膝・足の甲・手首の靭帯損傷の症状や治療法・リハビリについて徹底解説

靭帯損傷

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「靭帯が痛い」「膝の腫れが治まらない」

このようなお悩みがあるとき、なぜ靭帯の痛みが起こっているのか気になる方も多いのではないでしょうか。

完治を目指すために、正しい靭帯損傷の治療法やリハビリについても知っておきたいですよね。

本記事では、このような疑問を解決すべく、膝・足の甲・手首の靭帯損傷における症状について解説しました!

また、再発防止をしたい方に向けて、靭帯損傷の治療法・リハビリについても徹底解説しています。

目次

膝靭帯損傷の症状

膝靭帯損傷の症状は、以下のように治療期間によって異なります。

期間・状態症状
けがをしてから3週間以内・膝の痛み
・可動域制限
・腫れ(関節の内出血)
けがをしてから3週間以上・痛み、腫れ、可動域制限は回復してくる
・膝の不安感
不安感を放置すると・慢性的な痛み、腫れ

膝靭帯損傷では、けがをした直後で痛みがあっても動けることがあります。また、骨折に比べると痛みが少ないため、運動を続けてしまうケースも。

さらに、膝靭帯損傷を放置していても、痛みや腫れは2週間程度で治まります。

しかし、痛みや腫れが引いて完治したと勘違いをして、そのままにしていると悪化して違う病気を併発することもあるため、要注意。

膝靭帯損傷を治してなるべく早く競技や日常生活をスムーズに送るためには、早めの対処が必要です!膝靭帯損傷の治療がしたい方は、整骨院の受診をおすすめします。

以下で、膝靭帯損傷で併発しやすい怪我について解説しました。

膝靭帯損傷で併発しやすい怪我

膝靭帯損傷で併発しやすい怪我は、膝関節が欠けたり、亀裂が生じたりする「半月(板)損傷」や、膝を支える組織が傷つく「軟骨損傷」などがあります。

半月損傷や軟骨損傷を併発すると手術もより複雑になり、治療期間が長引く可能性が考えられます。

また、正しく治療をして膝靭帯損傷が回復していても、完全に安心はできません。膝靭帯損傷が完治するまでは、スポーツの中での着地やぶつかる動作で酷くなることも考えられます。

膝靭帯損傷を完治させるためには膝の不安感を放置しないように気を付けましょう!膝靭帯損傷の治療がしたい方は、整骨院で見てもらうのがおすすめですよ。

膝靭帯損傷の原因

膝靭帯損傷の原因は膝に大きな力が加わることです。一般的には、膝の関節に力が加わった方向の靭帯が損傷します。

膝靭帯損傷が起こるケースとして多いのは、スポーツ時や交通事故、それから転倒をしたときなどです。

以下で、膝靭帯損傷になりやすいスポーツをチェックしてみましょう。

  • 人とぶつかる機会が多いスポーツ:ラグビー、柔道
  • 急な移動やジャンプが多いスポーツ:バスケットボール、バレーボール

膝靭帯損傷を予防するためには、運動前に準備運動を行ったり、日ごろから筋肉を鍛えておくようにするのがおすすめです。

膝靭帯損傷の治療をしたい方は、早めに整骨院を受診してくださいね!

膝靭帯損傷の治療内容

膝靭帯損傷の治療内容は、以下の表のように保存療法と手術があります。

治療法内容治るまでの期間
保存療法・サポーターを付ける
・装具やギプスで固定
6週~8週間
手術靭帯修復術と再建術3~6カ月

膝靭帯損傷では、基本的に保存療法で様子を見ます。そして保存療法でも治らない場合、手術を行います。

膝靭帯損傷における怪我の状態によって最適な治療方法が違うため、膝靭帯損傷における治療は整形外科の主治医と相談しながら決めるのが良いでしょう。

靭帯修復術と再建術の違い

膝靭帯損傷で手術をする場合は、靭帯修復術と再建術があり、それぞれ以下のような違いがあります。

治療方法治るまでの期間
靭帯修復術針で縫う6~8ヶ月(スポーツの復帰や肉体労働)
再建術自分の組織を用いて、靭帯を新たにつくり直す日常生活:3カ月~6カ月程度
スポーツ復帰:6カ月以降
肉体労働:4カ月以降

一般的には治るまでの期間が早いため、膝靭帯損傷では再建術を用いられることが多いです。

しかし、膝靭帯損傷と併発して膝関節の骨にある軟骨「半月板」が損傷している場合は、靭帯修復術を行うケースがあります。

状況によっても、膝靭帯損傷の手術方法は異なるので、整形外科の主治医と相談して決めるようにしましょう。

次に膝靭帯損傷の再発防止法について解説します!

膝靭帯損傷の再発防止法

スポーツによる膝靭帯損傷の再発防止法は、運動前に準備運動を行うことです。また、日ごろから膝や太ももの筋トレをしておくのもおすすめです!

膝靭帯損傷の手術後に回復を目指す方は、整骨院でリハビリを行うようにしましょう。

膝靭帯損傷のリハビリは少しずつ膝を動かして動ける範囲を広くしたり、筋力を回復させたりするための訓練を行います。

また、膝靭帯損傷を完治させたい場合は、リハビリは必ず自己判断で辞めないようにしててくださいね。

リハビリは整骨院や病院などプロに相談しながら進めるのが最適です!

詳しい膝靭帯損傷のリハビリ内容は、以下で紹介しています。

膝靭帯損傷のリハビリ内容

膝靭帯損傷のリハビリ内容は、腫れや可動域の回復をするストレッチや筋トレです。

  • 歩けない場合:冷やして足を伸ばす
  • 体重をかけられる場合:スクワット、空気椅子

上記のように怪我の進行具合に合わせて、膝靭帯損傷のリハビリ内容は変わります。

間違ったリハビリをすると、膝靭帯損傷が余計に悪化することも考えられるので注意してくださいね。

また、膝靭帯損傷だと思っていても、重症度の高い捻挫やその他の膝関節における怪我の可能性があります。

怪我の状態を整形外科や整骨院などで診てもらっていない場合は、リハビリをする前にプロに診断してもらいましょう。

膝以外の靭帯損傷

膝以外に起こりやすい靭帯損傷には、足の甲や手首などがあります。

靭帯損傷部分原因症状
足の甲スポーツ時や、階段を踏み外した際などにひねるくるぶしの腫れや血液が溜まる
手首手を使うスポーツや、転んだことによる強い外側からの圧力痛みや内出血

手首の捻挫による症状は痛みや内出血で、曲げ伸ばしが困難になります。手首の靭帯が完全に断裂しているときは、関節が曲がらないケースも。

膝以外でも靭帯損傷が起こったら、まずは整骨院でけがの状態を診てもらいましょう。以下で、靭帯の中で損傷しやすい部分についても紹介します!

靭帯の中で損傷しやすい部位は?

靭帯の中で損傷しやすい部位は、膝関節の内側にある「内側側副靭帯損傷(ないそくそくふくじんたい)」です。内側側副靭帯損傷は膝の中でも大きな靭帯で、主に膝の内側を安定させる役割をもっています。

また、内側側副靭帯損傷は、スポーツや日常生活で最も使う部位のため、損傷しやすいと言えます。

内側側副靭帯損傷の治療をしたい場合は、整骨院や整形外科を受診しましょう。

前十字靭帯損傷

前十字(ひざぜんじゅう)靭帯損傷の症状は、けがをした瞬間はブチッといった音と同時に強い痛みが起こることです。前十字靭帯損傷における痛みの程度は、立ち上がるのも難しくなるほど。

また、痛くても骨折と違い、そのままスポーツを続けてしまうこともありますが、数時間で関節の中に血が溜まい、徐々に腫れが強くなると曲げ伸ばしすら困難になるケースも。

前十字靭帯損傷は2週間程度で自然と腫れや痛みが治まるため、完治したと勘違いして運動ができるようになることもあります。

ほとんどは膝のズレや不安感で、前十字靭帯損傷の治療をしないと運動ができない場合が多いです。

詳しい原因や治療法を知りたい方は、前十字靭帯損傷の記事をご覧ください。

内側側副靭帯損傷

内側側副(ないそくそくふく)靭帯損傷の症状は、強い痛み、腫れ、膝が硬くなった感じ、歩きにくいなどが挙げられます。内側側副靭帯損傷の特徴としては、ほかの靭帯と比べて痛みが強いことです。

内側側副靭帯の原因は、アメフトやラグビーなどのぶつかる機会が多いスポーツによるものが多いです。

症状や原因についてもっと知りたい方は、内側側副靭帯損傷の記事を見てみましょう。

リスフラン靭帯損傷

リスフラン靭帯損傷の症状は、腫れ、体重をかけたときに足の甲が痛いといった症状です。リスフラン靭帯損傷における重症の特徴として、ひどい痛みからかかとでしか歩けなくなることも。

リスフラン靭帯損傷の原因は、つま先が地面についているときにかかとから大きな力が加わることです。リスフラン靭帯損傷が起こりやすいスポーツとして、着地の際にねじれやすいフィギアスケートやテニスなどがあります。

詳細はリスフラン靭帯損傷の記事に載っているため、気になる方はチェックしてみてくださいね。

前距腓靭帯損傷

前距腓(ぜんきょひ)靭帯損傷の症状は、外側のくるぶしの前後やしたに痛み、腫れ、内出血などを生じることが多いです。

前距腓靭帯損傷の原因はフィギュアスケート時や転びそうになったとき、足関節に急な力が加わることです。

人間の構造上、ちょっとした動作で前距腓靭帯損傷になりやすいため、老若男女問わず気を付けましょう。

治療法や対処法などを知りたい方は、前距腓靭帯損傷の記事をご覧ください。

手首靭帯損傷

手首靭帯損傷の症状は、手の関節や小指側の手首に痛みが生じることです。手首靭帯損傷になると、日常生活ではドアノブを回すような手首をひねる動作が難しくなります。

手首靭帯損傷の原因は、繰り返し手の関節に強い衝撃や負担がかかること。手首靭帯損傷が起こりやすいスポーツとしては野球やテニスなどがあります。

また、スポーツ以外における手首靭帯損傷の原因は、年を取ったことで手首が変形してくることも考えられます。手首を痛めたと思ったら放置せずに、整骨院や整形外科を受診してくださいね。

詳しい症状や原因などが気になる方は、手首靭帯損傷の記事で確認してみましょう。

靭帯損傷をしたら整骨院や整形外科を受診しよう!

靭帯損傷は放置せずに、整骨院や整形外科で診てもらいましょう!

整骨院では膝・足の甲・手首の靭帯損傷の正しい処置やリハビリを行って、痛みや腫れを緩和させることができます。

注意点としては、手術は医療行為になるため、整形外科でしか行えません。

整骨院でリハビリをする場合にも、医師の許可を取ってから行うようにしてくださいね!

靭帯のけがに対して正しい処置をして、スポーツや日常生活をスムーズにこなせる状態を目指しましょう。

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