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肩甲骨はがしは国家資格保有の整骨院がおすすめ
あなたは、「肩甲骨はがし」という施術を聞いたことがありますか?
肩甲骨はがしは、肩甲骨の動きが悪くなって「肩こりがひどい」「姿勢が悪い」「冷えやむくみがある」という状態の人におすすめの施術です。
肩甲骨の動きをよくすることで、これらの身体の不調を取り除けます。
肩甲骨はがしは、国家資格を保有している整骨院や接骨院で受けられます。
肩甲骨が動きにくくなる原因や肩甲骨はがしを受けるメリットについて詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてください。
肩甲骨の役割
肩甲骨は二等辺三角形のような形をしており、胸郭の背面から浮くようにして存在しています。
肩甲骨はとても自由度が高く、肩関節の構成体のひとつとして首や腕、体幹をスムーズに動かしたり、安定性を得たりと重要な役目をしています。
さらに、肩甲骨は鎖骨や胸郭などと連結し、多くの筋肉や関節をバランスよく動かすサポートしているのです。
参照元:【1】【3】
肩甲骨が硬くなるデメリット
肩甲骨はがしの施術を受ける対象は、肩甲骨が硬くなっている人です。
肩甲骨周囲の筋肉が硬くなり動き悪くなることで身体の不調につながります。
ここでは、肩甲骨が硬くなることのデメリットについて説明します。
肩こりや首こりの原因
肩甲骨周囲の筋肉が硬くなり血行が悪くなると、肩甲骨の可動域が低下します。
肩甲骨の可動域が低下することで乳酸という疲労物質がたまりやすくなり、「肩こりや首こり」の原因につながります。
四十肩・五十肩の原因
肩甲骨の動きが硬くなると、四十肩・五十肩の原因になります。
動かないことで肩関節の動きの制限や痛みが発生してしまう状態のことを、四十肩・五十肩といいます。
肩甲骨周囲の筋肉の血行が悪くなると、肩甲骨の動きの低下に伴って肩関節も可動域低下が起こります。
肩関節が日常的に動かなくなると、さらに筋肉がこわばり血管を圧迫し痛みが発生するのです。
新陳代謝が低下
肩甲骨の動きが硬くなると、新陳代謝が低下してしまいます。
肩甲骨には、菱形筋(りょうけいきん)が付着しており、よく働くと代謝が促されます。
しかし、肩甲骨の可動域が悪いと二の腕や背中に脂肪がつきやすくなるのです。
また、肩甲骨のまわりには褐色脂肪細胞(かっしょくしぼうさいぼう)という脂肪を燃焼させ熱を生み出す細胞が密集しています。
肩甲骨が硬いと褐色脂肪細胞も働きにくくなり基礎代謝が低下します。
むくみや冷え
肩甲骨の硬さは、以下のような原因によってむくみや冷えをも引き起こします。
- 肩甲骨の硬さにより血行不良が起こり発生する場合
- 鎖骨や脇の下にあるリンパ節にリンパ液が滞る場合
全身から回収したリンパ液には老廃物や細菌やウイルスなどが含まれています。
リンパ液がリンパ節を介し静脈に流し込まれるため、老廃物などを体外へ排出することが可能です。
リンパ節は老廃物を捉える役割があり、リンパ液がたまりやすいとされています。
そのため、肩甲骨の動きが硬くなってしまうとリンパの流れが悪くなりやすく、むくみや冷えにつながってしまうのです。
姿勢が悪くなる
肩甲骨が正常な位置から外に開き、硬くなってしまうことで前屈みなどの悪い姿勢を引き起こします。
本来であれば、自由度の高い肩甲骨ですが、ベタッと胸郭にへばりついてかたまり、前屈みの姿勢になってしまいます。
前屈みの姿勢は、肩こりや腰痛の原因になるため要注意です。
また、肩甲骨の位置がずれてしまうことで胸の大胸筋や小胸筋の動きが悪くなります。
すると、バストの垂れてしまったり、呼吸が浅くなったりする場合があります。
参照元:【1】【2】
肩甲骨が硬くなる原因
肩甲骨が硬くなるのは、日常生活の何気ない動作が原因です。
知らないうちに首や肩へ負担をかけてしまっています。
例えば、長時間の前屈みの姿勢。デスクワークやスマホ操作により首や肩に負担を強いられ、血行不良となり肩甲骨の動きが悪くなってしまいます。
また、頭の重みは体重の約10%を占めるため、頭の位置が前傾すると首や肩への負担が増加してしまいます。
15度前傾位で頭の重さの約2倍、30度前傾で約3倍もの負担がのしかかり、肩甲骨がガチガチに硬くなってしまうのです。
そのほか、肩甲骨が硬くなる原因には、以下のようなものが挙げられます。
- 荷物を同側ばかりで持つくせ
- ストレスによる自律神経の乱れや血行不良
- バストの重み
- 運動不足
参照元:【1】【2】
肩甲骨の硬さをセルフチェック
ここまで、肩甲骨動きが硬くなることによるデメリットや原因について説明してきました。
あなたの体の不調の原因は、肩甲骨の硬さにあるかもしれません。
肩甲骨は多くの筋肉とつながっているので、バランスよく複合的に動かせる必要があります。
次の3つの方法で自分の肩甲骨の硬さをチェックして現状を把握してみましょう。
チェック①腕を横にバンザイ
腕を肩の高さに水平に上げたところから、さらにどれぐらい上げられるかを見る方法です。
60度以上上がる場合は肩甲骨周囲の筋肉の柔軟性が保たれているため、問題ありません。
45度〜60度の場合は、動きが悪くなっており、ケアが必要です。
45度未満であれば、かなり肩甲骨がガチガチになっており、痛みや姿勢の崩れなども目立っている可能性があります。
チェック ②肩甲骨をタッチ
次に、片手を背中に回し、同側の肩甲骨をタッチしてみてください。
チェック①で問題がなかった人も、手が届かなかったり、片方はできなくて左右のバランスが不均等になっている場合があります。
この場合、肩甲骨をケアすることを考えた方がよいでしょう。
チェック③後ろで合掌
チェック②も難なくできたという人は、手を背中に回し、手をあわせてみてください。
手のひらがピッタリ合掌できれば、柔軟性は高いと判断できます。
肩甲骨はがしのメリット
日頃の習慣によって、肩甲骨がガチガチに硬くなってしまうことや、ご自身の肩甲骨の硬さについてご理解いただけたのではないでしょうか。
このような方におすすめしたい施術こそ、肩甲骨はがしです。
肩甲骨はがしとは、胸郭に張り付いて硬くなった肩甲骨を柔軟にし、肩甲骨を正常な位置に戻し、可動域を広げられる施術です。
肩甲骨はがしをおこなうことで、以下のようなメリットがあります。
血行が改善し、首こりや肩こりが解消
肩甲骨はがしによって、硬くなった筋肉がほぐれ、肩や腕を広範囲に使えるようになるため、肩こりの解消、予防に効果的です。
また、肩甲骨が正常な位置にあると胸郭が開き呼吸しやすくなります。
体に酸素が行き届くことで血行の改善にもつながります。
全身のバランスが整い、姿勢改善
肩甲骨が硬くなり前屈みの悪い姿勢になると、背骨や肋骨、骨盤の歪みを引き起こします。
肩甲骨はがしは、肩甲骨から骨盤、さらには全身のバランスを整え、姿勢を改善することが可能です。
正しい姿勢は筋肉や関節の動きもスムーズにするため、日常生活の負担を減らせます。
新陳代謝がアップして、疲れにくい身体へ
肩甲骨が正常な位置に戻るとうまく使えていなかった筋肉が動きやすくなり、血行が改善します。
また、前屈みの姿勢が改善し、内臓への圧迫が解消されると新陳代謝がアップします。
効率的に身体を動かせるようになるため、疲れにくい身体へ変化していくのです。
脂肪燃焼し、太りにくくなる
肩甲骨の周囲には大きい筋肉が密集しています。
大きい筋肉を動かすことで、血行を改善し、代謝アップにつながります。
また肩甲骨の周囲にたくさんある褐色脂肪細胞は、脂肪燃焼の促進が可能です。
肩甲骨をよく動かして褐色脂肪細胞が刺激すると、体温上昇・脂肪燃焼され太りにくい身体を作れます。
参照元:【1】【2】
肩甲骨はがしは整骨院へ
肩甲骨は、たくさんの筋肉や関節と密接につながっています。
そのため、硬くなっている原因は複雑です。ストレッチの方法は色々ありますが、ガチガチに硬くなった肩甲骨を自分でケアするのは大変です。
整骨院では、柔道整復師など国家資格を保有したセラピストから肩甲骨はがしの施術を受けられます。
肩甲骨周囲のどの部分が原因で動きが悪くなっているのか、しっかり見極めた上で肩甲骨はがしをおこなってくれます。
整体院でも肩甲骨はがしのメニューはありますが、民間の資格や無資格のセラピストが在籍している場合があります。
根本治療ではなくリラクゼーションを目的としていることがほとんどです。
一時的に症状が改善しても、もみ返しを起こし、さらに可動域が低下することもあります。
そのため、肩甲骨周りのこりや痛み、持続的な不調を抱えている場合は、専門家のいる整骨院でへの受診をおすすめします。
肩甲骨の硬さによって思わぬところに悪影響を及ぼしていることもあります。違和感を放置せず、肩甲骨はがしの施術について整骨院に相談してみてください。
参照元
【1】首、肩、腰の痛み、体の不調が消える!新版肩甲骨はがしストレッチ 著書:大塚一樹 p,12〜33
【2】肩・首・腰・頭 デスクワーカーの痛みが全部取れる 医師が教える最強メソッド 著者:遠藤健司
【3】肩関節の機能解剖学的理解のポイント 著書:後藤英之 掲載雑誌:理学療法ジャーナル2013vol.30 No.6 肩関節周囲疾患の機能解剖学的病態把握と理学療法p,628〜633
【4】筋骨格系のキネシオロジー 原著第2版 原著者:Donald A.Neumann 監訳者:嶋田智明 有馬慶美 p,150〜153