肩こりがひどい原因をチェック!肩こりを解消するには?

肩こりがひどい原因

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慢性的な肩こり、本当に辛いですよね。

「首や肩がだるく、いつも張っている。どうしてだろう?」

「ほぐしてもほぐしても、肩から背中がガチガチ。何とかしたい!」

肩こりがひどく、体がすっきりしない状態が長く続くと、気持ちまでイライラしたり沈んだりしてしまいます。

肩こりとひとくちに言っても、不快や痛みを感じる部分が違えば、症状も1人ひとり異なるもの。その原因も、生活習慣によるものから自律神経の不調によるものまでさまざまです。

この記事では、誰にとっても身近な健康トラブルでありながら、なかなか解消できない手ごわい「肩こり」について、原因や治療できる場所、日常生活に取り入れるべき予防や改善のポイントなどをご紹介します。

目次

慢性的・痛みがひどい肩こりの原因

痛みがひどい症状の肩こりは、どんな原因で起こるのでしょうか。

肩こりは、ひとことでいうと肩の筋肉のハリです。

筋肉は、正常に機能しているときは収縮を繰り返し、血液を送るポンプの働きをしています。この血液によって酸素や栄養が全身に送られるとともに、老廃物が取り除かれます。

この筋肉が緊張し、縮んだり弛んだりしない状態が続くと、ポンプ作用がうまく働きません。血液の流れが滞ることで本来取り除かれるはずの老廃物が体内に残り、こりや不快な症状として現れる。これが肩こりです。

ここでは、肩こり、つまり筋肉の緊張を引き起こす主な原因を見ていきましょう

局所的な筋肉疲労

成人の頭の重さは体重の約10%、また、腕の重さは体重の約6%(片腕)と言われています。この頭や腕を支え続けているのが首、肩、背中の筋肉。

長時間同じ姿勢でじっとしていたり、同じような動きを続けていたりすると、これらの局所的な筋肉が疲労してしまい、こりの原因になります。

ずっと同じ姿勢でパソコンやスマホを使ったり、赤ちゃんを抱っこしたり下ろしたり、特定の筋肉に長時間緊張状態を強いると、その筋肉が張ってしまうというわけです。

運動不足

日常生活の活動量の減少、つまり運動不足も慢性的な肩こりの原因の1つです。

大きいポンプと小さいポンプを想像してください。どちらがより大量の血液を送ることができるでしょうか。大きいポンプは筋肉量の多い身体、小さいポンプは筋肉量の少ない身体です。

運動不足で筋肉が衰えれば、当然血液を循環させるポンプ作用が衰え、その結果、老廃物が取り除かれず、こりや不快感に繋がります。

ストレスなどによる自律神経の乱れ

肩こりを引き起こす血行不良の原因に、自律神経の乱れがあります。

  • 交感神経:血管を収縮させ、心拍数を上げて体を動かす
  • 副交感神経:血管を拡張させ、心拍数を下げて体を休ませる

自律神経には上の2つがあり、両方の神経がバランスよく働くことで、血行や消化吸収、体温調節などをコントロールしています。

ところが、ストレスを感じると交感神経の働きが活発になり、血管をぎゅうぎゅう絞めつけるため、血行が悪くなります。

その結果、筋肉が固まり、肩こりや身体の冷えに繋がってしまうのです。

ひどい肩こりの治療はどこが最適か?

肩こりは多くの人が感じている現代病。そのため「たかが肩こり」と自宅でセルフケアを続ける方も多いでしょう。

しかし、頭痛や不眠を引き起こすほどひどかったり、慢性化してしまっていたりする肩こりは、一度しっかりと腰をすえて治療をすることをおすすめします。

ただ、いざ肩こりの治療をしようと決めたとき、「どこに行けばいいのか」というのが新たな悩みの種

ひどい肩こりを解消するには、どんな治療の選択肢があるのでしょうか。以下で詳しくまとめたので、院選びの参考にしてくださいね。

整体院

整体院は、手技による揉みやほぐしで「リラクゼーション効果」「癒し効果」を求めている方向けの民間サービスです。

カイロプラクティックやアスレチックトレーナーなど、協会や専門学校などの民間団体が認定する資格を持つ人が開設していることが多いです。

施術のアプローチによって異なりますが、整体で得られる効果は主に以下のものです。

  • 身体の痛みの緩和
  • リラクゼーション
  • リラックス
  • 運動パフォーマンスの向上

「ちょっと肩が張っていてほぐしてほしい」といった、肩こり初期のリラクゼーションや癒しに効果があります

注意したいのは、整体院を開設するのに義務付けられている資格はないということ。

そのため、どんな施術をするかはサロンによってまちまちです。独学で開業も可能なため、優れた院もあれば、技術や知識を持たない院もあることを頭に入れておく必要があります。

施術前に「どんなことをするのか」を確認し、正しい知識と技術を持っていて信頼できるお店かどうかをしっかりと見極めましょう!

整骨院(接骨院)

痛みがひどい肩こりの場合は、まずは整骨院を利用することをおすすめします

整骨院は、骨、筋、靭帯、関節などの損傷に専門的な技術で対処し、予防などのアドバイスも受けられる治療院。

整骨院の施術者は、文部科学省・厚生労働省管轄の学校で3年以上学び、その後、「柔道整復師」「鍼灸師」などの国家資格の試験に合格した専門家です。

整骨院では、手技による揉みほぐしだけでなく、肩こりの原因・症状に合わせた多角的なアプローチを受けることが可能です。

  • 手技(筋肉、関節、骨格にアプローチ)
  • 鍼灸(経絡、ツボにアプローチ)
  • 電気治療などの物理療法

整骨院では、医師と連携して医業類似行為をすることが認められています。

そのため、整骨院で治療を受けても症状が改善しない場合や、整骨院では治療ができない症状の場合、最寄りもしくは提携の整形外科を紹介してくれることもあります。

整形外科

肩こりは「症状」であって「病名」ではありません。そのため「肩こりで専門医に診てもらうなんて」と思われる方も多いのではないでしょうか。

ただ、前述した「整体院」「整骨院」とは異なり、整形外科では医学的な診断と医療行為が受けられます。

痛みが我慢できないとき、骨折やケガ、頸椎椎間板(けいついついかんばん)ヘルニアなどの疑いがあり、レントゲンやMRI検査を受けたいときなどは、整形外科を受診しましょう。

肩こりの予防・改善のポイント

肩こりはたいていの場合、なんとなく筋肉がはっているといった「こり」の症状から始まり、徐々に「張り」や「だるさ」「重さ」といった不快感を感じるようになります。

「ギュっと掴まれているように痛い」「鉄板がはいっているようにガチガチで動けない」といったSOS状態になる前に、日常生活の中で取り入れられることから、肩こりを予防・改善していきましょう。

ここでは、ひどい肩こりになる前に気をつけるべき、予防・改善ポイントをご案内します。

ポイント1:同じ姿勢・動きを長く続けない

肩こりを引き起こす原因は、筋肉の緊張でしたね。

同じ姿勢や同じ動きを長く続けないことが、肩こりの予防、悪化防止には不可欠です。

  • 正しい姿勢を意識し、特に前かがみの猫背にならない
  • 同じ姿勢で作業をするときは、適度に休憩を取り姿勢を変える
  • 休憩時には首と肩を回し、腕を上に上げて、頭と腕を支えていた筋肉をほぐす

ポイント2:身体を温める

筋肉が緊張すると血管が圧迫され血行が悪くなります。

冷えは自律神経の乱れを悪化させますので、身体を冷やさないことも肩こりの予防・改善に有効です。

  • ぬるめのお風呂にゆっくりに入って身体を温める
  • 筋肉のハリを感じたら、さすったりマッサージをしたりしてほぐす
  • 肌に貼る使い捨てカイロや蒸しタオル、肩こり用の温熱シートなどを積極的に使う

ポイント3:バランスの取れた食事をし、十分な睡眠をとる

肩こりの原因である血行不良と自律神経の不調は、食生活や睡眠を改善することで防げます。

偏った食生活や睡眠不足をあらためて、ストレスレスな生活を心がけましょう。

  • 血液どろどろの原因となる糖質や脂質を控えた食生活をする
  • 枕の固さや高さ、掛け布団・ブランケットの質にこだわり、快適な睡眠を目指す
  • 就寝前は考えごとやスマホの利用を止め、リラックスする

この3つのポイントを日常生活に取り入れて続けることが、肩こりの予防・改善に繋がります。

ただし、痛みを伴うような肩こりや長引く肩こりの場合は、自己判断は禁物

専門知識を持った施術者のいる整骨院など、プロに早めに相談しましょう。

肩こりは生活習慣が大事!原因を理解して改善を目指そう

日本人の生活習慣病で、腰痛とトップを争う肩こり。この記事では、慢性の肩こりに悩む方に向けて、以下の内容をお伝えしました。

  • 慢性的・痛みがひどい肩こりの原因
  • ひどい肩こりの治療はどこが最適か?
  • 肩こりの予防・改善のポイント

肩こりを悪化させないために必要なのは、原因を理解して、改善できそうな生活習慣を変えることです。

ただし、同じような生活をしている場合でも、身体の使い方、冷え性かどうかといった体質、ストレスの有無などの違いによって、肩がこりやすいかそうでないかは変わってきます。

改善できそうなことを試しても不調が続く場合は、肩こり以外の病気が原因の可能性もあります。

「たかが肩こり」と放置したり、セルフケアを続けたりせず、早めに整骨院などの専門家に相談しましょう。

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