整骨院はただのマッサージ店ではない!国家資格保有で安心!

整骨院国家資格

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「慢性的に腰が痛い」

「ストレッチしても肩こりがなかなか解消しない」

「神経に問題はないが、手がしびれている」

 

このように、体に痛みや違和感などがある場合は、どこで施術を受けたら良いのか悩みますよね。

 

「マッサージ店と整骨院のどちらに行けばいいの?」「整骨院で保険を使って施術を受けられるの?」と疑問に思っている方は多いのではないでしょうか。

 

そこで本記事では、整骨院とマッサージ店の特徴が分かるようにまとめてあります。

 

施術内容の違い保険が使える症状などご紹介していますので、施術所選びでお困りの方は、ぜひ参考にしてみてください。

目次

整骨院とは?

 

整骨院とは、柔道整復師と呼ばれる国家資格取得者が、施術を行う施設です。

 

ちなみに「整骨院」と「接骨院」は名称が異なるだけで、行われる施術に違いはありません。

 

整骨院への理解を深めるべく、こちらでは「柔道整復の歴史」と「整骨院で保険が使える症状」を詳しくご紹介いたします。

柔道整復とは

 

柔道整復術は、急性の怪我に対して初期対処を行う施術です。

 

歴史は古く、骨折や脱臼、打撲などへの治療法は、10世紀末頃からあったと言われています。

 

しかし、現代の柔道整復のベースとなっているのは、戦国時代の柔術にある「活法」だとされます。

 

柔術には、相手を殺傷するための「殺法」だけではなく、怪我へのケアを行う「活法」と呼ばれる術もあるのです。

 

そして江戸時代頃、「東洋医学(活法)」と、オランダ医学書の影響を受けた「西洋医学」の考え方が組み合わされ、現代の柔道整復術が完成されたと言われています。

 

東洋医学と西洋医学の違いを簡単にまとめると、以下のようになります。

 

  • 東洋医学:施術者の経験の蓄積や言い伝えが元になった医学です。
  • 西洋医学:解剖学、生理学、整形外科学といった学問が元になった医学です。

整骨院で保険が使える症状

 

整骨院では、次の5つの急性外傷に限り保険が適用されます。

 

  • 骨折:骨が折れた(ヒビや亀裂、陥没なども含む)
  • 脱臼:関節が外れた
  • 捻挫:関節を捻り、靭帯や関節包を損傷した
  • 打撲:体を強くぶつけた(打ち身)
  • 挫傷(肉離れ):筋肉を痛めた

 

※骨折・脱臼は初回の応急処置のみ保険が適用されます。

 

したがって、慢性的な肩こりや腰痛、怪我の後遺症などは、保険適用外になります。

 

しかし、ぎっくり腰、寝違えといった、痛めた原因や時間、場所が明確な痛みであれば、捻挫や肉離れとして保険が適用されます。

整骨院とマッサージ店の違い

 

整骨院とマッサージ店の違いは、「国家資格を保有しているかいないか」「施術に保険が使えるか使えないか」「治療目的か慰安目的か」という3点が主に挙げられます。

 

それぞれの違いを以下の項目で確認していきましょう。

施術者が国家資格を保有しているかどうか

 

柔道整復術を行うためには、柔道整復師と呼ばれる国家資格が必要です。

 

専門学校や大学で専門的な知識を学び、国家試験に合格した者が施術に当たっているのです。

 

一方のマッサージ店では、必ずしも資格保有者が施術しているとは限りません。

 

中には、「店舗で簡単な研修を受けただけ」「通信教育を受けただけ」といった施術者もマッサージに当たっていることがあるのです。

 

もちろんマッサージ店にも、国家資格保有者や熟練した技術を持った者が働いている場合はあります。

保険を使えるか使えないか

 

整骨院では保険を利用した施術を受けられます。

 

骨折・脱臼・捻挫・打撲・肉離れといった急性の怪我であれば、窓口金の一部を保険が負担してくれます。

 

一方、マッサージ店は保険が使えないため、施術費は全額自己負担です。

痛みの改善が目的か慰安が目的か

 

整骨院とマッサージ店では、次のような目的の違いが挙げられます。

 

  • 整骨院:怪我の早期改善、痛みの緩和
  • マッサージ店:疲労回復、リラクゼーション

 

「体をしっかりと治したい」という場合は整骨院を、「癒されたい、疲れを取りたい」といった場合にはマッサージ店を利用することが一般的です。

 

しかし、痛みの改善を目的としたマッサージ店もあるため、安易に選んでしまわないよう気を付けましょう。

 

実際、マッサージ店で施術を受けたことで健康被害に繋がるトラブルも多く報告されています。

 

整骨院でマッサージを受けることはできる?

 

本来のマッサージは、誰もが行える単なるもみほぐしではありません。

 

こちらでは、「マッサージの厳密な定義」と「整骨院で受けられるマッサージ」について詳しくご紹介いたします。

本来のマッサージとは

 

厳密に言うと、「あん摩マッサージ指圧師」という国家資格の保有者しかマッサージは行えません。

 

マッサージは、手技によって筋肉の緊張を緩め、血液やリンパの流れを促進することで、体が本来持っている自然治癒力を高めていく施術です。

 

肌に直接触り、体の末端部分から心臓に向けて手技を加えることが、マッサージの基本です。

 

しかし現在では、筋肉をもみほぐす施術を一般的に「マッサージ」と呼ぶことが多くなっています。

あん摩マッサージ指圧師の施術

 

整骨院に、「あん摩マッサージ指圧師」の資格保有者がいる場合は、保険を使ってマッサージを受けられます。

 

外傷や手術、脳血管障害などから生じる「筋麻痺」「関節拘縮」が対象になります。

 

保険を利用する際には、医師の同意が必要です。

外傷の後療法で受けられる

 

外傷の治癒力を高めたり、関節可動域を回復させたりする目的で、柔道整復師も患部にもみほぐしを加えることがあります。

自由施術で受けられる

 

保険ではなく、患者様の全額自己負担で行われる自由施術であれば、整骨院でも肩こりや腰痛改善を目的とした、マッサージ(もみほぐし)を受けられます。

整骨院ではどんな施術ができるの?

 

整骨院では、具体的にどういった施術が行われているのでしょうか?

 

「保険を使った施術」と「保険適用外の症状に対する施術」に分けて、詳しくご紹介いたします。

外傷に対する処置(保険施術)

 

骨折・脱臼・捻挫・打撲・挫傷に対する施術です。

 

整復、固定、後療法によって、外傷の早期回復を目指します。

 

  • 整復:折れた骨や外れた関節を、元の正常な位置に戻す施術です。
  • 固定:包帯やギプスなどを用いて、患部が動かないように固定します。
  • 後療法:手技や電気・超音波などによって、患部の治癒力を高めます。

保険外の症状に対する自由施術

 

保険対象外の症状に対する施術です。

 

手技をメインに機械を使用する場合もあります。

 

全てを挙げることはできませんが、例えば次のような施術方法があります。

 

  • もみほぐし(マッサージ):手技によって筋肉の緊張をほぐす
  • 筋膜リリース:痛みの原因となる、筋膜の癒着を剥がす
  • 骨格の矯正:骨格を元の正しい位置に矯正する
  • 電気施術:電気刺激によって、患部にマッサージを加える
  • EMS:電気刺激によって、筋力トレーニングを行う

 

整骨院は国家資格を持ったプロが施術

街中でよく見かけるマッサージ店だけではなく、整骨院でもマッサージ(もみほぐし)を受けられます。

 

国家資格を持ったプロが施術にあたっていることが、整骨院の大きなメリットです。

 

整骨院のマッサージは、硬くなった箇所をただもみほぐすだけではありません。

 

専門的な知識を生かして、痛みの原因となっている箇所を探しながら施術していくため、症状の早期改善も目指せるのです。

 

怪我の治療目的だけではなく、慢性的な痛みや違和感、コリ感などでも、お気軽に整骨院で相談してみましょう。

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