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背骨がまっすぐのフラットバックによる不調・改善方法まとめ
身体のあらゆる場所が痛い…。常につらい肩こりや腰痛。
そんな身体の痛みに悩まされていませんか?
痛みの原因は、フラットバック(平背)にあるかもしれません。
この記事では、フラットバックによる不調から改善法までを解説していきます。
背骨がまっすぐのフラットバック(平背)とは
フラットバック(平背)とは、背骨の湾曲がない真っ直ぐの状態の背骨のことです。
背骨は、S字にカーブを描いている背骨が本来の正しい形になります。
何らかの原因によって、カーブがなくなってしまうと様々な身体の不調を起こすことも知られています。
フラットバックによって起こる不調については、次の章以降で紹介していきますので、ぜひチェックしてみてください。
次の章では、自分がフラットバックであるかどうか、セルフチェックを用意してみました。
簡単にできる方法なので早速チェックしてみてください!
フラットバックセルフチェック
壁に背中とかかとをつけた状態で真っ直ぐ立ってみてください。
この時、背中と壁の間に片手が入る状態でしたら、背骨の湾曲がある状態と言えます。
片手が入らない場合は、フラットバックである可能性が。
自身の背骨の状態がお分かりいただけたのではないでしょうか?
次の章では、フラットバックによって起こる身体の不調を紹介していきます。
フラットバックだと起こる不調
フラットバックによる不調は、主に3つあります。
- 肩こり
- 腰痛
- 椎間板ヘルニア
それぞれ紹介していきます。
肩こり・首こり
フラットバックの状態の人は、「ストレートネック」である可能性が高いといわれています。
ストレートネックとは、本来はカーブを描いているはずの首の骨がまっすぐになってしまう症状です。
ストレートネックの状態ですと、バランスを取るために頭が自然と前に出ます。
すると、首から背骨にかけて頭の重みがダイレクトに伝わり、肩こりや首こりという症状があらわれてしまう事があるのです。
腰痛
背骨にカーブのないフラットバックは、歩行時や身体の重み等の腰にかかる圧力を分散することができません。
ダイレクトに腰に圧力が伝わるため、腰痛になってしまうことが多くあります。
フラットバックは骨盤が後ろに傾いていることが多いので、深く腰掛けることが困難です。そのため、立っている時よりも座っている時に腰痛を感じることが多くなります。
椎間板ヘルニア
前述の通り、フラットバックは腰にかかる圧力を分散できません。
歩行時に地面から受ける圧力や、身体の重さ等をダイレクトに腰に受けてしまいます。
影響は腰だけではなく、背骨と背骨の間にある椎間板を狭めてしまうのです。
椎間板はゼリー状になっているため、狭くなると突出するのが特徴です。
突出した椎間板が神経を圧迫すると、足の痛みや痺れが出るようになってしまいます。
フラットバックの原因
フラットバックになってしまう原因は何なんでしょうか?
原因は主に3つあります。
- 長時間座っている
- 筋肉が固くなる
- 下を向く癖がある
長時間座っている
デスクワークで長時間座っている人は、フラットバックになりやすい傾向にあります。
長時間の座り姿勢で、無意識におしりが前に出てしまっていることが多くあるのです。
おしりが前に出ることで、腰の骨が座面についてしまうと、腰の骨のカーブがなくなりフラットバックになってしまう危険があります。
おしりを座面の全面につけて座るように心がけてみてください。
筋肉が固くなる
運動不足などにより、筋肉を動かす習慣がない人はフラットバックになりやすい傾向にあります。
筋肉は長時間動かさないと萎縮し、関節の可動域も狭めてしまうのが特徴です。
筋肉を動かさないことで、おしりの筋肉と太ももの裏の筋肉が硬くなると、骨盤が後屈し、フラットバックになってしまう危険性が。
1日に数分でもいいので、筋肉を動かす習慣を心がけてみてください。
下を向く癖がある
必然的に下を向くことが多くなるデスクワークやスマートフォン使用時。
下向きの姿勢で猫背の姿勢が身についてしまうと、猫背のまま筋肉が固定され、フラットバックになってしまう可能性があります。
長時間の使用は避けて、適度に休憩を挟むことを心がけてみてください。
フラットバック改善法
フラットバック改善法は、大きく分けて2つありますので、ここではそれぞれについて詳しく解説します。
日常生活でできること
日常生活でできることは2つあり、どちらも簡単にできますのでぜひチャレンジしてみてください。
座り方を見直す
デスクワークが多い人は、長時間の座り姿勢を保つように心がけてみてください。
まずバスタオルを2枚用意し、1枚は畳んで背中と背もたれの間に挟みます。
さらにもう1枚も畳んで、おしりの骨に当たるように置いてみると姿勢が固定されやすくなります。
最近では姿勢を矯正してくれるクッションも発売されています。
コスパが良いものが多く、椅子に置いてその上に座るだけで正しい姿勢が保ちやすくなるためおすすめです。
ストレッチ
ストレッチによって、筋肉を柔らかくする方法です。
おしりと太ももの裏の筋肉をストレッチすることが重要になります。
おしりと太もも裏の筋肉を柔らかくすることで骨盤が正しい位置に戻り、フラットバックの改善に。
ゆったりとした動きで無理なく筋肉の柔軟性を得ることができるヨガがおすすめです。
整骨院での治療
フラットバックは整骨院での治療も有効です。
整骨院では、骨格や筋肉にアプローチし姿勢矯正を行ってくれます。
姿勢矯正によって、身体が本来あるべき姿勢に戻り、フラットバックによって起こる不快な症状が改善される可能性が高くなります。
座り方を改善したりストレッチをしたりすることと並行して取り入れると、改善への近道となりますよ!
以上、フラットバック改善法を紹介しました。
整骨院での治療が効果的と紹介しましたが、巷では、整骨院の他に、整体院もあります。
両者は混同しやすく、「実際、両者の違いは?」「整体院と整骨院どちらでの治療がいいの?」と気になる方も多いのではないでしょうか?
次の章で整骨院と整体院の違いを解説していきます。
整骨院と整体院の違い
整骨院と整体院の違いは目的の違いです。
整骨院は、骨や筋肉等不調の根本的な原因に働きかけ、治療が目的。それに対して、整体は起きている痛みや不調にのみ働きかけるリラクゼーションが目的です。
持っている資格にも違いがあり、整骨院は「柔道整復師」と言う国家資格を持つ人でなければ施術できません。
一方、整体院は民間資格や無資格でも施術ができてしまうのが特徴です。
フラットバックの治療には、骨の根本的な治療を行ってもらえる整骨院がおすすめになります。
まとめ
この記事では、フラットバックの原因、フラットバックで起こる症状、改善方法を紹介してきました。
カーブを描いた状態が本来背骨の正しい状態であり、肩こりや腰痛などの辛い症状は、背骨がまっすぐのフラットバックにあることがお分かりいただけたのではないでしょうか?
そして、日常生活でできる方法に合わせて整骨院での治療を併用することで効率よくフラットバックを改善することができます。
ぜひ、自分に合った方法で、フラットバック改善と辛い症状の改善を目指してみてください。