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突発的・慢性的な腰痛の治療は整骨院へ
「腰の痛みが治まらない」「急に腰が痛くなるときがある」
このような悩みがあるとき、「整形外科と整骨院、どっちに行けばいいの?」と迷ってしまいますよね。
結論、突発的な痛みや慢性的な痛みが出たら整骨院で見てもらいましょう。
本記事では、「なぜ整骨院なの?」という疑問を解消すべく、整骨院の特徴についてまとめました。
また、整骨院にも保険適用と自費治療に分かれるため、それぞれの特徴についてもご紹介します。
突発的・慢性的な腰痛は整骨院に診てもらおう
突発的・慢性的な腰痛は、整骨院に診てもらいましょう。
整骨院では、柔道整復師や鍼灸師の国家資格を持っている先生が触診や問診を行い、症状に応じた治療法を提案してくれます。
また、整骨院は、MRIやレントゲンを使わず触診で原因を探るため、画像では映らない筋肉の痛みをいち早く見つけてくれます。
腰痛は、筋力の低下や損傷、捻挫などによって引き起こされているケースも多いため、治療のファーストステップとして整骨院に診てもらうといいですよ。
整形外科で腰痛は治りにくい
整形外科では、MRIやレントゲンを診察方法として取り入れているため、筋肉や靭帯が原因で起こっている腰痛は治りにくいです。
なぜなら、MRIやレントゲンは、画像で映る骨に異常が疑われる症状の診断に優れているからです。
初めて腰痛になった方の多くは、「整形外科が病院のイメージがするから」といって選んだ結果、痛み止めやコルセットの着用を勧められるだけで終わります。
腰痛に骨が関係していることはほとんどないので、腰に痛みが現れたら、整骨院を受診しましょう。
腰痛の原因
ここで、腰痛の主な原因をみていきましょう。
突発的・慢性的な腰痛の代表的な症状
まず、突発的・慢性的な腰痛の主な原因は、以下で紹介する6つです。
- ぎっくり腰
- 椎間板(ついかんばん)ヘルニア
- 坐骨神経痛(ざこつしんけいつう)
- すべり症
- 腰椎分離症(ようついぶんりしょう)
- 筋筋膜性腰痛(きんきんまくせいようつう)
これらの腰痛は、骨盤周囲の筋力低下や身体の歪み、筋肉の損傷や捻挫などによって引き起こされています。
特に、坐骨神経痛は神経が圧迫されたり刺激を受けたりすることで、腰痛以外にも痺れが起こるので注意が必要です。
突発的・慢性的な腰痛が起こる原因
これらの腰痛が起こる原因は、下記のとおりです。
- 椅子に座っているときに足を組む癖があること
- 猫背になって座り作業していること
- 椅子と机の高さが合ってない場所にいること
腰に痛みが現れて放置していると、筋肉が硬化し、弾力が低下し、骨格に悪影響を及ぼします。
そのため、痛みに気づき次第、早めに整骨院で診てもらいましょう。
治療の必要性の有無も見分けてくれる
整骨院では、治療の必要性の有無も見分けてくれます。整骨院で行ってくれる治療方法は以下のとおりです。
- 電気治療
- ローラーベットや温熱パック
- マッサージ
- 運動療法を用いた後療法
- 整復法
- 固定法
柔道整復師や鍼灸師の国家資格を持っている整体師がいる整骨院では、専門的な方法で患者の腰痛について治療してくれます。
また、触診をメインとしているため、レントゲンやMRIでは分からない筋肉の異常についても発見してくれます。
また、ちょっとした痛みや治りかけの痛みでも、受診が必要な原因を突き止めてくれて、病気が潜んでいる可能性を判断してくれることも…。
整骨院の魅力は、施術者と患者の距離が近くなることです。コミュニケーションを取りながら、身体の状態を確認してくれる点は、「整骨院に行く安心材料」だと言えるでしょう。
整骨院の保険診療について
整骨院で受けられる治療には、保険適用されるものと自費治療のものの2種類があり、保険適用は年齢や保険の種類によって費用負担額が異なります。
ここでは、整骨院の保険診療について以下の3つを紹介します。
- 保険適用されるもの
- 保険適用の費用負担額
- 自費治療
それぞれの違いについて、詳しく見ていきましょう。
保険適用されるもの
整骨院で保険適用されるものは、以下のとおりです。
- 骨折や脱臼、捻挫
- 打撲
- 肉離れ
- 椎間板ヘルニア
- 坐骨神経痛
整骨院では、負傷原因がはっきりとわかっている怪我やいきなり痛みが現れた急性の怪我に保険適用されます。
また、日常生活で同じ動作を行っていて、誤った動作によって引き起こされた怪我についても保険適用です。
たとえば、首の寝違えやぎっくり腰は保険適用に当てはまりますよ。
とはいえ、怪我を引き起こしてから1~2週間程度の間に受診しなければ、保険適用されません。
なお、整骨院によって保険適用される怪我の種類や期間が異なるため、電話やメールなどで確認しておきましょう!
保険適用の費用負担額
整骨院で受けられる保険適用の範囲は、以下のように違いがあります。
保険の種類 | 負担額 |
健康保険・社会保険 | 医療費の3割 |
前期高齢者 | 医療費の1~3割 |
後期高齢者 | 医療費の1~3割 |
自賠責保険 | 自己負担なし |
整骨院では、保険の種類によって保険適用の負担額が異なります。
また、高齢者であれば前期と後期で適用年齢が異なるため、注意が必要です。
自費治療
整骨院で自費治療になってしまうものは、以下のとおりです。
- 日常生活や仕事で引き起こす疲れからくる症状
- 肩こりや腰痛
- 1か月以上前に引き起こした怪我
自費治療では、給与所得や年齢関係なく、全員が同じ額を支払わなければいけません。
地域や症状、治療方法によって異なりますが、5,000~15,000円ほどと設定されている整骨院が多いでしょう(2021年11月時点)。
自費治療は、治療方法によっては高額になる場合もあります。
とはいえ、腕がよい整骨院を選び、治療してもらうことによって完治までのトータル費用は安くなるケースもあります。
保険適用では、治療方法が限られているため、有効的な効果を臨めないケース多々あるでしょう。
実際に、「保険適用の整骨院を受診しているけれど、症状が改善しない」という方は、1度自費治療を受けられる整骨院に受診することをおすすめします。
整骨院で腰の痛みを軽減しよう
このページでは、「腰痛は整骨院に診てもらえばいいのかを知りたい」という方に向けて、腰痛の原因と整骨院の特徴、保険治療について紹介しました。
骨盤周囲の筋力低下や身体の歪み、筋肉の損傷や捻挫等で起こる腰痛は、誰しも1度は経験したことのある痛みですよね。
このページの重要ポイントは下記の3点です。
- 整形外科は骨の異常を見つけるが、整骨院は筋肉の異常を見つける
- 整体師との細かなコミュニケーションによって、痛みについて理解してもらえる
- 保険適用だと治療の幅が狭いため、痛みが改善されないときは、自費治療を選ぶ
整骨院は、柔道整復師の腕によって期待できる効果が変わるため、院選びがもっとも重要です。
痛みを長引かせないためにも、病院選びを慎重に行い、症状や治療方法が自分に合う整骨院を見つけてくださいね!