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ズキズキする緊張型頭痛を和らげるツボ!
気圧や気温の変化で起こりやすい頭痛。頭痛持ちの人はとてもつらいですよね。
頭を締めつけられるような痛みや脈打つような痛みなど、症状は人によって千差万別です。
多くの人が経験したことがある頭痛が「緊張型頭痛」と呼ばれます。ストレスなどがきっかけとなり症状が現れる頭痛です。
残念ながら頭痛はコントロールできません……。そのため、突然の頭痛が起きてしまったときのための対処法を知っておくとよいでしょう。
この記事では、つらい緊張型頭痛を和らげる対処法を解説します。日々の頭痛に悩みを抱えている人は、ぜひ参考にしてください。
緊張型頭痛の原因とは?
緊張型頭痛の原因は、ストレスが大きく起因すると言われています。
ストレスとは、長時間同じ姿勢でいることによる「身体的ストレス」や、日常生活上の環境変化や人間関係などによる「精神的ストレス」が挙げられるでしょう。
人間はストレスを感じることで、神経や筋肉が過度に緊張し、強ばります。
筋肉に疲労物質がたまることで、血流が悪くなるなど体の調整機能がうまく機能しなくなり、頭痛を引き起こしやすくなるのです。
長時間のデスクワークによるPC画面の見過ぎや、スマートフォンの使いすぎによる目の疲れ、倦怠感がきっかけとなり、症状が現れやすくなります。
緊張型頭痛の特徴
緊張型頭痛は後頭部から首筋を中心に、頭全体がギューッと締め付けられるような痛みが特徴です。
偏頭痛のように吐き気や眩しい光、大きな音などに過敏に反応して痛みが増強する症状はありません。
緊張型頭痛の症状は、1〜2時間でおさまる場合や、数ヶ月続く場合もあり、人によってさまざまです。頭痛が慢性化してしまうと、ほとんど毎日痛みが出る人もいます。
緊張型頭痛を解消するには?
緊張型頭痛は、偏頭痛のように吐き気を伴うような強い痛みではありません。しかし、突然の頭痛は、体調悪化の要因にもなりえるため、つらいことに変わりはないでしょう。
緊張型頭痛は血流が悪くなることで起こるため、温めたり体を動かしたりして、血流を促す対応が効果的です。
温める
痛みを感じる場所を中心に、蒸しタオルなどで温めましょう。温めることで血流がよくなり、痛みが緩和されます。
体を動かす
デスクワークなどで、長時間同じ姿勢でいる場合は、2〜3時間に一度立ち上がるなど、血流を促してあげましょう。
頭痛が発生してしまった場合は、我慢せずに一旦作業を止めます。首・肩を中心にマッサージや、簡単な体操やストレッチを5分でも取り入れてあげると効果的です。
痛みが持続する場合は、鎮痛薬の服用をするなどして、無理をしないことも大切です。
ツボを押す
ツボには血流を促す効果があり、症状に応じたツボ押しをすると、頭痛が解消されることがあります。
鎮痛薬などが手元にない場合でも、ツボの場所やポイントを知っておけば、どこでも活用できるでしょう。ぜひ試してみてください。
病院へ行く
対策を打っていても、痛みが継続する場合は、緊張型頭痛ではなく、別の原因が隠れている場合があります。
あまりにも痛みがある場合は、一度病院を受診することを視野に入れましょう。
精神的なストレスが強い場合は、鎮痛薬では効果がありません。場合によっては、精神的ストレスに効果がある抗うつ薬などが必要になることもありますが、治療に専念すれば症状が緩和されますので、無理をしないことが大切です。
緊張型頭痛を和らげるツボ
頭痛の症状があると、仕事に集中できなかったり、せっかくの外出なども楽しめなかったり、とてもつらいですよね。
実は、つらい頭痛を和らげる効果的なツボがあります。ここでは、緊張型頭痛に効果的なツボを紹介します。
ツボを知っておくだけで、突然の痛みにも対処ができるので、とても便利です。ぜひ試してみて下さい。
太陽(たいよう)
太陽(たいよう)は、前頭部痛や片頭痛があるときに効果を発揮してくれるツボです。
場所
まゆ尻と目尻の間のくぼみ。
ツボ押し方法
人差し指、中指の腹を使って左右同時に、ゆっくり力を入れて押す。ツボ周辺を円を描くようにゆっくり優しくほぐすと効果的。
頷厭(がんえん)
頷厭(がんえん)は目の周りの血流を促すことで、目の疲れ、血流が滞ることによって起こる頭痛に効果が期待できるツボです。
場所
髪のはえ際から1cm程度後ろのこめかみの部分。
ツボ押し方法
中指を当てて、5秒押しながら口を動かします。5回程度繰り返しましょう。
風池(ふうち)
風池(ふうち)は自律神経を整える効果があり、目の疲労や首・肩周り、頭部の血行を改善に期待ができます。首の筋肉の緊張を取り除き、この周辺の血流も改善するツボです。
場所
首の後ろの生え際、左右外側のくぼみで一番へこみがある部分。
ツボ押し方法
頭を支え、親指でツボを押します。3~5秒ほど、痛くない程度の強さで押し込み、ゆっくりと戻します。3回程度繰り返すと効果的です。
肱中(こうちゅう)
肱中(こうちゅう)は首と肩を中心に血流の改善が期待できるツボです。長時間のデスクワークなどで首や肩が凝りかたまった場合に効果的です。
場所
上腕の脇から肘を結んだ真ん中、上腕二頭筋の中央にあるツボです。
ツボ押し方法
指先で気持ちいい程度の強さで10秒ほどかけて押します。数回繰り返し刺激しましょう。
痛みが解消されない場合は整骨院へ
継続して痛みが続く場合は、整骨院でプロに相談してみるのも1つの手段です。根本が解消されない場合、鎮痛薬では改善が難しい可能性があります。
整骨院と整体院の違いとは?
「整骨院」と「整体院」は名前が似ているので、区別がつかない人も多いのではないでしょうか?実は施術の内容、保有資格に大きな違いがあります。
症状に合わせた施術が受けられるよう、以下内容をチェックして整理しておきましょう!
整骨院 | 整体院 | |
施術内容 | 関節や骨、靭帯などの損傷を改善させる施術を行う | 身体の骨格や関節の歪みを矯正し、全身のバランスを整える |
資格 | 柔道整復師(国家資格) | 民間の資格 |
費用 | 保険適用 | 保険適用外(全額自己負担) |
整体院における施術は、医療行為と認められていないため保険が適応されず、全額自費となり、支払額が高額となる場合があります。治療を目的とした場合は、整骨院に行く必要がありますので注意が必要です。
整骨院で受けられる治療
整骨院に所属する「柔道整復師」は、医師以外において単独で骨折・脱臼の整復固定が許された国家資格を保有しています。簡単に言うと身体を正しく整えるプロです。
緊張型頭痛の症状は、ストレスや同じ姿勢でいることによって、身体が強ばり血流が滞ることで起きると言われています。
整骨院では、姿勢に着目し、身体の緊張によって起こる強ばりを緩和するアプローチをしていきます。正しい姿勢を取り戻し、血流をよくすると共に、本来の人間が持つ「自然治癒力」を高め、根本的な頭痛改善へと導いてくれます。
無理やりではなく、じっくりと時間をかけて整えるため、痛みの少ない施術が受けられます。整骨院には、国家資格保有のスタッフが在籍しているため、初めての整骨院でも安心して施術を任せられるでしょう。
緊張型頭痛の解消には血流を促す習慣が大切!
緊張型頭痛の解消には、原因である「精神的・身体的ストレス」を減らす努力も必要ですが、頭痛が起きてしまった場合の対処方法を知っておくことも大切です。
痛みが続く場合は一時的に薬に頼ることも必要ですが、ツボ押しなどで対処すると、身体にもやさしいため、おすすめです。
長期間の頭痛に悩まされている人は、身体のプロである「整骨院」で相談することが近道かもしれません。つらい頭痛を解消して毎日快適に過ごしましょう!