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タナ障害とは?症状や治療法まとめ
「膝を動かすとポキポキと音がする」
「運動していると膝の内側の痛みが気になる」
このような心配がある方は、タナ障害かもしれません。
タナ障害の症状として、膝が引っかかっているような違和感がある、膝に痛みを感じるなどが挙げられます。
スポーツや膝を使うことが多い方がなりやすい症状で、放置してしまうと症状が悪化してしまうこともある障害です。
タナ障害の可能性がある方や膝の痛みに悩んでいる方は、国家資格をもつ施術者がいる整骨院でみてもらうのがおすすめです!
そこで本記事では、タナ障害の原因や具体的な症状、診断方法、治療内容などを解説します。
「タナ障害かもしれない」「タナ障害の治療方法を知りたい」という方は、ぜひ参考にしてくださいね。
タナ障害とは?
タナ障害とは、膝を動かすとポキポキと音がなったり、引っかかりを感じたりする症状が特徴の疾患です。
そもそも「タナ」というのは、膝の内側のお皿部分にあるヒダのことを指しており、お母さんのお腹の中にいる時期に一時的に作られる組織です。
その中でも、膝のお皿と太ももの骨の間にあるヒダは、物を乗せる棚の形に似ていることから、タナと呼ばれています。
基本的には、大人になると使用することがなくなるため、成長していく中で消滅していきます。
しかし、日本人の場合はヒダが残った状態のままの人が全体の約5〜6割いると言われています。
ヒダが残っていることは問題ありませんが、周りの筋肉が緊張している時に膝を強打してしまったり、継続的な負担をかけ続けてたりしていると炎症を起こしてしまうこともあるようです。
タナ障害の症状
タナ障害の具体的な症状としては、以下のようなものが挙げられます。
- 歩いたり、走ったりしていると膝の内側に痛みが生じる
- 膝を動かすと何かが引っかかっているような違和感を感じる
- 膝を押すと痛みを感じる
- 膝の曲げ伸ばしがしにくくなる
- 膝を曲げた後に伸ばす際に「ポキッ」「コリッ」という音が鳴る
また、主に膝を曲げ伸ばしの動作が多いスポーツをしている方は、ヒダにストレスがかかる時間が多く、炎症を起こしやすい傾向があります。
炎症がひどくなると膝の関節にも影響を及ぼし、膝が引っかかるような違和感が生じることも。
このような症状が思い当たる方は、タナ障害を疑った方が良いでしょう。
タナ障害の診断方法
上記の症状の中で1つでも当てはまる方は、一度整形外科や整骨院に行って状態をみてもらってください。
また、すぐに受診できないという方のために、簡易的な検査方法を紹介します。
- 膝のお皿のある内側に指を当てる
- 膝を曲げる
- 「ポキッ」「コリッ」という音のような感触がないかを確認する
このような検査をした際に、膝の内側に違和感があった場合は、タナ障害の可能性が高いのですぐに対処するようにしましょう。
整形外科では、どのような場面でどのような症状があるかを確認したり、MRIで膝の内部を確認したりして診断します。
そのまま放っておくと炎症が広がり、歩くだけでも痛みがひどくなってしまうケースもあるため、できるだけ早めに診察してもらってくださいね。
まずは整形外科で診断してもらい、その後整骨院で鍼灸やマッサージや予防するための対策などの施術を受けるのがおすすめです。
タナ障害の原因
タナ障害の具体的な原因には、以下のようなものがあります。
- 膝周りの太ももや筋肉の緊張
- 筋肉の炎症
- 身体の歪み
- 疲労
- 膝への強い衝撃
タナ障害の主な原因は、膝の内側にあるヒダに負担をかけ続けたり、強い衝撃を受けたりすることなどが挙げられます。
そのため、スポーツをしている患者さんが多く見られるのも特徴です。
タナ障害は、大人になると消滅するはずの膝にあるタナが残っており、炎症を起こす症状ですが、タナが消滅せずに残っている人でも、炎症を起こさずに生活できる方もいます。
痛みが出てくるかどうかは、膝・身体の使い方や使う頻度、生活習慣などによって違いがあります。
例えばタナ障害の方でも、痛みを強く感じる場合と痛くない場合があります。これは体の使い方や状態が良ければ痛みを感じないこともあるからです。
タナが残っていたとしても、生活に影響を与えるわけではないので、普段から疲労を蓄積させない、筋肉の緊張をほぐす、身体全体の歪みを整えるなどの工夫を心がけることが大切です。
タナ障害の治療内容
タナ障害の治療では、基本的には保存療法をすることで膝への負担を減らしたり、安静にしたりして回復を目指します。
おすすめは、国家資格を持っている施術者がいる整骨院での治療です。
整骨院では、経験も知識も豊富なプロの施術者が、炎症の状態をみながら保存療法やストレッチなど適切な施術やアドバイスをしてくれます。
基本的には、以下のような施術を行い、継続してケアをすることで回復を目指していきます。
- アイシング
- 膝周りのストレッチ
- 太ももの筋肉をほぐすストレッチ
- 太ももの筋肉の強化
- マッサージ
- 鍼灸治療
このように運動を控えて炎症を抑えながら、膝や太もものマッサージ、ストレッチなども組み合わせて施術をしていきます。
炎症の状態によってもアプローチ方法が変わってくるため、タナ障害でお困りの方は必ず専門家に協力してもらうようにしてくださいね。
タナ障害は一時的に痛みが改善されても、タナ自体がなくなるわけではないので再発防止の対策も大切です。
整骨院では痛みの改善を目指すだけではなく、再発防止に向けて体の使い方や歪みを整える施術も受けることができます。
また、生活習慣や自宅で実践できるストレッチなどのアドバイスをしてもらえるのもうれしいポイントです。
さらに遅い時間まで営業している整骨院も多いので、隙間時間を利用して通える点もメリットと言えるでしょう。
タナ障害の応急処置
ここまで説明してきたように整骨院では、専門家な知識や経験が豊富な施術者から施術を受けることができ、再発防止にも取り組めるため、とてもおすすめです!
しかし、どうしてもすぐに整骨院に行けない場合もあるかと思いますので、その場合の応急処置も解説します。
膝の痛みが辛いときの応急処置として、RICE(ライス)と呼ばれる処置方法があります。
手順 | 具体的な内容 |
REST(安静) | 安静にする。無理に動かさない。 |
ICING(冷却) | 痛みのある部分を冷やす。 |
COMPRESION(圧迫) | 痛みのある部分を圧迫する。 |
ELEVATION(挙上) | 痛みのある部分をなるべく心臓より高く挙げる |
ただこれはあくまで応急処置ですので、少しでもタナ障害の症状に当てはまった場合は、お近くの整形外科か整骨院に行くようにしてください。
タナ障害の予防法
次に、整骨院で受けられるタナ障害の予防法を紹介します。
タナ障害は、太ももなどの筋肉が長い間緊張していると、炎症を起こして痛みや違和感を感じやすくなります。
そのため、タナ障害を予防するためには、ストレッチや疲労を溜め込まないケアなどが大切です。
具体的には、以下の予防方法が挙げられます。
- 太ももや膝周りの筋肉のストレッチをする
- 疲労が溜まらないようなケアをする
- 太ももの筋力を鍛える
- 軽い運動を習慣にする
- 身体の歪みを整える
できるだけお風呂で湯船に入る、睡眠時間をしっかり確保するなどの健康的な生活習慣を意識することも予防の1つです。
ぜひあなたができそうなものから、実践してみてくださいね。
タナ障害で悩んでいる場合は、整骨院へ
ここまでタナ障害の症状や原因、治療内容や予防法を解説してきました。
タナ障害は、膝周りの筋肉の緊張状態が長い間続いたり、膝への負担や強い衝撃がかかったりすることで起きる状態です。
タナ障害になってしまうと、何かが引っかかるような違和感や痛みが生じ、痛みを放置してしまうとさらに悪化してしまう可能性もあります。
気になる症状がある場合は、国家資格を持っている施術者がいる整骨院に通って、早期回復を目指してくださいね。