朝アキレス腱が痛いのはアキレス腱炎が原因かも!?治療や治るまでの期間は?

アキレス腱炎

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「朝、ふくらはぎが痛い」「アキレス腱にこわばりを感じる」「アキレス腱付近に熱を感じる」といった症状で悩まされていませんか?

 

ひょっとしてその症状、アキレス腱炎が原因かも知れません。

 

「アキレス腱炎ってなに?」「何が原因で炎症を起こしてしまったの?」と気になる方のために、本記事ではアキレス腱炎について解説します。

 

また、アキレス腱炎になった場合の治療や治るまでの期間についても紹介していますので、つらい痛みに悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。

 

目次

アキレス腱の働き

ところで、アキレス腱にはどのような働きがあるかご存じですか?アキレス腱には歩行や走行、跳躍するときに、下腿三頭筋の筋力を踵の骨に伝える働きがあります。

 

アキレス腱は、人体にある一番大きな腱です。

 

朝アキレス腱が痛い原因

朝起きて「アキレス腱がじんじんと痛む」「時折電気が走ったようにズキッと痛む」ことはありませんか?

 

朝に、アキレス腱が痛む理由として以下のことがあげられます。

  • モートン病
  • 足底腱膜炎
  • アキレス腱炎

以下ではそれぞれどのようなものなのかをまとめています。ぜひ参考にしてみてください。

 

モートン病

 

朝起きてアキレス腱が痛む原因にはモートン病が関わっているケースも。モートン病は間違った靴のサイズ、踵の高い靴、外反母趾、過度なランニングなどで発症します。

 

症状には、足の中指と薬指の間または足の人差し指と中指の間に、しびれや痙攣、ピリピリとした痛みがあり、まれにアキレス腱付近の痛みを感じる場合もあるようです。

 

足底腱膜炎

 

朝にアキレス腱が痛む原因は、足底腱膜炎(足底腱膜炎)の可能性があります。足底にある足底腱膜(そくていけんまく)が走行や跳躍による負荷で小さな断裂や炎症が現れます。

 

症状としては起床時、立ち上がると足の裏やふくらはぎが痛む、長時間の立位、歩行、走行、歩行開始時に足底腱膜付近が痛むなどがあげられるでしょう。

 

アキレス腱炎

 

朝起き上がるときにアキレス腱が痛む原因として考えられるのがアキレス腱炎です。アキレス腱炎とは、ふくらはぎの筋肉と踵の骨を結ぶアキレス腱に炎症を起こす疾患です。

 

アキレス腱に負荷をかけ続け、十分な回復期間をとらないと、アキレス腱の炎症が起こってしまうでしょう。

 

朝、アキレス腱が痛む原因として上記の理由があげられますが、もっとも疑わしいのはアキレス腱炎です。

アキレス腱炎の種類や治療期間について

朝起きて立ち上がるとふくらはぎが痛むアキレス腱炎は、以下の3種類に分けられます。

  • アキレス腱炎
  • アキレス腱周囲炎
  • アキレス腱滑液包炎

それぞれ炎症が起こる場所が異なっているため、具体的に解説します。

①アキレス腱炎

 

アキレス腱自体に炎症が現れ、痛みを感じるのがアキレス腱炎です。アキレス腱には無数の血管が通っているので治療期間は1~2週間程度。

 

しかし、歩行や走行、跳躍で炎症を起こしているアキレス腱に負荷がかかると、血管や細胞が増殖して、慢性的な痛みを伴うようになってしまうでしょう。

②アキレス腱周囲炎

 

アキレス腱の周りはパラテノンと呼ばれる膜で覆われています。この膜はアキレス腱を保護したり代謝をサポートするなどの役割があります。

 

しかし、踏み込む、跳ねるなどの過度な負荷から、パラテノンが炎症を起こすとアキレス腱周囲炎を引き起こしてしまうでしょう。

 

足首やアキレス腱周囲が腫れ、熱感や赤み、痛みが現れます。

 

なお、アキレス腱自体に炎症が起こるアキレス腱炎とは違い、パラテノンには血管が通っていないため、回復には時間がかかってしまいます。

 

治療期間には3週間〜長ければ2ヶ月を要します。

 

③アキレス腱滑液包炎

 

 アキレス腱滑液包炎(あきれすけんかつえきほうえん)は、踵(かかと)とアキレス腱の間にある滑液包が炎症を起こし、発症するアキレス腱炎の一種です。

 

症状にはアキレス腱の腫れ、熱感、痛み、かかと後方の圧痛が挙げられます。治療期間は2~3ヶ月ほどです。

 

滑液包がある踵は、最も負荷がかかる場所なので悪化しやすく、痛みをかばうあまり足首や膝、腰など別の場所に痛みが現れることも少なくありません。

 

アキレス腱炎の原因

 

つらい痛みを伴うアキレス腱炎の主な原因には次のようなことが考えられます。

  • アキレス腱の異常・加齢
  • 筋肉の柔軟性低下
  • 靴や地面の硬さ
  • アキレス腱の使い過ぎ
  • 骨盤のゆがみ

それぞれ詳しく取り上げていますので確認しましょう。

アキレス腱の変形・加齢

アキレス腱炎の原因として、アキレス腱の変形・加齢があげられます。

 

これは、年を取るにつれ、アキレス腱の柔軟性が失われたり、張力が低下したりして、少しの負担でも損傷し、炎症を起こしてしまうためです。

 

また、アキレス腱は主にコラーゲンでできています。加齢がすすむと体の中にあるコラーゲンは減少し、アキレス腱が変形してしまうことも理由にあげられます

 

筋肉の柔軟性低下

 

スポーツやストレスなどで疲労がたまると、筋肉の柔軟性は低下。

 

特に、ふくらはぎにある腓腹筋外側頭(ひふくきんがいそくとう)、腓腹筋内側頭(ひふくきんないそくとう)・ヒラメ筋から構成される下腿三頭筋にアキレス腱が付着しています。

 

するとアキレス腱への負担が増加し、炎症を引き起こす原因になるのです。

 

靴や地面の硬さ

 

アキレス腱炎の原因として靴や地面の方さが関わっていることも。底の硬い靴を履いたり、裸足でスポーツをしたりするとアキレス腱には多くの負荷がかかってしまいます。

 

その結果、衝撃を吸収しきれずにアキレス腱を痛め、炎症を引き起こすでしょう。

 

アキレス腱の使い過ぎ

 

アキレス腱炎の原因にはアキレス腱の使い過ぎ(オーバーユーズ)が挙げられます。

 

「準備運動もせず、運動を始めた」「普段以上に練習をしすぎた」といった場合に、負荷がかかりアキレス腱を痛めます。

 

剣道の踏み込み、長距離のランニングやバスケットボールやバレーボールといったスポーツはアキレス腱を特に使うので、準備運動は念入りに行ってください。

 

骨盤のゆがみ

 

骨盤のゆがみは、アキレス腱炎の原因につながります。これは、本来左右対称である骨盤がどちらかに歪んでしまうと、脚の長さが変わってしまうためです。

 

左右非対称の状態だと、一方のアキレス腱に負荷がかかり炎症を引き起こしてしまうでしょう。

 

このように、アキレス腱炎の原因はさまざまですが、アキレス腱に負荷がかかり炎症がおこるのがポイントになります。

 

朝に痛むアキレス腱炎を緩和させるストレッチ

 

朝に痛むアキレス腱炎にはエキセントリックストレッチングと呼ばれるストレッチがおすすめです。

 

「少しでも症状を緩和させたい」と感じている方は、ぜひ以下の方法を試してみてください。

 

  • 階段や段差のある場所で行う
  • 痛いほうの足の先を段差にかけて、かかとをゆっくりと降ろす
  • アキレス腱が伸び、痛みが我慢できる程度でアキレス腱を15秒間伸ばす
  • 1~3を3回1セットとし、一日2回を目安に行う

ストレッチの最中は痛みますが、アキレス腱をしっかり伸ばすと痛みが改善します。こちらのストレッチを最低2週間続けてみてください。

朝の辛いアキレス腱の痛みは少しずつ改善されていくでしょう。

朝痛くなるアキレス腱炎の治療法

朝、つらい痛みを感じるアキレス腱炎の改善法として、ストレッチを紹介しました。

しかし、「できれば早く治療したい」「整形外科や神経内科の対症療法ではなく、元から治したい」方は整骨院ならではのアキレス腱炎に特化した治療法がおすすめです。

 

具体的にどのような治療法があるのかを、以下で解説しています。ぜひ、参考にしてみてください。

 

整骨院で行えるアキレス腱炎の治療法その①電気治療

 

炎症を起こしているアキレス腱には、電気治療を用いることがあります。これは、微弱電流を患部に当てて組織の回復と疼痛のコントロールに効果が期待できるためです。

 

また、電流による血行促進効果は筋肉のこわばりや緊張をほぐし、マッサージやストレッチといった手技療法を併用することで、より早く症状が回復へと向かうでしょう。

 

整骨院で行えるアキレス腱炎の治療法その②骨盤矯正

 

アキレス腱炎の原因の一つに、骨盤の歪みがありました。ですので、骨盤矯正は有効です。

 

骨盤をもとの位置に戻すことで、左右非対称になった足の長さは対象になり、アキレス腱への負荷がうまく分散され、症状の回復を早めます。

 

整骨院で行えるアキレス腱炎の治療法その③鍼灸治療

 

整骨院で行えるアキレス腱炎の治療法には鍼灸治療があります。鍼灸治療は局所治療全身治療の2種類があります。

 

治療目的や治療方法が異なりますので、以下の表を参考にしてみてください。

局所治療 全身治療
治療目的 ふくらはぎの筋緊張緩和
鎮痛や消炎
腫脹の軽減
自然治癒力の向上
体の機能を調節
治療方法 強く押すと痛みを感じる部分に刺鍼 アキレス腱炎に効くツボを刺激

整骨院では、国家資格を持つ施術者が症状別に治療法を提案し、辛いアキレス腱炎を根治に導きます。

 

アキレス腱炎でお悩みの方は、ぜひ整骨院に足を運んでみてください。

 

整骨院と整体の違い

 

整骨院に似た機関で整体があります。「どちらにも整うという字がついているから同じなのかな?」と思われた方もいるかもしれません。

 

しかし、整骨院と整体は全くの別物です。その違いについて表にまとめましたのでご覧ください。

整骨院 整体
施術者の違い 柔道整復師やカイロプラクターなどをもつ国家資格者 整体師と呼ばれる民間資格者または無資格者
施術の目的 自然治癒を引き出す治療 リラクゼーション

このように、整体はリラクゼーションを目的としているため、アキレス腱炎の治療はできません。しっかり治療を受けたい方は整骨院に行きましょう。

 

 

朝痛みがあるアキレス腱炎の治療には整骨院がおすすめ

 

朝起きてすぐにアキレス腱が痛む場合は、まずアキレス腱炎が考えられます。

 

アキレス腱炎は炎症が起こる場所によって治療期間が異なるため、長期間辛い痛みを感じてしまうかもしれません。

 

アキレス腱の痛みが強くなる前に、一度整骨院にかかってみませんか?整骨院ではアキレス腱炎に特化した治療法が受けられ、さまざまな施術で完治を目指します。

 

もし、現在アキレス腱の痛みに悩まされている方は、一度診てもらいましょう。

 

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