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頭痛は入浴で症状は軽くなる?逆に痛みが強くなる場合も!?
「気温や体調の変化で頭が痛すぎる」「片頭痛を元々持っている」「朝起きたら今まで経験したことない頭痛が起こっている」
このような頭痛の症状があると、心配になってしまいますし、何より辛いですよね。
頭痛は、放っておくと重大な病気に関わることもあるので、気になる場合は一度専門家に診てもらうようにしてください。
ただ、「頭痛を良くするためには、処方薬や睡眠しかないの?」と気になっている方も多いと思います。
そういった方には、セルフケアとして頭痛時に入浴することをおすすめします。
しかし「頭痛=入浴」と勘違いしてはいけません。
なぜなら、頭痛によっては症状が悪化してしまう恐れがあるからです。
そこで本記事では、入浴で症状が軽くなる頭痛、入浴を控えたほうがよい頭痛についてご紹介します。
頭痛は入浴で症状は軽くなる?
結論から言うと、頭痛が入浴で症状が軽くなるかどうかは頭痛の原因によります。
頭痛の原因によっては、入浴で症状が軽くなる場合もありますし、逆に症状が悪化する場合もあります。
主に入浴で症状が軽くなる頭痛には、筋肉のこりや肩こりが原因である場合が多く、悪化する場合は、気温の変化や体温変化が原因で起こる頭痛の場合が多いです。
自分の頭痛がどういった原因で引き起こされているか知っていれば、入浴の有無を判断できると思います。
しかし、突発的な頭痛や今まで経験したことのない頭痛が引き起こされると、入浴してもいいのか判断に迷うはずです。
判断に迷ってしまう場合は、入浴はやめておきましょう。
なぜなら、入浴することで頭痛以外にもふらつきや吐き気など、他の症状を引き起こしてしまうかもしれないからです。
痛みや症状と相談しながら、入浴の有無を決めてくださいね。
入浴で症状が軽くなる頭痛
先述した通り、入浴で軽くなる頭痛には筋肉のこりや肩こりが原因である場合が多いです。
ここでは、筋肉のこりや肩こりが原因で引き起こされる「緊張型頭痛」についてご紹介します。
また、入浴時にできるマッサージやストレッチ方法についても解説するので、参考にしてくださいね。
緊張型頭痛
緊張型頭痛とは、肩や首のこりや頭の横の筋肉が緊張することで起こる頭痛のことです。
心身のストレスが原因で引き起こされる場合が多く、入浴することで症状が軽くなることもあります。
緊張型頭痛では、筋肉の緊張が原因で血流が悪くなることがあります。
筋肉内に貯まっている老廃物が周囲の神経を攻撃し、後頭部を中心とした重苦しさや、頭が締め付けられるような痛みが引き起こされるため、注意が必要です。
緊張型頭痛になる人の多くに、同じ姿勢を取り続けているという特徴が挙げられます。
例えば、椅子に座ってのデスクワークや長時間の運転などをしている方のことです。
少しでも該当する部分があって、同様の症状がある場合は緊張型頭痛を疑うとよいでしょう。
緊張型頭痛が引き起こされた場合に入浴時にできる対処法は、以下の2つです。
- 首を左右に回すストレッチ
- 両肩のストレッチ
入浴時以外にも、肩や首周りのマッサージや目を蒸しタオルで温めるなど、さまざまな方法が挙げられます。
少しでも緊張型頭痛を改善するために、自分に合った方法を取り入れてみましょう。
入浴を控えた方がよい頭痛の原因
先述した通り、入浴を控えたほうがよい頭痛もあります。
例えば、突発的な頭痛や、今まで経験したことのない痛みが現れる頭痛の場合です。
ここでは、それらの頭痛の症状が現れる「片頭痛」「突発的な頭痛」の2つについてご紹介します。
片頭痛や突発的な頭痛の場合に入浴してしまうと、ふらつきや吐き気など頭痛以外の症状を引き起こす可能性があります。
そのため、原因や症状を見ながら、自分に当てはまっているかどうかを判断してくださいね。
片頭痛
入浴を控えたほうがよい頭痛の1つ目は「片頭痛」です。
片頭痛とは、脳の血管が拡張して起こる頭痛のことです。
片頭痛が起こる仕組みとしては、頭周りの三叉神経といった場所を刺激し、刺激で発生する構成物がさらに血管を拡張することで引き起こされます。
ズキンズキンといった痛みや頭の中を押し込まれる痛みが特徴的です。
片頭痛持ちの方であれば、痛みが4〜5時間続きます。
長い方だと3日間継続的に痛みが続き、月に1〜2回のペースで起こるケースも。
また、気温の変化や体調の変化でも片頭痛が起こる方もいるので、注意が必要です。
片頭痛の場合に入浴を控えたほうがよい理由は、体が温まって血流が良くなると、血管を拡張してしまうからです。
血管を拡張させると、片頭痛が発症してしまい、酷くなるとふらつきや吐き気を引き起こしてしまいます。
そのため、片頭痛のような症状が頭痛として起こった場合は、入浴を控えるようにしましょう。
また、自分が片頭痛かどうかわからない場合は、病院などで一度専門家に見てもらうことをおすすめします。
突発的な頭痛
入浴を控えたほうがよい頭痛の2つ目は「突発的な頭痛」です。
突発的な頭痛が起こると、以下のような痛みが現れます。
- ハンマーで頭部を殴られたような痛み
- 激しい痛みで意識が遠のく
- 呂律が回らなくなる
- 手足がしびれて、体が動かなくなる
- 激しい吐き気やふらつきを覚える
突発的な頭痛で上記のような痛みが現れた場合、命にかかわる可能性が高い病気をひきおこしているかもしれません。
このような突発的な頭痛が起こったときにもっとも疑われる病気は、くも膜下出血です。
くも膜下出血とは、脳内にある太い血管が破裂し、くも膜の下に血がたまってしまうと引き起こされる病気のことです。
生死に関わる病気のため、多くの人が耳にしたことがあるのではないでしょうか。
くも膜下出血の症状としてもっとも疑われるのが、激しい頭の痛みです。
このような突発的な頭痛が起こると、入浴する気力も出ないと思います。
「今までに経験したことがない」「頭が痛すぎてぼーっとしてきた」などの突発的な頭痛が現れた場合は、病気の可能性が高いため、すぐに病院へ行きましょう。
長引く頭痛は一度専門家に診てもらおう
頭痛が長引く場合は、別の病気が潜んでいる場合があるので一度専門家に診てもらいましょう。
長引く頭痛と関連がある病気は以下のとおりです。
- くも膜下出血
- 脳動脈解離
- 脳腫瘍
頭痛は、命に関わる病気を引き起こしている場合があるので、自己判断してはいけません。
特に、長引く頭痛はなにかしら体に異変が起きていることが原因であるケースが多いので、注意が必要です。
そのため、必ず長引く頭痛やいつもと違った頭痛がおきた場合は、専門家に診てもらいましょう。
頭痛を見てくれる専門家は、頭痛外来や脳神経内科、脳神経外科などです。
専門家に診てもらった結果、緊張型頭痛や片頭痛といった誰にでも経験がある頭痛だった場合は、入浴やその他のストレッチ、マッサージで改善できます。
不安を解消するためにも、一度専門家に診てもらってくださいね。
頭痛時の入浴は気をつけよう
本記事では、入浴で症状が軽くなる頭痛や入浴を控えたほうがよい頭痛、頭痛が引き起こされたときのリスクや何科に行けばよいのかについてご紹介しました。
今回ご紹介した緊張型頭痛の場合は、入浴で症状が改善する可能性があるのでおすすめです。
しかし、片頭痛や突発的な痛みは入浴することで更に悪化させる恐れがあるので、おすすめできません。
自分がどういった頭痛に当てはまるか分からない場合は、一度専門家に診てもらいましょう。