腰痛に適したマットレスの選び方・比較ポイントを解説

腰痛マットレス

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「朝起きると腰痛が….。」

寝起きの腰痛の原因や腰痛と寝具の関連性が気になっている方も多いのではないでしょうか?

この記事では、腰痛とマットレスの関連性・腰痛に適したマットレスの選び方、比較ポイント・マットレスを変えずに腰痛改善を目指す方法を紹介しています。

ぜひ、この記事を参考にして、適切なマットレスを選んで腰痛の改善を目指してみてください。

目次

腰痛はマットレスで改善する?

寝起きの腰痛は、マットレスが合っていないことが一番の原因です。

マットレスが身体に合っていないことで腰部の圧迫や寝姿勢の崩れを招きます。

そして、寝返り回数が減少して血流が悪化し腰痛が引き起こされるのです。

マットレスが原因で起こっている腰痛には、マットレスの見直しが効果的。

しかし、一口に腰痛といっても人によって原因は様々。マットレスを見直しても腰痛が改善しない場合には、他に原因があるかもしれません。

次の章では腰痛の原因、種類を紹介していきます。

腰痛の原因・種類

腰痛の原因・種類は、主に2つに分けられます。

  • 急性腰痛
  • 慢性的な腰痛

それぞれ詳しく解説していきます。

急性腰痛

ぎっくり腰が急性腰痛に当たります。

ぎっくり腰とは、前屈みの姿勢や前屈みの姿勢で物を持ったときに突如として腰痛が起こる症状です。

原因不明のことが多いのですが、筋肉の酷使や腰の骨や周囲の軟骨の老化で起こると言われています。

ぎっくり腰の治癒は通常1ヶ月ほど。

痛みが長引く場合には、神経ブロック注射の治療がされる場合もあります。

慢性腰痛

腰に痛みを感じてから治癒せず6ヶ月以上痛みが持続している場合は、慢性腰痛と呼ばれます。

原因不明のことが多いのですが、不良な姿勢や筋肉の疲労、運動不足、肥満で起こると言われています。

脊柱管狭窄症や椎間板ヘルニアなどの病気から、腰痛を引き起こしているケースもあります。

コルセット等で腰を固定し、痛みの緩和を図る保存的治療が取られることが大半です。

マットレスを見直しても腰痛の改善がない時には、病気が隠れている可能性も考えられるため一度医療機関を受診することもおすすめです。

腰痛とマットレスの関連性

腰痛の原因・種類がわかったところで、腰痛とマットレスの関連性が気になる方も多いはず。

自分の身体に合わないマットレスを使うことで寝姿勢が崩れ、腰に負担がかかることで腰痛が起こります。

硬すぎるマットレスでは、腰とマットレスの間に隙間ができ、腰を支えることができずに負担がかかり腰痛が引き起こされやすくなるのです。

逆に、柔らかすぎるマットレスも、腰が沈みやすく寝姿勢が崩れるため腰痛につながりやすくなります。

腰痛に適したマットレスの選び方・比較ポイント

マットレスの選び方・比較ポイントは以下の8つです。

  • 硬さ
  • 素材
  • 密度
  • 反発力
  • 構造
  • できればおりたたみでないもの
  • 価格より品質重視
  • お手入れのしやすさ

それぞれ紹介していきます。

マットレスの硬さ

高反発の少し硬めのものが良いとされています。

硬すぎ、もしくは柔らかすぎは寝姿勢を崩したり、腰を圧迫することで腰痛を引き起こしやすくなります。

背骨のS字カーブが仰向けでもキープできる状態を保てるマットレスが理想です。

マットレスの素材

マットレスの素材も様々なものがあります。

  • ボンネルコイルマットレス
  • ポケットコイルマットレス
  • 高反発ウレタンマットレス
  • 低反発ウレタンマットレス
  • ファイバーマットレス
  • ラテックスマットレス

それぞれの素材のメリット、デメリットを紹介していきます。

ボンネルコイルマットレス

ボンネルコイルマットレスは、マットレス内部にバネが入ったもので体圧分散に優れています。

通気性や耐久性が良いことがメリット。

寝返りが打ちやすい作りですが、振動が伝わりやすいデメリットも。

また、同じベットに複数人が寝る場合には不向きなので別のマットレスの検討を。

ポケットコイルマットレス

ポケットコイルマットレスは、ボンネルコイルマットレス同様マットレス内部にバネが入っています。

身体の部位に合わせて体圧分散ができるので、横揺れが少なく、振動が伝わりにくい特徴があります。

そのため、同じベットに複数人が寝る場合でも安心です。

しかし、ポケットコイルマットレスは価格が高いというデメリットがあります。

高反発ウレタンマットレス

高反発ウレタンマットレスは「高反発」という言葉の通りマットレスを押すとすぐに元に戻るという特徴があります。

そのため、身体が沈みにくく、腰の負担が少なく寝返りを打つことが可能です。

体圧分散、耐久性が良く、密着性がなく通気性にも優れています。

密着性がなく、通気性に優れている反面、冬は少し寒く感じることがある点がデメリット。

低反発ウレタンマットレス

低反発ウレタンマットレスは体型にフィットする柔らかい寝心地が特徴です。

身体の圧力を軽減することができます。

しかし、高反発ウレタンマットレスに比べて寝返りが打ちづらいことがデメリット。

寝返りは身体の筋緊張を緩和させることにつながるため、腰痛対策には寝返りが必須。

低反発マットレスは柔らかい寝心地の反面、身体が沈み込みやすく寝返りが打ちにくい傾向にあるのです。

ファイバーマットレス

ファイバーマットレスは、高反発ウレタンマットレスに似た硬めの寝心地が特徴です。

素材にポリエチレンが使用され、丸洗い可能なため、清潔に保つことができます。

ファイバーマットレスは熱に弱い性質を持っている事がデメリット。

乾燥機や電気毛布の使用で溶け出す可能性があるため注意が必要になります。

そして、厚みが少ないため、人によっては底つき感が気になるかもしれません。

ラテックスマットレス

ラテックスマットレスは、柔らかさと弾力を兼ね備えたマットレスです。

体圧分散に優れており、柔らかさと反発力のバランスで身体を支えてくれます。

耐久性は良いですが、通気性が悪いことがデメリット。

夏は蒸れやすいため、通気性の良いマットレスカバーを使用すると快適に眠れるでしょう。品質がピンキリで品質の良いものは価格が高い傾向があります。

マットレスの密度

一般的に密度が30D以上のマットレスは寝姿勢を保ちやすいと言われています。

マットレスの密度は「D」と表現され”使われているウレタンフォームがどれだけ詰まっているか”で数値が変わります。

数値が高い程、沢山のウレタンフォームが詰め込まれているため、反発力が高くなるのです。

腰痛が気になる場合には、30D以上のマットレスを選ぶのがおすすめです。

マットレスの反発力

腰痛には「高反発」のマットレスがおすすめです。

実際、低反発マットレスを高反発マットレスに変えただけで腰痛が軽減した事例もあります。

高反発のマットレスは、適度な硬さで腰をしっかり支える力があるため、寝姿勢が保たれやすい点がメリットです。

そして、高い反発力で寝返りや起き上がり時に腰に負担がかかりにくいことも特徴となります。

マットレスの構造

腰痛には「多層構造」のマットレスがおすすめです。

マットレスの構造には多層構造と、ウレタン1枚で作られた1枚構造があります。

多層構造は、1枚構造のものよりも、腰や背骨の湾曲にフィットしやすく体圧分散や腰の負担軽減に役立つのです。

1枚で作られたものを使用する場合は、表面のキルティングカバーに厚みのあるものを選ぶと良いでしょう。

できれば折りたたみでないものがおすすめ

折りたたみ式のマットレスもありますが、折りたたみ式のマットレスはおすすめできません。

折りたたみマットレスには、折り目や繋ぎ目があり、構造上柔らかくなっていることが特徴です。

折り目や繋ぎ目に身体が沈みやすく、腰痛を増強させる危険性があります。

そのため、折りたたみ式マットレスの使用は避けることが望ましいと言えるでしょう。

価格より品質

マットレスの価格はピンキリ。ネットで安く買えますがマットレスの品質は価格に比例します。

価格の高いものは、品質が良く厳しい耐久テストをクリアしたものが多いのです。

長期保証が付いており、5〜10年と長期に渡っての使用が可能になります。

一方、安いマットレスはウレタンフォームの品質が不良なものが多く、耐久性も品質の良いマットレスよりも劣ることがあります。

そのため、すぐに反発力がなくなってしまう可能性があるのです。

寝心地も良くないことが多く、腰痛につながりやすいため、品質の良いマットレスを選ぶことが腰痛改善の効果も。

新しいマットレスに交換する際に、寝心地が不安な場合には長期保証付きのものを選ぶと良いでしょう。

長期保証付きのものは、寝心地が合わない時に期間内は返金や交換をしてもらえる可能性があります。

お手入れのしやすさ

ボンネルコイルや、丸洗いできるタイプのファイバーウレタンがおすすめです。

マットレスは長期に渡って使用するものなので、お手入れのしやすさも選ぶ上で重要になります。

通気性や防カビに優れたものがお手入れがしやすく望ましいとされています。

腰痛の改善には、マットレスの見直しが必要です!

しかし、今すぐマットレスを買い替えるのは難しいという人もいると思います。

そんな人のために、次の章では、今のマットレスを変えずにできる腰痛を軽減する方法を紹介していきます。

今のマットレスを変えずに腰痛改善する方法は?

マットレスを変えずに腰痛を軽減する方法は以下の3つです。

  • マットレストッパーを追加
  • タオルで調整
  • クッションや抱き枕を使用

それぞれ紹介していきます。

マットレストッパーを使用

マットレストッパーは、マットレスが硬すぎる場合に起きる腰痛に効果があります。

マットレスが硬すぎる時は、腰部に圧力がかかるために腰痛が起こります。

マットレストッパーをマットレスの上に敷くことによって、体圧分散効果を得ることができるのです。

その結果、腰の負担軽減につながり、腰痛の軽減を図ることが可能に。

マットレスを買い替えるよりも、安価で済むため、すぐにマットレスを買い替えられない時におすすめの方法です。

タオルで調節

就寝前に腰にタオルを巻き、仰向けの状態で眠ることで腰痛の軽減を図れることもあります。

腰にタオルを巻くことで、腰とマットレスの間を埋めることができ、身体が沈みにくくなります。

しかし、寝ている間にタオルがずれてしまう可能性もありマットレストッパーよりは、効果が劣る可能性があります。

クッションや抱き枕を使用

クッションや抱き枕の使用も体圧分散や身体の安定を得られるため腰痛軽減に効果があります。

使用方法は寝姿勢によって異なり、仰向け寝の場合には膝下にクッションを入れることで腰や背中にかかる体圧を分散することが可能です。

横向き寝の場合には、抱き枕を足の間に挟むことで上になる足が前に出ることなく身体が安定し、腰痛軽減に役立ちます。

自身の寝姿勢に合わせて使用することが大切です。

まとめ

腰痛とマットレスの関連性や腰痛を軽減できるマットレスの選び方がおわかりいただけたのではないでしょうか?

腰痛を軽減するためには、マットレスの見直しが一番の近道。

「高反発」のマットレスは寝姿勢が保ちやすくなり、寝返りや起き上がり時の腰部への負担を軽減することが可能です。

マットレスは長期に渡り使用するものなので、品質も選ぶ上では大切。

すぐに買い替えが難しい時には、マットレストッパーの使用や就寝時のタオルやクッション、抱き枕で寝姿勢を整えることで腰痛の軽減が期待できます。

しかし、腰痛と言っても原因は様々で、中には脊柱管狭窄症や圧迫骨折から起こっている場合もあるため注意が必要です。

もしも、マットレスを変えても腰痛が長引く場合には一度医療機関の受診がおすすめです。この記事を参考に、今一度マットレスを見直し、腰痛の改善を目指してみてください。

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