自宅で簡単!頸肩腕症候群解消ストレッチまとめ

頸肩腕症候群ストレッチ

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目次

頚肩腕症候群の症状

文字通り、首から肩、肩から腕に続く症状の総称。

一般的に整形外科や専門医で診断可能な画像で異常が認められないものは「頸肩腕症候群」という診断が下されるようです。

逆に「首から腕の痛みやしびれ」で画像(MRI・レントゲン)で確定診断を受ける症状としては

「頚部ヘルニア」「頚部脊柱管狭窄症」などが代表として挙げられます。

頸肩腕症候群としての症状は、首から肩、肩から腕、腕から指先、広い範囲としては背中や胸部などにかけての感覚の異常です。

感覚=神経症状ですから、ビリビリしびれたり、冷たく感じたり、熱く感じたり、力が入らなかったり、重だるかったり、などなど感覚異常は様々です。

一番ひどい状態ですと「痛みとしびれで夜も眠れない」というのが臨床上、よくお聞きする症状です。

首の骨、頚椎を損傷しているので「自律神経」の症状(不眠・耳鳴り・めまいなど)も併発する方も少なくありません。

なぜ頸肩腕症候群が起きてしまうのか

首回りの神経の流れ

神経症状・神経痛なのだから、神経が悪いのかと思いがちですが、その神経の流れを悪くする原因がしっかり存在します。

簡単に一言で言えば「骨格のアンバランス」がそれに当たります。

人間の身体は一番深いところに「骨」が存在します。

その骨と骨をつなぐ関節面の動きが悪くなる

周辺の筋肉も硬くなる

神経の流れも悪くなる

神経症状が出てくる

という順番です。人間の体は良くできていて、本来、負担のかかるところは運動が制限されないように組織も形作られています。

頚椎の歪みやねじれはどこから起きているのか

上記の画像のように頚椎の後ろから腕にかけての神経は起きています。

そうすると「首と肩」を正常に戻せば治っていくのかというと、そう簡単にはいきません。

代替療法で、首と肩のマッサージで一時的には良くなっても、また「繰り返す頸肩腕症候群」でお悩みの方は根本的にアプローチできてないと言えます。

つまり、頚椎の歪みやねじれを整えるには、その下の胸椎・腰椎・骨盤と整復しなければ「元に戻ってしまう」可能性が大きくあるのです。

動かなさすぎる生活

人間は生きていく以上、動かなくてはなりません。

しかし、現代社会において「仕事」「日常生活」「趣味」などで過ごす時間は

「動いていても体のバランスを整えるものではない」ケースがほとんどです。

例えばデスクワークでのPC作業。日常生活での屋内での家事や炊事。

いずれも大きく体の関節を動かす動作が少なく、自然と身体の硬さやバランスの悪さを生み出しています。

「趣味のスポーツならいいんじゃない?」

しかし、スポーツは身体を動かして全般的に楽しいものですが、腕を振るウォーキング以外は体のバランスを崩しやすいことがわかっています。

身体を動かしすぎることによるアンバランス

これは、上記のスポーツにもつながることですが「同じ方向や同じ場所の使いすぎ」です。

スポーツなどでは、ゴルフの同じ方向の回転運動やサッカーの同じ足での蹴る動作、野球では投げるのも打つのもやはり片側の同じ動きになってしまいます。

お仕事などでも「ずっと体は動かしてるんだけど」と言われる方でも、飲食関係の方は同じ腕を使って調理をされますし、荷物を運ぶ方でも利き腕に力が偏っていたりなど、身体を酷使しすぎてもアンバランスは出やすくなってしまうものです。

身体でなく精神的なものが大きすぎる場合

骨格の歪みは直接、神経の流れを悪くして頸肩腕症候群を起こしやすくします。

しかし、この人間社会の中では「精神的なストレス」が「神経(自律神経)の流れを悪くする」可能性も頭に入れておかなければなりません。

その理由としては、ストレス=胃の動きを悪くする事を理解する必要があります。

私たちの胃は「これから胃を動かすぞ」と意識しなくても、消化活動を行います。なぜなら、自律神経によってコントロールされているからです。そして、ストレスを感じると交感神経が優位になり、胃を活発に動かす副交感神経の働きが抑制されるので、胃の不調を感じやすくなります。

頚肩腕症候群に効く運動と3つのストレッチ

関節の動きを良くする腕立て伏せ

これは筋肉をつけるのが目的ではありません。

関節の動き、潤滑性を高めることを目標にしています。

①両手・両膝をつく「四つん這い」の態勢を取ります。

②肩幅より、手の平をひとつ外側につきます。

③5秒かけて両肩と両肘が90度になるまで、ゆっくり曲げていきます。

④一呼吸した後、逆に5秒かけて肘がまっすぐ伸びるまで伸ばします。(ここでまた一呼吸)

⑤以上を繰り返す。

「目線」を前方・まっすぐ遠くを見据えることに意味があります。

 

肩こりを感じる筋肉をほぐすストレッチ3種

①両肩と背中の筋肉の硬さを一挙にとる猫のポーズ

肩や背中の筋肉が張りすぎて硬くなっていますので、万歳をより大きくやるような態勢で

静止してもらいます。(痛みを感じるようであれば無理にしないで下さい)

②片方の腕を大きく外転させるポーズ

腕を体幹から90度の方向に外側に伸ばし、ゆっくり自分の身体を逆側に回転するように、

肩の関節全面から胸部の筋肉を伸ばして行きます。

(痛みを感じるようであれば無理にしないでください)

③片方の腕を大きく内転させるポーズ

腕を体幹から90度の方向で内側に折りたたみ、自分の身体を外側に回転させるように調整します。

肩関節の外側から後方、肩甲骨周りの筋肉をストレッチしていきます。

(痛みを感じるようであれば無理にしないで下さい)

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