしれません。
しかし、放置してしまうと睡眠時無呼吸症候群に移行してしまう可能性が高くなり、糖尿病や高血圧、脳卒中を発症させてしまうこともあります。
まずは、枕を自分に合ったものに変えることや、ストレッチ、整骨院での治療でストレートネックの改善が大切です。
この記事を参考にして、ストレートネックを緩和し、いびきの改善を目指してみて下さい。