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肩こりは脳梗塞のサイン!?危険な肩こりを見逃さない為に
「肩こりが酷くて、なかなか治らない……」
このようなお悩みがあるとき、「重大な病気なのでは」と心配になる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
「肩こりだと思ったら脳梗塞だった」ということもあるので、不安になりますよね。
本記事では、このような疑問を解決するべく、肩こりと脳梗塞の関係性についてまとめました。
また、他の病気も気になる方に向けて、肩こりが原因で起こるさまざまな疾患についてもまとめています。
脳梗塞が原因で肩こりになる?
脳梗塞が原因で起こる肩こりの場合は、首の後ろが痛みます。原因は姿勢の悪さや運動不足などの生活習慣です。デスクワークなどで前かがみになることが多い人は、特に注意してください。
頭の重さは5キロほどもあって、姿勢の悪さが加わると全身に対してかかる重さが変わって支えきれなくなるのです。それによって、肩こりや頭の重さとして影響が出てきます。
脳梗塞とは脳の血管が詰まって、その部分の脳組織が栄養不足で細胞が死んでしまう病気です。
最悪のケースだと身体が不自由になってしまうこともあります。自分では正確な判断ができないので、当てはまる症状があったら、無理をせずに専門家に相談するようにしましょう!
脳梗塞が原因の肩こりの見分け方
脳梗塞が原因の肩こりは、息切れ、関節痛、胸の締め付けを伴っていることが特徴です。
通常の肩こりだと、他の部分に痛みが生じることは少ないです。以下のような症状が出たら脳梗塞である可能性も考えましょう。
- FACE=顔の麻痺
- ARM=腕の麻痺
- SPEECE=ろれつが回らない
- TIME=病院に行くまでの時間
上記の症状が日常的に出ていると、脳の血管に何かしらの影響が出ている場合があります。
頭文字を取って、FAST(ファスト)で覚えておくのがおすすめです!自分自身や身近な人が脳梗塞になったときでも、すばやく対応できます。
もし、このような症状が当てはまる場合は、自己判断をせずに、すぐに救急車を呼ぶか専門家に判断してもらってくださいね。
脳梗塞の予防方法
脳梗塞の予防は普段の生活習慣を整えることです。具体的には、以下の行動が効果的ですので、覚えておきましょう。
- 水を飲む
- 生活習慣を整える
- 魚を食べる
以下で、脳梗塞の予防方法について詳しくまとめました。
少しのことで脳梗塞の発症を予防できるので、チェックしてくださいね。
水を飲む
脳梗塞を予防するには、毎日、1~1.5リットルの水を飲むようにしましょう!
1日に必要な水分量は2.4リットルだと言われています。食べ物から1リットルは摂れるので、残りを飲み物で補うと言った形になります。
一気飲みよりかは、こまめに水分補給をすることで体内で水分量を一定に保つことができますよ。
また、血液の中にある水分が固まりやすいため、脳梗塞を予防したいときは、夏は特に気を付けて水分を摂るように心がけてくださいね。
脳梗塞は寝ている間に起こすことが多いです。睡眠中は水分補給ができません。胃に負担をかけないように、寝る2時間前には水を飲むようにしましょう。
生活習慣を整える
脳梗塞に限ったことではありませんが、運動や睡眠、食事などを整えることによって、脳梗塞を予防できます。
運動なら1日30分程度のウォーキングをするなど、バランスが大切です。睡眠であれば早寝早起きと、8時間は寝ることを心がけると、脳梗塞の予防につながります。
また、生活習慣の悪さは体重に現れるので、太りすぎないことがひとつの指標になります。
適正体重は「BMI=体重kg÷(身長m)2」で測定可能です。脳梗塞を予防して健康を目指す場合は、BMIでBMI18.5から25未満を目指しましょう。
魚を食べる
魚の油には脳梗塞を予防する成分、「EPA(エイコサペント酸)」と「DHA(ドコサヘキサエン酸)」が含まれています。
以下の表で「EPA(エイコサペント酸)」と「DHA(ドコサヘキサエン酸)」についてまとめました。
EPA(エイコサペント酸) | DHA(ドコサヘキサエン酸) | |
作用 | ・コレステロールや中性脂肪を減らす・動脈硬化を予防する・血液が固まるのを防ぐ | ・コレステロールや中性脂肪を下げる・学習能力、情報伝達能力の改善・ボケ防止 |
含まれている魚 | イワシ、サバ、アジ、などの青魚 | マグロ、ブリ、サバ、サンマ、イワシ |
上記でまとめたように、「EPA(エイコサペント酸)」と「DHA(ドコサヘキサエン酸)」は、主に青魚に多く含まれています。
油の乗った旬の魚だと、より脳梗塞の予防に対して高い効果を期待できるでしょう。
肩こりは危険な病気のサインが隠れている
脳梗塞以外に肩こりが現れる危険な病気は、以下のようなものがあります。
- くも膜下出血
- 椎骨(ついこう)動脈解離
- 狭心症・心筋梗塞
- 脳動脈瘤(のうどうみゃくりゅう)
椎骨(ついこう)動脈解離は、悪化すると脳梗塞も発症する可能性がある病気です。
その他にも、肩こりだと思ったら、重大な病気だったということがあります。
発症後も健康的に過ごすためには早期発見をすることが大切です。
以下で、それぞれの病気について詳しくまとめました。
くも膜下出血
くも膜下出血は、首筋の痛みが続くことが特徴です。肩こりや首や首筋の後ろが痛くて、それが治らないときは血管が裂けている可能性があります。
人によって症状の出方はさまざまで、急に痛くなることもあれば、じわじわと痛むこともあるので注意してください。
くも膜下出血は脳表面の膜と脳の空間「くも膜」にある、血管が切れて出血が起こる病気です。
自己判断は危険なので、症状に当てはまる場合は病院に行くようにしてくださいね。
椎骨動脈解離
椎骨(ついこう)動脈解離は血管が裂けると血管の外に血が漏れて、頭の中で大出血を起こす病気です。
この病気はMRIを取って、はじめて分かることもあります。通常のCT検査のみでは分かりません。
椎骨動脈解離は、3か月ぐらい安静にしていると自然に血管が修復されることがほとんど。
そのため手術することは少ないです。その一方で、動脈乖離が悪化すると、くも膜下出血や脳梗塞の発作が起きることもあります。
くも膜下出血は世界中で亡くなっている人が多い病気で、致死率は30%とかなり高いです。
肩こりが原因のくも膜下出血の場合は肩こり頭痛と症状が似ているので、症状に当てはまる場合は自己判断をせず、専門家に相談するようにしてくださいね!
狭心症・心筋梗塞
肩こりが原因で起こる狭心症・心筋梗塞の特徴は、体を動かしたときに息切れしやすくなることです。
特に、狭心症・心筋梗塞の可能性が高い症状としては、関節痛や肩こりが起こったのに急に消えること。それから、胸の締め付けなどの症状が気になるケースもあります。
なぜ肩こりで狭心症・心筋梗塞につながるのかと言うと、肩の痛みが実は心臓から起こっていることがあるためです。
生まれたときは心臓は顎の下のほうにあるのですが、そのまま心臓が下に押し下げられて成長するので、心臓と肩の神経はつながったままになっています。
そのため、心臓に痛みが生じると肩こりとして認識することもあるというわけです。
狭心症・心筋梗塞は酸欠状態になったり、心肺停止になったりする危険性がある病気と言われています。
肩こりに悩んでいる人で思い当たる症状がある人は、無理せずに病院で診察を受けることをおすすめします。
脳動脈瘤
脳動脈瘤の特徴は目の奥の違和感、吐き気、頭痛、頭が重く感じるなどの症状が起こることです。
なぜ脳動脈瘤が肩こりにつながるかと言うと、脳の血管にこぶができて、神経を圧迫するためと言われています。
脳動脈瘤の原因は、未だにハッキリとしたものは不明です。考えられている原因としては高血圧、喫煙、遺伝があります。
脳動脈瘤が破裂するとくも膜下出血にもなるので、思い当たる症状がある方は早めに病院を頼ってくださいね。
肩こりは放置せず整骨院へ
肩こりが原因の脳梗塞は、首の後ろが痛むことが特徴です。
脳梗塞を予防するためには姿勢の悪さなど、生活習慣の改善を心がけましょう。
また、肩こりだと思って放置していると、脳梗塞以外にも、くも膜下出血や心筋梗塞になっている可能性があります。
整骨院で危険な病気だと判断してくれることもあるので、放置せず専門家に診てもらって原因を解明しましょう。
いずれにせよ自己判断は禁物なので、信頼できる整骨院に相談してみてくださいね。