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ぎっくり腰の治療は整骨院へ〜早めの処置が早期回復のカギ
「突然、ぎっくり腰になってしまった……」
このような悩みを抱えているとき、整骨院で診てもらえるのか気になりますよね。
痛みがひどくて、できるだけ早く治したいとお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
本記事では、このようなお悩みを解決するべく、ぎっくり腰の正しい処置方法についてまとめました。
また、悪化しない方法を知りたい人に向けて、ぎっくり腰のときにやってはいけないことについてもまとめています。
ぎっくり腰とは
ぎっくり腰とは突然起こって、しばらく動けないほど腰が痛くなる疾患です。
正式名称は「急性腰痛症」あるいは「腰椎捻挫症」。
前触れもなく起こるため、ヨーロッパでは「魔女の一撃」と呼ばれています。
重度のぎっくり腰は、その場で立てなくなったり、寝返りができなくなったりするので、見過ごせませんよね。
通常、ぎっくり腰の痛みは1~2週間で治まってきます。
ひどい場合は、完治するまでに1~3か月かかることもあるそうです。
ぎっくり腰の原因
実は、はっきりとした原因は不明なのですが、ぎっくり腰の主な原因として考えられるのが、腰への負担です。
- 運動不足
- 慢性的な腰の疲れ
- ストレスや精神的な問題
そのほかにも、上記のような原因によって起こることもあると言われています。
以下では、これらの詳しい原因についてまとめました。
腰への負担
以下の行動をしたとき、腰への負担が高まってぎっくり腰が起こります。
- 重い物を持ち上げたとき
- 立ち上がったとき
- ゴルフで腰を曲げたとき
このように瞬間的に腰へ強い負担がかかるとき、ぎっくり腰になりやすいです。
筋肉に負担がかかったとき、腰を支える筋のようなものである「靭帯(じんたい)」や腱が切れてしまいます。
それが神経を刺激して鋭い痛みが生じるのです。
これは、いわゆる足首によく起こる「ねん挫」と同じ状態です。
このことから、ぎっくり腰は「腰のねん挫」と呼ばれることもあります。
運動不足
あまり身体を動かさない生活習慣も、ぎっくり腰の原因として考えられています。
デスクワークなどで同じ姿勢を続けると血流の流れが悪くなってきます。
そうなると、身体全体が冷えてくるのです。
そして、冷え性になると、今度は筋肉の柔軟性が不足してきます。
体が硬くなることで腰を支える筋肉が弱体化。
最終的には、腹筋と背筋のバランスが乱れて、骨格のゆがみを招く、悪循環が発生してしまいます。
そのため、睡眠・運動不足の人が重い物を持ち上げようとしたり、ゴルフで急に腰を曲げたりするとぎっくり腰になるというわけです。
慢性的な腰の疲れ
ぎっくり腰は、慢性的な疲労が溜まることで生じるとも考えられています。
肉体労働をしている人や、立ちっぱなしや座りっぱなしの仕事をしている人は、自覚がないまま腰に疲労がたまっている可能性があります。
長時間、同じ姿勢をデスクワークなどで続けると、腰に負担がかかって筋肉が疲労。
その疲れが積み重なることによって、ある日突然、耐えられる範囲を超えてぎっくり腰になってしまいます。
また、腰への負担が溜まると若くて十分に運動をしていても、腰に痛みが生じるので注意してくださいね。
ストレスや精神的な問題
ぎっくり腰のリスクには、ストレスも関係しています。
精神的な問題を抱えていると、身体が緊張した状態になります。
そうなると、血流の流れが悪化。
そのとき重い物を持ち上げると、腰に激痛が走ります。
メンタルの状態が悪いと、通常より痛みを感じやすくなると言われているため、よりひどい症状が現れてしまうのです。
放置することで別の症状に発展することも
ぎっくり腰は放置すると、「椎間板ヘルニア」や「圧迫骨折」に発展することもあるので、注意してください。
また、あまりに長く続くようだと病気の可能性もあります。
特に、以下のような症状があるときは受診することをおすすめします。
- 安静にしていても痛む
- 背中や腰が曲がってきた
- お尻や足が痛む(または、しびれる)
どれかに当てはまっていると、骨がもろくなって骨折を起こしやすくなる「骨粗しょう症」や手足の痛みやしびれが続く「椎間板ヘルニア」、または背骨が骨折してる「圧迫骨折」の可能性があります。
また、3か月以上、症状が続く場合は「慢性腰痛」になっているかもしれません。
その場合は整形外科を受診するのがおすすめです。
ぎっくり腰になったときの対処法
ぎっくり腰になったときは、まずは慌てずに落ち着いて対処するようにしましょう。
具体的には、RICE(ライス)処置をするのがおすすめです。
これは、スポーツの現場で起こったケガを、最小限にとどめるためにする対処方法です。
RICE処置とは、それぞれの頭文字をとったものです。
- R:Rest(安静)
- I:Iching(冷却)
- C:compresshion(圧迫)
- E:Elevation(拳上)
以下で、詳しい対処方法をまとめています。
安静にする
ぎっくり腰の発症直後は激しい痛みが伴うため、安静にすることが大切です。
基本的に自分が楽な姿勢を取りましょう。
ひざを軽く曲げ、横向きに寝て、腰を丸めた姿勢を取ると痛みが和らぎます。
患部は冷やすことが大切ですが、身体は寒くなりすぎないように、毛布などをかけてください。
また、回復してきたらストレッチをしたり、自宅の中を歩いたりすることもポイントです。
無理をしない程度に身体を動かすと、回復が早くなると言われています。
冷却する
ぎっくり腰になった直後は、炎症を起こしているので患部に熱を持っています。
そこで痛みのある部分を15分~20分程度冷やすことで、痛みが治まる効果が期待できるでしょう。
ビニール袋に氷を入れた簡易的な氷枕を用意すれば大丈夫です。
注意点としては凍傷の危険があるため、肌に氷枕を直接当てないこと。
ちなみに、シート系の湿布は本体に熱が移動するだけで、根本的な冷却はできません。
このような処置で痛みが引いてきたら、冷却をやめて大丈夫です。
固定をする
ぎっくり腰になった部分をテーピングをして、固定するのも効果的です。
ぎっくり腰は少し動いただけでも痛みが生じますので、患部を固定しておくことで、痛みが起こるのを防ぐというわけです。
どうしても動かなければならない場合は、コルセットで固定するのもおすすめ。
ただし、長期間コルセットに頼ると筋肉が弱くなってしまうので、使用するのは2~3週間日程度に留めておきましょう。
それから、間違った方法でコルセットを着用していると、より痛みが増す場合があるため、締め付けすぎないようにも注意しましょう。
不安な方は、柔道整復師や理学療法士などの専門家に尋ねて、正しい付け方を教えてもらうのが最適です。
拳上をする
ぎっくり腰になった部分を、心臓より高い位置に上げることも効果的です。
患部を高い位置に持っていくことで、重力で痛みを和らげる作用があります。
挙上は、痛みが生じてすぐに行うのがおすすめです。
足の下に枕や座布団を入れると、簡単に拳上ができますので試してみてください。
やってはいけないこと
ぎっくり腰になっているときは、以下のような行動は避けましょう。
- マッサージ
- 飲酒
- 入浴
このような行動をすると、症状が悪化する可能性がありますので、注意が必要です。
そこで以下では、ぎっくり腰になっているとき、やってはいけないことについてさらに詳しくまとめました。
マッサージ
マッサージは知識のない人がやってしまうと、逆に痛みが悪化する可能性があります。
リラックス効果はありますが、痛みを緩和する作用はありません。
翌日、もみ返しが来るようであると、それは筋肉を繊維レベルで傷つけている証拠です。
マッサージが必要であれば、整骨院などで正しい処置ができる人に診てもらいましょう。
その場合だと、痛みが軽減する方法を教えてもらえる場合もあります。
ぎっくり腰は正しい方法でマッサージをすることが大切です。
飲酒
ぎっくり腰で悩んでいる場合、お酒は飲みすぎないようにしてください。
飲酒で腰の痛みが悪化することはありません。
しかし、酔いが回ると痛みに鈍くなってしまいます。
気が抜けて、腰に負担がかかるような多いい動きをしてしまうのは危険です。
飲酒をするとしても、少量にとどめておきましょう。
入浴
入浴は急性的に起こるぎっくり腰には逆効果です。
足湯もやめておいたほうが良いです。
身体の血の巡りが良くなると、全身の体温が上がります。
そうなると、必然的に腰も温まって痛みの範囲が広がってしまうのです。
慢性的な凝りの場合は、温めると痛みがマシになると言われています。
特に、ぎっくり腰になったばかりの2~3日間は腰を温めないように注意してください。
清潔感が気になる方は、シャワーを浴びる程度にしておきましょう。
ぎっくり腰の治療は整骨院へ
ぎっくり腰が改善する方法としては、絶対安静が1番ではありません。
最近の研究結果では、症状が治まってきたら運動するほうが早く治ると言われています。
整骨院で筋肉をほぐしてもらうことで、回復が早くなる場合もあります。
ぎっくり腰は放置せず整骨院で診てもらって、より早い痛みの緩和を目指しませんか?