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骨盤矯正後の痛みは好転反応?危険な痛みの見分け方は?
「骨盤矯正をしたのに、なぜか身体が痛い」
このようなお悩みがあるとき、なぜ痛みが生じたのか原因を知りたいと思う方も多いのではないでしょうか。
危険な痛みかどうか、判断できないと原因不明の痛みが続いて不安ですよね。
本記事では、このようなお悩みを解決すべく、骨盤矯正後に痛い原因と危険な痛みの見分け方についてまとめました。
骨盤矯正後に痛い原因は?
骨盤矯正後に痛みが出る原因は「好転反応」と「症状が悪化した痛み」が考えられます。
骨盤矯正をすることによって、長期間に渡って歪んだ骨が正しい位置に戻ろうとします。それによって、だるさや筋肉痛が起こる場合があるのです。
好転反応は身体が良い方向に向かっている証拠ですので、通常は数日で痛みが緩和します。
しかし、不調が長かった場合は、好転反応も長くなりがちです。はじめて骨盤矯正をする方は、体が慣れるまでゆっくりと休むことをおすすめします。
以下で、さらに骨盤矯正後に痛い原因について詳しく解説しました。
好転反応とは?
好転反応とは、鈍くなっていた筋肉の感覚が活発になりだすので、以前より悪化したように感じることです。結果的には骨盤矯正を受ける前より良くなる場合を指します。
また、好転反応には以下の4つの種類があります。
- 弛緩反応
- 過敏反応
- 排泄反応
- 回復反応
元々、持っていた不調によって出てくる好転反応も異なるのです。
以下で、好転反応の種類を詳しくまとめましたので、どのような特徴があるのかチェックしてみてください。
弛緩反応
弛緩反応(しかんはんのう)とは、骨盤矯正などを受けた後に筋肉がほぐれて、溜まっていた毒素や老廃物などが巡回することです。
弛緩反応としては、以下のような症状が起こります。
- 倦怠感
- 疲れ
- 発熱
骨盤矯正後に弛緩反応が出たときは、ベッドで横になって休むようにしましょう。
また、就寝前にコップ1杯の水を飲むと排毒の効果が高まります。
過敏反応
過敏反応(かびんはんのう)は以前に治療したところの痛みやかゆみ、炎症などを起こすことです。
治療したところに血液が流れて、体中の壊れた組織が作り変えられるために生じます。
過敏反応としては、以下のような症状が起こります。
- 身体全体の痛み、かゆみ
- 汗をかく
- 治療したところの炎症、かゆみ、痛み
骨盤矯正後の痛みや炎症などが長時間消えない場合は、病院へ行くようにしましょう。
排泄反応
排泄反応(はいせつはんのう)とは、体に溜まった毒素や老廃物を排出しようとする動きのことです。
具体的には、以下のような症状が起こります。
- 吹き出物、ニキビ
- 発疹
- 尿の色が濃くなる
- 下痢が起きる
水分を多く取るようにすると、排泄反応が活発になるのでおすすめです。また、脱水症状が起きないように気を付けてくださいね。
回復反応
回復反応とは、血行の悪かった部分や血液が止まっていた部分の汚れた血液が、一時的に体全体を巡回し始めるために起こると言われています。
以下のような症状が起こることが特徴です。
- 発熱
- 吐き気
- 腹痛
- だるさ
- 悪血(女性の場合)
2、3日経てば、上記の症状は治まると言われていますが、心配な場合や長引く場合は病院に相談してくださいね。
好転反応が起こりやすい人とは?
好転反応の起こりやすい人には、以下のような特徴があります。
- 症状が重い人、慢性化している人
- 長期間にわたって薬を飲み続けている人
- 強い薬を服用している人
- 加工食品や脂肪分の強い食事をよくしている人
骨盤矯正を受けた人の全員に好転反応が起こるわけではありません。
そのため、日々の生活習慣や身体の状態によって、左右されると言えます。
もし「骨盤矯正を受けたいけど、好転反応が心配」という場合は、事前に整骨院や接骨院に相談しておくと安心でしょう。
好転反応を和らげる方法
- いつもより多めに水分を摂る
- 過度な飲酒はしない
- 体を温めてゆっくり休む
好転反応を和らげるには上記のように、いつもより健康に気を付けて過ごすことが大切です。以下で、詳しい好転反応を和らげる方法をまとめました。
いつもより多めに水分を摂る
骨盤矯正後には、1日あたり1~1.5リットルの水分を摂るのがおすすめです。
1日に排出される水は2~2.5リットルだと言われています。そのうち1リットルが食事に含まれているそうです。そして、体の中で作られる代謝水は200ccほど。
季節や体重、発汗量などによって、もう少し多めに飲んでも良いかもしれません。
いつもより水を飲むことで、血液の流れを良くして老廃物を流すことができるので、好転反応を緩和することに繋がります。
過度な飲酒はしない
施術初日は血行が良くなりすぎるので、飲酒は控えることをおすすめします。血液循環が良くなりすぎると、好転反応が起こりやすくってしまうためです。
骨盤矯正後に飲酒をするという場合、2~3日は空け、様子を見ながら飲むようにしてください。とはいえ、骨盤矯正に関係なく、過度な飲酒は体に良くありません。セーブしながら飲むことを心がけてくださいね。
体を温めてゆっくり休む
好転反応が出た場合は、回復力を高めることが大切です。そのために布団に入ってゆっくり横になって休みましょう。
たっぷりと休息を取ることで、ほどよく血流が良くなって、体の細胞に酸素や栄養を届けてくれるのです。
さらに、栄養のある食事をとれると、より免疫力と回復力のアップが期待できるでしょう。
症状が悪化した痛みとは
骨盤矯正を受ける前にねん挫などのけがをしていた場合に、痛みが悪化する場合が考えられます。
たとえば交通事故のあとに骨盤が歪んでいることで身体のバランスを保っている場合、元に戻すことでバランスが崩れてしまいます。
また、整体院など専門知識のない民間サービスを行うスタッフから施術を受けるのも危険です。
マッサージ店や整体院は民間サービスです。このようなところで骨盤矯正の施術を受けてしまうと、違う方向に関節や筋肉が曲がってしまって、痛みが緩和するどころか悪化するケースもあります。
その場合は骨盤矯正ではなく、ひとりひとりに合わせて筋肉や関節にアプローチを行うことが必要です。
もし数日経っても改善しない場合は、我慢せず、国家資格を持つ柔道整復師のいる整骨院に足を運んでみてはいかがでしょうか。
好転反応と悪化した痛みの見分け方
好転反応 | 悪化した痛み | |
痛みの経過 | 数日で消える | ・日に日に痛みが酷くなる・数日経っても痛い |
体を動かしたとき | なにもない | 痛みが生じる |
好転反応の場合は2、3日で痛みが緩和します。
しかし数日経っても痛みが消えない場合は、症状が悪化した痛みの可能性が高いです。
例外として、動かさなくても痛い場合で内臓疾患に関わる病気が発症している場合があります。
数日経っても痛みが続く場合は、重篤な病気なこともあるので医者へ診察してもらうことをおすすめします。
骨盤矯正後の痛みが改善されない場合の対処法は?
骨盤矯正後の痛みは、好転反応か悪化した痛みのどちらかである可能性があります。
好転反応だと数日で痛みが治まるので、自宅で横になってゆっくり休むのがおすすめですよ。
それと並行して、水をたくさん飲んだり飲酒を避けたりして、生活習慣を整えていきましょう!
悪化した痛みの場合は放置せず、整形外科や国家資格を持つ柔道整復師のいる整骨院に診てもらって、痛みの緩和を目指しましょう。
なお、整体院やマッサージ店の骨盤矯正を受けるのは危険を伴う可能性があります。
これらの店舗は資格がなくても開けるので、適切な骨盤矯正を行うための技術や知識を持っていません。
そのため、整体院やマッサージ店で骨盤矯正を受けることで、痛みが緩和するどころか悪化するケースも考えられます。
今後骨盤矯正を受けるのであれば、信頼できる整骨院・接骨院を頼るようにしましょう。