本記事にはプロモーションが含まれている場合があります
つまづきやすい・何もない所で転ぶのは病気のサインかも!?
「つまづきやすくなった」「転びやすくなったのが気になる」「何もないところで転ぶ状態を改善したい」
このようなお悩みがあるとき、どうすれば転びやすさか改善できるのか気になりますよね。
気の階段で転ぶと骨折する可能性もあるので、できるだけ早くつまづきやすさを解消したいとお考えの方もいるのではないでしょうか。
そこで本記事では、このようなお悩みを解消すべく、つまづきやすい時に考えられる病気を紹介します。
また、転びやすさが気になる人に向けて、筋力低下によるつまづきを予防する方法も併せて紹介しています。
つまづきやすい時に考えられる病気
つまづきやすいときに考えられる病気は、以下のようなものがあります。
- 足腰の筋力低下(ロコモティブシンドローム)
- 視力低下、視力狭窄
- ビタミンA不足(夜道での転倒の場合)
- パーキンソン病
- 低血糖症
以下で、つまづきやすい時に考えられる病気について詳しく説明しました。
足腰の筋力低下(ロコモティブシンドローム)
ロコモティブシンドロームとは骨や筋肉などに障害が起こって、要介護もしくは要介護予備軍の危険性が高い状態を指します。原因は変形性膝関節症や骨粗しょう症になっていることだと言われています。
足腰の筋力が低下すると、以下のような症状が起こります。
- 家の中でつまづきやすい・転びやすい
- 15分も歩くのがつらい
- 片足立ちで靴下が履けない
上記のうち、ひとつでも心当たりがあれば足腰の筋力が低下しているかもしれません。全国でロコモティブシンドロームの予備軍は、約4700万人もいる(※1)と言われている新しい国民病です。
足腰の筋力低下(ロコモティブシンドローム)しているか確認したい方は、整骨院で診てもらうことをおすすめします。
視力低下、視力狭窄
急激に視力が落ちると、視野が狭くなったり見えにくくなったりするので転びやすくなります。症状の現れた方はひとそれぞれで、数10年かけて徐々に視力が低下したり、視野が狭くなったりします。
最近は夜になっても照明が明るいので、視野の異変で病気に気が付くこともあります。
視力狭窄になると、中央部分しか見えなくて転ぶ原因につながります。最終的には失明することもあるので、少しでも異変を感じたら病院で診てもらってください。
ビタミンA不足(夜道での転倒の場合)
ビタミンAが不足すると、暗いところでの視力が低下します。他の症状としては、目の疲れや目が乾燥することもあります。
また、ビタミンA不足での転倒は栄養失調を起こしやすい発展途上国でもよく見られます。
ビタミンA不足の対策は、以下のようなものがあります。
- 飲み薬
- 筋肉注射
- 緑黄色野菜を摂取する
ビタミンAは適量を摂ることが転倒防止につながります。ビタミンA不足を解消したい方は、病院や整骨院などのプロに相談してみましょう。
パーキンソン病
パーキンソン病は姿勢を保てない障害が進むと、体が前かがみになってきやすいので転びやすくなります。パーキンソン病とは、脳内のやる気や幸福感をつかさどる「ドパミン神経細胞」が減ると発症する病気です。
主な症状はふるえ、関節の動きが悪くなる、あらゆる動作が遅くなる、同じ姿勢を保てないなどが起こると言われています。
他の症状としては、便秘・頻尿や疲労感、抑うつ症状など。このように、全身にさまざまな支障をきたすケースがあります。
稀にパーキンソン病の転びやすい症状が、処方された治療薬の副作用によって発生していることも。パーキンソン病になっていないか心配な方は、主治医に相談してみてくださいね。
低血糖症
低血糖症がひどくなると転倒して骨折をする可能性があります。通常、低血糖が軽いときの症状は発汗、動悸、手の震えが起こります。
しかし、高齢者の低血糖では典型的な発汗や手の震えなどの症状は起こりにくいのです。その代わりにお年寄りの低血糖では頭がくらくらする、体がふらふらする、めまい、脱力感などが起こりやすいと言われています。
中には高齢者の低血糖の症状としてはぎこきない動作、ろれつ不足、目のかすみが起こることも。低血糖だと気が付かずに転倒して骨折をするケースもあります。
少しでも低血糖の症状に当てはまる場合は、速やかに病院や整骨院などプロに頼りましょう。
筋力低下によるつまづきを予防するには
筋力低下によるつまづきを予防するには、以下の方法が効果的です。
- 運動習慣を作る
- バランスの良い食生活
- 骨粗しょう症を防ぐ
まずは、筋力低下を防ぐために若いうちから運動習慣を身につけましょう。以下で、筋力低下によるつまづきを予防する方法をさらに詳しく説明します。
運動習慣を作る
若いうちから運動習慣を作ることで筋力や骨密度を保てるので、つまづきやすさを予防できます。普段から運動量が多いと適度な負荷を受けるため、骨や筋力も丈夫になりやすいです。
しかし、運動習慣がないと足腰を痛めやすくなって、運動量が減るので、太りやすくて膝や腰に負担をかけるという悪循環が発生します。
実は、体は20代から衰え始めています。筋力は40歳後半から少しずつ低くなって骨密度は50歳から低下し始めるのです。
特に、女性は閉経後に骨密度の低下スピードが加速するので注意してください。
どんな運動をしたらいいか分からない方は、整骨院で相談してみましょう。整骨院ではそれぞれの人に合った運動方法を教えてくれるので、相談してみることをおすすめします。
バランスの良い食生活
筋力低下によるつまづきを防止するには、1日あたり60~70g程度のたんぱく質を食事で取り入れましょう。たんぱく質を摂取することで、筋力低下を予防する効果が期待できます。
カルシウムやマグネシウムを摂取することも、筋力アップにつながります。具体的には以下の食材にたんぱく質やカルシウム・マグネシウムが多く含まれています。
- たんぱく質:お肉やマグロなどの赤身魚や、味噌や納豆などの大豆製品
- カルシウム:牛乳やチーズなどの乳製品、小魚、海藻
- マグネシウム:魚介、海藻、豆類
カルシウムは骨を丈夫にしてケガを防止したり筋肉をスムーズに動かせる機能をサポート可能。マグネシウムはカルシウムと一緒に食べると、相互に作用すると言われています。
また、硬水にもカルシウムやマグネシウムが豊富に含まれているものがあるので、筋力低下を防ぎたいときにはおすすめです。
骨粗しょう症を防ぐ
骨粗しょう症を防ぐために、カルシウム、ビタミンD、ビタミンKなどの栄養素を摂取するようにしましょう。カルシウムは体内では作れないため、牛乳や小魚などを食べる必要があります。
ビタミンDを一緒に取り入れると、カルシウムの吸収率が高くなります。ビタミンKは骨のたんぱく質を活性化して、骨を作る機能をより良くするので骨折を予防します。
気軽にできるつまづき防止トレーニング
つまづきを防止するためには、日ごろから運動をして筋力アップをしておくことが大切です。運動が苦手な方でもテレビを見ながら足ぶみをするだけで、つまづきやすさを防止できます。
以下で、簡単で足腰の筋力低下を予防できる運動やストレッチを2つ紹介します。
下半身の持久力を鍛える体操
足腰の筋力低下を防ぐには、以下の手順で下半身の持久力を鍛える筋トレをすることをおすすめします。
- 椅子の背もたれ側に立つ
- 椅子を支えにして足踏みをする
- これを10分間、1000歩を目安にする
下半身の筋力を持続させるためには、1日に1万歩以上歩くことが良いとされています。普段から運動をしていない人が急に歩くと怪我をする可能性があるので、上記のような筋トレから始めてみてくださいね。
膝からふくらはぎにかけての体操
歩く体操だけでは脛まで十分な運動ができません。何もないところで転ぶ怪我のほとんどは、家の中の敷居や畳など小さな段差で起こります。
脛を鍛えることで、つま先が上がってつまづきやすさを減らす効果が期待できるでしょう。そこで、以下のような膝からふくらはぎにかけての体操を行いましょう。
- 椅子に座って、膝の上に肘を乗せる
- 足のつま先を20~30回程度は上下させる
- 椅子の背もたれ側に立つ
- 膝を伸ばして、椅子を支えにしながらかかとを20~30回上下させる
上記の体操はテレビを見ながら行っても大丈夫です。日常生活に取り入れて、毎日行うことが大切ですよ。
運動習慣を身に付けて筋力アップを目指そう!
つまづき防止には筋力アップが大切なので、運動習慣を身につけることが大切です。
テレビを見ながらつま先を上げ下げするだけでも、転倒を防止できる効果が期待できます。
運動が苦手で続かない人は整骨院でプロに相談してみましょう。無理なくできる方法を提案してもらえるかもしれません。
足腰の筋肉を鍛えて、転びやすさを解消して不安なく歩ける状態を目指しましょう!