ピルがPMSに効かない場合の原因や対処法は?

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「PMSが辛くてピルを服用しているけど、なかなか良くならない」

「ピルの服用以外にPMSの症状を和らげる方法を知りたい」

このような悩みがある場合、思ったように症状が改善されなくて辛いですよね。

PMSにピルが効かない理由として、症状の原因が女性ホルモンの変動によるものではない場合や、自分に合ったピルを選べていない場合などが挙げられます。

本記事では、PMSについて悩んでいる方や、ピルを飲んでもなかなか症状が回復しない方に向けて、PMSの症状や原因、ピルが効かない理由やその他の改善法などを解説します。

目次

PMSとは?

PMS(月経前症候群)とは、月経前のイライラや不安、腹痛、腰痛などさまざまなトラブルが起きる症状です。

月経前症候群は英語で「premenstrual syndrome」と言うことから、PMSと略されています。

PMSは、20代〜40代に起こりやすく、月経が始まる3〜10日前から症状がひどくなり、月経が始まると軽快または症状が落ち着くという特徴があります。

また、症状の種類や重さにはかなり個人差があり、PMSという自覚がないまま「生理前だから仕方ない。我慢するしかない。」と思い込んでいるケースも。

月経が近づくとイライラしてしまう、頭痛や腹痛など体調が悪くなるという方はPMSかもしれません。

もし、このような悩みを抱えている方は、一人で悩まずに産婦人科で相談するのがおすすめです。

PMSの症状

PMSには幅広い症状があり、精神神経症状、自律神経症状、身体的症状の3つに分けられます。

症状の分類具体的な症状
精神神経症状気持ちの落ち込み、イライラ、眠気、集中力の低下 など
自律神経症状めまい、食欲不振、倦怠感、過食、不眠 など
身体的症状腹痛、腰痛、頭痛、手足のむくみ、腹部の張り、乳房の張り、肌荒れ、便秘、関節痛 など

このようにPMSの症状は幅広く、判断するのが難しい症状ですが、月経前に症状がひどくなり月経が開始した後は落ち着くという特徴があります。

PMSの可能性がある場合、どんなタイミングでどのような症状が起こるかなどを気になったときに記録しておくと良いでしょう。

体の不調がひどい、目の前のことに集中できない、月経前の過食など、日常生活に支障が出ている場合は、PMSの可能性が高いので早めに産婦人科を受診しましょう。

PMSに似ている症状

PMSに似ている症状として、PMDD(月経前不快気分障害)や月経困難症があります。

PMDDとは「premenstrual dysphoric disorder」の略で日本語では、月経前不快気分障害と呼びます。PMSとの違いは、PMDDはPMSに比べて精神神経の症状が重いという点です。

月経が近づくにつれて強く不安やイライラが生じる場合は、PMSではなくPMDDの疑いもあります。

ただこの判別はとても難しいため、気になる症状がある方は、産婦人科に行ってくださいね。

また、PMSと月経困難症の違いは症状が現れるタイミングにあります。PMSの場合は月経前の3〜10日に症状のピークが起こり、月経開始とともに症状が落ち着きます。

一方で月経困難症は、月経開始のタイミングで症状が現れるため、「月経前から症状が起きるのか」「月経が始まってから症状が起きるのか」で判断が可能です。

PMSの原因

PMSになってしまう原因の1つは、女性ホルモン(プロゲステロン)の変動と考えられています。

プロゲステロンは、排卵から月経前の時期の黄体期と言われる時期に多く分泌されます。これは、プロゲステロンを分泌することで身体が妊娠しやすい環境を作ろうとするためです。

プロゲステロンが分泌されることで具体的には、以下のような働きをします。

  • 体内に水分を蓄える
  • 食欲を増やす
  • 腸の動きを抑える
  • 体温をあげる

また、プロゲステロンが分泌された後、生理直前になるとホルモンの分泌が急に落ちるため、女性ホルモンのバランスが崩れやすくなります。

このように短い期間に女性ホルモンが大きく変化するため、自律神経が崩れてしまうなどのPMSの症状に繋がるのです。

また、プロゲステロンの他に生理前には、気持ちを安定させる、幸福感を感じられるという働きを持つセロトニンという脳内物質の分泌量が減ってしまうことも判明しています。

そのため、生理前にイライラしたり、不安を感じたりするなどのPMS症状にも繋がっていると言われています。

その他、以下のような原因もPMSに繋がっているので、まずは生活習慣を見直すことも大切です。

  • 精神的ストレス
  • 生活習慣の乱れ
  • 食生活の乱れによる栄養不足
  • 喫煙
  • 飲酒
  • 睡眠不足
  • カフェインの過剰摂取

PMSが辛い場合は、産婦人科での受診と合わせて、自分でもできることから始めてみてくださいね。

PMSの治療にはピルが効果的?

PMSの対策として、ピルの服用が効果的です。基本的にピルは産婦人科などで処方してもらえる薬です。

ピルは、エストロゲンとプロゲステロンを含んでいる薬で、ピルを服用することで服用中の排卵を止め、女性ホルモンのバランスを整えます。

その結果、PMSの症状を抑えることが可能です。ピルはPMSだけではなく、月経にまつわる肌トラブルや腹痛、頭痛などの症状を抑えるメリットもあります。

さらにPMSの治療を目的としてピルを服用すると保険適用にもなるため、負担にならず試すことが可能です!

ピルの種類もいくつかあるので、必ず産婦人科で相談しましょう。

ピルがPMSに効かない場合の原因は?

PMSで悩んでいる場合は、ピルの服用をしている方が多いですが、中にはピルを服用しても症状が解消されないことがあります。

それは、女性ホルモンのバランスが崩れてしまうこと以外の原因によって身体や精神の不調に繋がっているケースです。

以下で、具体的な原因を詳しく解説していきます。

精神的に不安定な状態

ピルを服用しているにもかかわらず、症状が回復しない場合は精神的に不安定な状態が続いている可能性があります。

ピルを飲み始めても月経の周期に関係なく、イライラや気分の落ち込みが続く場合は、一度医師に相談してみるようにしましょう!

自己判断でピルを選んでいる

ピルは医療用の医薬品のため、一般的には医師の診察を受けて薬が処方されます。

しかし、医師の診察をせずに通販などで自分で選んだものを服用している場合は、期待通りの効果を実感できないケースも。

ピルと一言で言っても種類がいくつもあり、体質なども考慮する必要があるため、医師に診断してもらってから服用してくださいね。

また、産婦人科での診察ではPMS以外の病気の可能性も見てもらえたり、その他悩んでいる症状についても相談ができたりするのでおすすめですよ!

ピルが効かないときのPMSの対処法

ピルが効かない場合は、以下のようなPMSの対処法もあります。

体質的な問題や、妊娠を望んでいる方でピルが服用できない方にもおすすめです。

  • 漢方薬の服用
  • 鍼灸
  • 骨盤矯正  など

意外かもしれませんが、鍼灸や骨盤矯正などもPMSの症状を緩和させると言われています。

鍼灸は体の血行を良くしたり、自律神経を整えたりする効果が期待できるため、女性ホルモンのバランスを整えることに繋がります。

骨盤矯正が対処法に入っている理由は、子宮が骨盤の中にあるからです。

骨盤が歪んでしまっていると子宮に悪影響を及ぼす可能性があるので、骨盤矯正によって子宮やその他臓器の場所を正しい位置に戻し、子宮の圧迫などを解消します。

このような鍼灸や骨盤矯正は、整骨院で施術を受けることが可能です。

整骨院では、国家資格を持った施術者から施術をしてもらえますし、PMSに悩んでいる方に合わせたアドバイスにも期待できますよ!

ピルが効かない場合は漢方や鍼灸治療もおすすめ

ここまでPMSについての原因や症状、PMSに効果的とされているピルが効かない場合の原因や対処法を紹介してきました。

月経前後の身体や精神の不調は「こんなものだ」と思い込み、我慢してしまうことがありますが、月経は毎月女性に起こるものなので、なるべく快適に過ごしたいですよね。

PMSの症状には、ピルや骨盤矯正、鍼灸などさまざまな対処法があるので、一人で悩まずに自分にぴったりの対処法を見つけましょう!

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