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首のこりをほぐすツボで痛みをスッキリ解消!
「頭がおもだるい感じがする」
「首と肩が痛くて頭も痛くなってきた」
このように首のこりからくる症状に悩まされていませんか?
首のこりが気になりつつも、毎日忙しくて十分なケアができていない人もいることでしょう。
そこで今回は、首のこりに効果があるツボや首のこりを根本から解消する方法をご紹介します。
首がこる原因は?
首のこりとは、首の後ろのうなじ周辺の筋肉が緊張し、血行が悪くなることで起きます。
首がこる原因はさまざまですが、主に次の4つが考えられます。
- スマートフォンやデスクワークの前傾姿勢
- 眼精疲労
- ストレス
- 枕や寝具が合っていない
それでは1つずつ詳しくみていきましょう。
スマートフォンやデスクワークの前傾姿勢
首や肩の筋肉は、体重の8~10%を占める重い頭を常に支えているので、日常生活をしていてもこりやすい場所です。
とくにスマートフォンを見る時やデスクワークでに前傾姿勢になると、首に過度な負荷がかかり、こりが強くなります。
前傾姿勢の状態が長く続くと、頭の重さにより首の骨のカーブが真っ直ぐに伸びてしまう「ストレートネック」になってしまうので注意が必要です。
ストレートネックになると、首の周りの筋肉の緊張がさらに強くなり、首のこりだけでなく頭痛やめまいなどの症状が表れることもあります。
眼精疲労
眼精疲労とは、その名の通り目の疲れから起こる症状のことを言います。
目の乾燥やかすみ、痛みなど目の症状はもちろんのこと、悪化すると頭痛やめまいなど全身にも症状が表れます。
「目と首は離れているから関係ないのでは…?」
このように思われる方もいるかもしれませんね。
眼精疲労になると目の周辺の筋肉の緊張が首や肩にも伝わります。その結果、首の筋肉が緊張し首のこりが引き起こされるのです。
ストレス
ストレスが強くなると「抑うつ」状態になり、脳内の幸せホルモンと呼ばれるセロトニンの分泌量が減少します。
セロトニンには、痛みを緩和する作用があり分泌量が少なくなると、痛みを過敏に感じるようになってしまいます。
その結果、健康な状態であれば感じない首のこりや痛みを過剰に感じてしまうのです。
また、ストレスが強いと自然とうつむき加減になってしまうことも、首のこりを引き起こす原因となっています。
枕や寝具が合っていない
本来ならば疲労を回復するための睡眠ですが、朝起きたときに首の痛みやこりを感じることはありませんか?
もしかしたら、枕や寝具が合っていないため、首の凝りを引き起こしているかもしれません。
枕や寝具が合わないと寝返りが打ちにくかったり、睡眠時の姿勢が悪くなったりしてしまい、首や肩に過度な負担がかかってしまうからです。
その結果、朝から首の凝りや痛みを感じてしまいます。
とくに気を付けて欲しいのが枕の高さ。自分の身体に合った正しい高さの枕を使わないと首への負担が増してしまいます。
首のこりに関係のある筋肉
首は「上や下を向く」「回す」「傾ける」など、複雑な動きをすることができます。
首の複雑な動きを可能にしているのは、首周りの筋肉だけではなく、頭から肩にかけての筋肉や背中の筋肉が使われているから。
首のこりを緩和するツボを的確に押すには、首のこりを引き起こす筋肉を知る必要があります。
ここからは、首のこりに関係のある筋肉を4つご紹介します。
後頭下筋群
後頭部から首を繋ぐ4種類の筋肉を総称して後頭下筋群と言います。
後頭下筋群
- 大後頭下筋
- 小後頭骨直筋
- 上頭斜筋
- 下頭斜筋
左右合わせて8つから構成される後頭下筋群は、首の深部にあり頭を支える役割を担っています。
後頭下筋群は重い頭を支えることから、常に負荷がかかっている状態です。
そのため、後頭下筋群は緊張しやすく首こりの主な原因とも言われています。
僧帽筋
僧帽筋とは、首から肩、背中にかけて広がる大きな筋肉です。
肩甲骨を動かし重いものを持ち上げる、ものを引き寄せる、頭の角度を固定させるときに使われます。
デスクワークなど前傾姿勢が続くと、僧帽筋の緊張が強くなり肩や首のこりを引き起こします。
僧帽筋が衰えると頭や腕を支えられず、日常生活でも前傾姿勢になり、さらに首や肩の痛みやこりが悪化してしまうので注意が必要です。
胸鎖乳突筋
胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)とは、耳の後ろから鎖骨の内側にかけて繋がる太い筋肉です。
頭の重さを支えて首を曲げたり、首を捻ったりするときに使われます。
胸鎖乳突筋の周りには神経の束やリンパ管、頸動脈など身体の機能をつかさどる大事な管がたくさん通っています。
ツボ押しやマッサージするときには、これらに負荷をかけないよう注意が必要です。
肩甲挙筋
肩甲挙筋とは、頸椎と肩甲骨をつなぐ細長い筋肉です。
後ろを振り向いたり、肩甲骨を上に持ち上げたりするときに使われます。
肩甲挙筋の緊張が強くなると、痛みを生じ首の可動域が制限されたり、肩を上げづらくなったりします。
首のこりをほぐすツボ
首のこりに関係する筋肉がわかったところで、ここからは首のこりをほぐすツボを4つご紹介します。
- 百会(ひゃくえ)
- 風池(ふうち)
- 肩井(けんせい)
- 天柱(てんちゅう)
ツボの場所がわかる動画も紹介しますので、首のこりにお悩みのかたはぜひツボ押ししてみてください。
なお、ツボは強く押せば効くというものではありません。気持ちよくなる程度の力が適当なので、押し過ぎには注意しましょう。
ツボ①百会(ひゃくえ)
百会(ひゃくえ)は頭頂部のほぼ真ん中にある、少し凹んでいるところにあるツボです。
百会には「さまざまな効果があるツボが交わる」という意味があります。
百会の効果
- 自律神経の働きを整える
- 首のこり
- 頭痛
- めまい
百会のツボを押すときは、耳の高いところに親指をあてて、両手で頭を包み込むように掴みます。
そこで、中指で頭の凹んでいる部分を探し、ギュッと押すとよいでしょう。
押すだけでなく、お灸のように温めたタオルを頭頂部にのせるのも効果的です。
ツボ②風池 (ふうち)
風池(ふうち)は後頭部の髪の生え際からやや外側にあるツボです。
風池には「ウイルスや菌などの邪気が溜まるところ」という意味があります。
その名の通り、風邪の引きはじめにも効果があるツボです。
風池の効果
- 鼻炎
- 耳鳴り
- 首や肩のこり
風池のツボを押すときは、耳をふさぐように両手を置き、生え際部分に親指を当てます。
そこから、左右外側のくぼみで最も凹んでいる部分を親指で押します。
頭を少し後ろに傾けながらツボを押すと、さらに効果的です。
ツボ③肩井(けんせい)
肩井(けんせい)は、背骨(頸椎)と肩先を結んだラインの中央部分にあるツボです。
肩井には、「肩にあって井戸のようにエネルギーが出る」という意味があります。
肩井のツボを押すと肩周りの血行が良くなる効果が期待できることから、別名「肩こりの特効ツボ」とも呼ばれています。
肩井の効果
- 肩や首のこり
- 頭痛
- 歯の痛み
- 四十肩、五十肩
肩井のツボを押すときは、肩の一番高い所に中指をあて、指の腹でもみながら押します。
急に強く押すと脳貧血を起こしてしまう場合がありますので、最初はゆっくり軽い力で押すようにしましょう。
ツボ④天柱(てんちゅう)
天柱(てんちゅう)は、後頭部の髪の生え際部分にあるツボです。
天柱には「頭(天)を支える(柱)」という意味があり、その名の通り、頭を支える首こりに効果があります。
天柱の効果
- 顔のむくみ
- 血圧安定
- 寝違い
- 慢性鼻炎
両手の親指を生え際部分に置き、頭を持ち上げるようにツボを押しましょう。
気持ちいいと感じる程度の力で、5秒押したら力を抜きましょう。これを3〜5回繰り返します。
ツボ押しで首のこりが改善されない場合
「ツボの場所がわからない」
「色んな神経が通っている首のツボを押すのは怖い」
という方もいるでしょう。
首のこりを根本的に改善したいのであれば、接骨院(整骨院)での治療がおすすめです。
接骨院では、超音波や温熱治療、電気治療などの機械を使用した物理療法や頸椎の歪みを取り除く施術を提供しています。
接骨院以外でも、首のこりを緩和するためのメニューを提供している整体院やリラクゼーションサロンがありますが、無資格者が開業している場合もあり、安全面が心配です。
首は身体のさまざまな機能を司る神経が多く通っている場所。間違った施術をされると、逆に身体に影響が出てしまうこともあります。
安全に首のこりの早期回復をしたいのであれば、国家資格を持つ接骨院への相談がおすすめです。
首のこりはツボ押しで緩和!
セルフケアで改善しない首こりの早期回復を目指すなら、プロに頼るのがおすすめです。
接骨院では、マッサージだけでなく超音波や温熱治療など機械を使ったメニューもあるので、首の筋肉を深層部までもみほぐすことができます。
首のこりは、そのままにしておくと頭痛やめまい、うつ病などさまざまな症状を引き起こす恐れがあるので、接骨院で根本的な改善を目指しましょう。