腰痛に効く漢方や治療法を解説

腰痛漢方

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腰痛に悩んでいる人は多いですよね。中高年の方に限らず若い世代でも腰痛に悩まされることが珍しくありません。

腰痛は、「机に長時間座って仕事をしている」「重いものを持つことが多い」「運動不足で筋力が落ちている」といった方に起こりやすいです。

腰痛があると、腰をかばって生活するため不便ですよね。完治させてスッキリしたいものです。

実は「腰痛治療に漢方が効く」というのをご存じでしょうか?

そこでこの記事では、腰痛に効く漢方薬と治療法について解説していきます。

目次

腰痛の原因

腰痛にはさまざまな原因があり、人それぞれ違う原因で腰痛になっています。

筋肉痛のような軽いものから、ちょっと怖い病気が隠れていることもあるので注意が必要です。

腰痛になる主な原因は、以下の3つに分けられます。

  • 腰の神経の障害
  • 内臓の病気によるもの
  • 腰の関節や筋肉によるもの

以下で詳しくまとめたので、ご自身の症状と照らし合わせながらチェックしてくださいね。

腰の神経の障害

腰痛全体の約10パーセントは、腰の神経の障害が原因だといわれています。

腰の神経の障害とは、腰部脊椎柱管狭窄症(ようぶせきちゅうかんきょうさくしょう)や腰椎間板ヘルニアなどのことです。

腰の神経に刺激が加わることで腰痛を引き起こしています。

腰部脊椎柱管狭窄症(ようぶせきちゅうかんきょうさくしょう)

脊柱管(せきちゅうかん)とは、椎骨が連なってできたトンネル状の管で、その管の中には脊髄神経があります。

脊椎柱管狭窄症とは、脊柱管が変形するなどして狭くなり、神経が圧迫されることです。

脊椎柱管狭窄症は主に加齢によって引き起こされます。

腰の部分に起こる脊椎柱管狭窄症では、腰から下のしびれや痛みで歩行が困難になることもあります。

少し休むと楽になり再び歩くと痛くなるといったことを繰り返します。この症状は間欠跛行(かんけつはこう)と呼ばれています。

腰椎間板ヘルニア

椎間板ヘルニアとは、背骨の骨と骨の間にある椎間板が変形し、飛び出してしまい神経に触れている状態のことです。

椎間板が神経に触れていることで、手足や腰の痛み・しびれといった症状が起こります。

背骨の後ろ側にある脊柱管の中には、脊髄神経がとおっています。ここに椎間板が飛び出して神経が圧迫されると、神経の先にある部分がしびれたり痛みを感じたりするのです。

この椎間板ヘルニアが腰で起こっているのが「腰椎間板ヘルニア」です。

腰椎間板ヘルニアが起こることで、腰痛の原因となるだけではなく、下半身の痛みやしびれが引き起こされることもあります。

内臓の病気によるもの

内臓に疾患がある場合も、腰痛を引き起こすことがあります。

内臓から腰にはたくさんの神経が伸びているので、内臓の調子が悪いことが原因で腰痛になってしまうのです。

  • 慢性すい炎
  • 腎う腎炎
  • 尿路結石
  • 十二指腸潰瘍(かいよう)
  • 子宮内膜長

以上のような病気で腰痛になることがあります。

内臓の病気が原因での腰痛は、ストレッチやマッサージなど外部からのアプローチでは改善しないのが特徴です。

内臓の病気が原因の腰痛の場合は、放置していると病気が進行してしまいます。

「腰痛がなかなか改善しない」と思ったら、悪化してしまう前に病院で診察してもらいましょう。

腰の関節や筋肉によるもの

腰痛の全体の85パーセントは、腰の頚椎関節や筋肉に原因があるとされています。

原因を特定するのは困難なため、痛みを緩和するなどの対症療法をとることが一般的です。

普段の姿勢が悪い、腰に負担のかかる動作が多いなどその人によって原因はさまざまです。

例えば、腰の筋肉や関節に負荷がかかることで、腰痛の原因になっているケース。

また、腰の関節や筋肉を酷使することで、腰痛の原因となっている場合もあります。

腰に負担のかかる仕事についている方は、意識して日々のケアを行うようにしましょう。

仕事の後に軽いストレッチを行うだけでも、効果があります。

よい姿勢を心がけ、腰に負担のかからないような生活をすれば、腰痛が改善していくこともあります。

腰痛の治療法

「つらい腰痛をはやく治したい!」という方のために、腰痛の治療法を紹介します。

まず、腰痛になってしまったら、整骨院へいくことをおすすめします。

もし、内臓の病気からくる腰痛ですと病院で早期発見をする必要があります。

しかし、原因がよくわからず慢性的な腰痛は、整骨院が得意とするところです。

原因がわからない腰痛の場合、病院の治療は対症療法といって、痛みをとることをメインにしています。

整骨院ですと、腰痛の根本から治すようにアプローチ方法を提案してくれますよ!

整骨院での治療

整骨院では腰痛治療を「手技療法」によって行ってくれます。手でツボを押したり、からだをもんだりする療法です。

症状が強く出ている部分だけにアプローチするのではなく、痛みのおおもとを探し出して改善していくのです。

症状が重い場合などは「鍼・灸療法」も取り入れ、からだの内側から血液循環をよくして腰痛へアプローチします。

整骨院での治療は、腰だけでなくからだ全体のバランスを整えることで、結果腰痛の改善につながるというものです。

自宅でできるストレッチ法や、腰痛改善によい姿勢などもアドバイスしてくれます。

整骨院に頼りっきりになるのではなく、普段の生活から気をつけて、腰痛の完治を目指していきましょう!

漢方薬での治療

整骨院での治療に合わせて漢方薬を服用することもおすすめです。

漢方薬は自然由来で優しい成分なので、安心して飲むことができます。

妊娠中に腰が痛くなったときなどにも服用できるのが嬉しいところですね。とはいえ、妊婦さんの服用は医師に相談してからにしてくださいね。

整骨院でからだの外側から、漢方薬でからだの内側から腰痛へアプローチしましょう。

腰痛に効く漢方薬

「腰痛治療にはどの漢方薬を飲んだらよいの?」

漢方薬は種類もたくさんあり、知識がないとなかなか手が出せませんよね。

漢方薬はきちんと漢方薬局で処方してもらうのが安心です。

腰痛に効く漢方薬にはどんなものがあるのか、以下を参考にしてみてください。

牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)

牛車腎気丸は、腰痛だけでなく、下肢痛・しびれなどの症状にも効果があります。

「シクシクとした腰の痛みが慢性的に続く」「足腰が冷える」「頻尿や排尿困難がある」「腰から下に力が入らない」といった症状の方におすすめの漢方薬です。

疎経活血湯(そけいかっけつとう)

疎経活血湯は、腰痛・関節痛・神経痛などに効果のある漢方薬です。

「雨天や湿気が多い日に腰痛が悪化する」「腰に鈍痛がある」「皮膚につやがなく、筋肉がひきつる」という方におすすめです。

桃核承気湯(とうかくじょうきとう)

桃核承気湯は腰痛の他にも、便秘や月経不順にも効果があります。

「キリキリと刺すような痛みがある」「下腹部に圧迫感がり、張ったような感じがする」「重いものを持ったときに腰痛になった」といった方は服用してみてください。

独活寄生丸(どっかつきせいがん)

独活寄生丸は腰痛・関節痛・下肢のしびれや痛みに効果のある漢方薬です。

「腰や膝が冷えて痛い」「足腰がだるく力が入らない」「関節のまげ伸ばしがしにくい」といった方におすすめの漢方薬です。

腰痛でお困りなら整骨院や漢方薬局へ

腰痛を抱えたまま生活するのは、不便だしつらいですよね。原因を突き止めてはやく治したいものです。

腰痛にお悩みなら、整骨院・接骨院に頼ることをおすすめします。

整骨院の治療に漢方薬を合わせると、からだの内と外からのアプローチで腰痛の改善を後押ししてくれますよ。

腰痛の原因は人によってさまざまで、慢性的な腰痛を我慢したまま生活している人も多くいますよね。

しかし、腰痛を我慢をしていると、治らないばかりか悪化の一途をたどってしまうおそれもあります。

腰痛にお困りなら、一度整骨院や漢方薬局を頼ることをおすすめします。

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