女性が肩こりしやすい原因は?女性の肩こり改善方法まとめ

女性の肩こり

本記事にはプロモーションが含まれている場合があります

肩がこって、「だるい」「重い」「我慢できない」とお悩みの方は多いと思います。

日本人の健康問題として男女ともにトップに上がるほど、辛く深刻な「肩こり」。

しかし、実は男性よりも女性の方が肩こりしやすいとご存知ですか?

今回は、女性が肩こりしやすい原因について、身体の構造を理解いただき、肩こりの改善方法についてもご紹介します!

目次

女性が男性よりも肩こりしやすい原因

だれもが一度は経験したことがあるであろう「肩こり」。

実は、女性が男性よりも肩こりしやすいと分かっています。

その原因について、まずは詳しいデータと身体の構造についての知識を交えて解説していきます。

およそ65%の女性が肩こりに悩んでいる

ライオン株式会社が行った、10〜60代の男女を対象とした「健康や美容について気になっていること」というアンケート(2013年調べ)の結果、「肩こり」との回答が大多数を占めました。

このように、肩こりに悩んでいる方は多いですが、男女で比較すると圧倒的に女性の方が多いことが分かっています。

さらに、20〜50代の働き世代と思われる女性においては、65%の方が肩こりに悩んでいるとのこと。

その中でも、20代女性43%、30代女性45%が肩こりの症状を気にしている、という結果となりました。

この回答結果は、同世代の男性と比較すると、倍以上を占めています。

このような結果からも、女性の方が男性よりも肩こりしやすいということがわかりますね。

参照元:Lidea「女性は肩がこりやすい!?女性の「肩こり」原因とは?」

肩こりの代表的な原因

まずは、どのように肩こりが発生するのかを説明したいと思います。

もともと、首から肩の筋肉は全身の筋肉の中でオーバーワークになりやすい構造をしています。

非常に「こり」を感じやすい場所と言えるのです。

さらに、日常生活の習慣などが原因でオーバーワークが重なり肩こりが悪化してしまうのですね。

例えば、以下のような原因が考えられます。

  • 運動不足による筋力低下や血行不良
  • 習慣的に悪い姿勢をとっていること
  • 座りすぎなど、長時間同じ姿勢を取り続けること

その結果、首や肩周囲の筋肉への血行不良が起こり、乳酸という疲労物質が生成されることで、肩こりを自覚するのです。

この悪循環が繰り返されることで筋肉がこり固まってしまいます。

また、血流が滞ると血管の近くに走行している神経を圧迫するため、痛みやしびれが発生する場合があります。

デスクワークを日常的に行う場合やスマホの長時間使用することで起こる眼精疲労や前のめりの姿勢も問題です。

目・首・肩など全身の筋肉は密接につながっているので、肩こりだけでなく腰痛や膝関節痛などの原因にもなります。

女性が男性よりも肩こりしやすい原因は4つ

では、女性が男性よりも肩こりしやすい原因とはなんでしょうか?

主な原因として考えられるのは、以下の4つです。

  1. 男性と比べて筋肉量や運動量が少ないこと
  2. バストの重みで肩に負担がかかること
  3. 冷え性の影響を受けている筋肉
  4. ホルモンバランスの影響

1.男性と比べて筋肉量や運動量が少ないこと

女性の身体は妊娠出産をしやすいように生物学的に脂肪の多い構造をしています。男性に比べると筋肉量や運動量が少ないのです。

そのため、首や肩周辺の筋肉がオーバワークとなったり、血行不良を引き起こすことで肩こりにつながります。

2.バストの重みで肩に負担がかかること

女性はバストの重みがあることで、前のめりの姿勢になりやすいのです。

つまり、肩甲骨が外側に広がり、巻き肩(猫背)姿勢を取ることになります。

この悪い姿勢が背中の筋肉を緊張させてしまい、肩こりが発生してしまうのです。

3.冷え性の影響を受けている筋肉

筋肉はポンプ作用があり、隣接して走行している血管の血液を押し出す役割があります。

しかし、女性は筋肉量が男性より少ないため、その作用が弱く冷え性の方が多いです。

血行不良になると、筋肉の働きが悪くなり乳酸がたまりやすくなるので肩こりが発生します。

4.ホルモンバランスの影響

生理不順や更年期の影響で女性ホルモンの分泌変動が起こると、血行不良を招きやすく、肩こりが強く現れると言われています。

危険な肩こりもある

女性に起こりやすい肩こりですが、実は内臓疾患など病気のサインかもしれません!

危険な肩こりのサインは、以下のような症状を伴うものです。

  1. 運動したとき(階段を登ったときなど)に肩が痛む
  2. 手の痺れや麻痺を伴う
  3. 首や肩を動かしていないのに痛む
  4. 首や肩を動かしていないのに痛む

1.運動したとき(階段を登ったときなど)に肩が痛む

運動したときに発生する場合は、狭心症や心筋梗塞の可能性があります。

関連痛といわれ、心臓とは別の場所に症状が発生する場合があります。

特に、肩こりを突然感じて突然消える場合や、胸の締めつけ感を伴う場合は要注意です。

2.手の痺れや麻痺を伴う

椎間板ヘルニア、胸郭出口症候群頸椎症、頸椎症、後縦靭帯骨化症など、いずれも神経が圧迫されることで、痺れや麻痺を伴う疾患です。

疾患によって神経を圧迫する場所や、症状が発生する姿勢や原因が異なるため、自己判断せず、整形外科にかかることをおすすめします。

3.首や肩を動かしていないのに痛む

(1)肩関節の骨やの異常や軟骨、筋肉などが原因

加齢に伴い発生する肩関節周囲炎(いわゆる四十肩・五十肩)によるものが考えられます。

(2)内臓の病気や高血圧が原因

心臓や肺の疾患がある方や高血圧を指摘されている方も、肩こりや肩の痛みが生じる場合があります。

  

もしこのような症状に心当たりがあるなら、軽視せず病院で検査を受けましょう!

参照元:一般社団法人日本臨床内科医会「わかりやすい病気のはなしシリーズ47」

肩こりによる症状

肩こりでは、首すじ、首のつけ根から、肩または背中にかけて「張った」「凝った」「痛い」といった違和感が生じます。また、頭痛や吐き気を伴うことがあります。

「肩こり」に関係する筋肉はいろいろありますが、僧帽筋(そうぼうきん)という筋肉が凝りやすいです。

僧帽筋(そうぼうきん)は広範囲に走行する筋肉で、後頭部から首すじを支えたり、肩全体を後ろに引っ張っることで肩甲骨を正常な位置に整えたりする役割をもっています。

また、背中から腰の中間にかけて存在し、上体を起こす力も担っています。

首や背中が緊張するような姿勢での作業、姿勢の良くない人(巻き肩・前かがみ)をとることで、僧帽筋(そうぼうきん)を中心とした背中の筋肉が過剰に緊張し、「凝った」と感じるのです。

自分でできる肩こり解消法

ここでは、辛い肩こりの改善が目指せる解消を紹介します。

自分でできる方法を厳選したので、ぜひ今日から実践してみてくださいね。

デスクワークの環境を整える

デスクやイスの高さを自身の身体に合った高さに調節し、前のめり姿勢にならないように注意しましょう。

また、骨盤を支えてくれるクッションを使用することで上体を起こしやすく前のめり姿勢を改善できます。

身体に合った寝具を選ぶ

デスクワークだけでなく、就寝時の姿勢が原因で肩こりが起こることもあります。

長時間同じ姿勢をとることで「こり」を自覚するので、寝返りしやすいマットレスに変えることをおすすめします。

また、枕の高さを調節し、首が反りすぎたり曲がりすぎたりしないようにして、首や肩への負担を減らしましょう。

デスクワークの小休憩をはさむ

デスクワークによる肩こりでは、小休憩を挟むことが大切です。

1時間に5分程度休憩し、立ち上がったり、肩甲骨を開閉する運動やストレッチを行い、血行を促しリラックスしましょう。

このストレッチを行うと脳への血液循環も改善し、集中力を高める効果もありますよ。

身体を温める習慣をつける

「こり」もたらす血行不良の一因は「冷え」です。

夏であってもシャワーで済まさず、ぬるめのお風呂でゆっくり温まる習慣を続けましょう。

温浴は血流アップによるこりの改善に加え、リラックス効果、さらには新陳代謝の促進などの様々なメリットが期待できます。

ホットタオルで首を温めることもおすすめです!

女性に多い肩こりの治療は整骨院へ

肩こりの改善を目指すのであれば、整骨院や接骨院で施術を受けることが早期解決の近道です。

以下では、肩こりに悩んでいる方に整骨院がおすすめな理由と、整骨院での肩こりの治療方針について解説します。

肩こりに悩んでいる方に整骨院がおすすめな理由

整骨院と比較されるのが整体院ですが、こちらは民間療法のため、肩こりに悩んでいる方には、おすすめできません。

確かに、「心地よい」と感じるくらいのストレッチであれば、血行不良を改善し、老廃物を流すことに対して効果的です。

しかし、筋肉に対し強い力で揉みほぐしてしまうと、筋肉痛や揉み返しなどに悩まされてしまいます。

体にとって良いと思って通っていた整体院での施術が、実は身体を痛めつけている可能性も…。

さらに、揉みほぐしによって炎症に発展してしまうと、いわゆる五十肩・四十肩の原因を作ってしまいます。

「ストレッチをしてもなかなか改善しない」「肩こりの症状が辛い」という場合は、自己判断せず整骨院や接骨院を受診しましょう。

整骨院での肩こり治療方針

整骨院では、皮膚表面をさすったりするマッサージによりリンパの流れを良くするためのアプローチが可能です。

国家資格である柔道整復師などが経営している整骨院や接骨院は、こりや張りなどの違和感に対する知識や技術を習得しているので、適切なアプローチが期待できます。

また、主症状は「肩こり」であっても原因は別の場所にある可能性があります。

全身の筋肉や関節は密接に影響し合っています。

「肩こり」が気になっていても、実は腰椎のズレなどが原因で身体のバランスが崩れ、こりや張り引き起こしているかもしれません。

そのため、専門家に身体をチェックしてもらうことで原因をつき止められたり、日常生活のアドバイスをもらうことができます。

整骨院では、急性のケガなどでないと保険適用はされませんが、慢性的な悩みでも整骨院に頼ることをおすすめします。

また、先ほど紹介した病気のサインと言われる危険な肩こりもあります。

「肩こりの原因を突き止めたい」「しっかり診断を受けたい」という場合や、「内臓の不調から起こる肩こりかもしれない」という場合は、整形外科での診察を受け、そのあと必要に応じて整骨院に頼りましょう。

肩こりを解消して健康な毎日を

日本人の健康問題として男女ともにトップに上がる「肩こり」。

特に女性は、男性より筋肉量・運動量が少なく、血行不良を起こしやすいことや、バストの重み、冷え性、女性ホルモンの影響などの理由で「肩こり」を引き起こしやすいと言われています。

このようにさまざまな原因で引き起こされる肩こりですが、日常生活の姿勢や身体を温める生活習慣を整えることで悩みが改善されますよ!

しかし、なかなか改善ができない場合、内臓疾患など病気のサインかもしれません。

「なんだかいつもと違う」、「おかしいな」と感じる場合は自己判断せずに病院を受診しましょう。

病院の検査の結果、「病気ではなく、慢性的に起こる肩こりである」とわかったときは、知識が豊富な柔道整復師のいる整骨院や接骨院にお任せしてはいかがですか?

整骨院の施術であれば、適切なアプローチが期待できるほか、日常生活・姿勢のアドバイスなどももらえます。

辛い肩こりの解消を目指しながら、健康的な毎日を送りましょう!

この記事は執筆された時点での情報を元に記載されております。文書・写真・イラスト・リンク等の情報については、慎重に管理しておりますが、閲覧時点で情報が異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。 記載内容や権利(写真・イラスト)に関するお問合せ等はこちら

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次