瘀血(おけつ)体質の改善に効果的な漢方・改善方法を紹介！

「瘀血(おけつ)体質と診断されたけれど、いったい何？」「改善方法が何なのかよくわからない…」

このページを見つけて頂いた方の中には、このような疑問を抱いている方も多いのではないでしょうか。

簡単に言うと、瘀血(おけつ)体質とは血の巡りが悪い状態のことを指し、漢方やストレッチ、マッサージなどが効果的です！

とはいえ、「なぜ漢方やストレッチ、マッサージが効果的なの？」と感じる方も多いですよね。

そこでこのページでは、瘀血(おけつ)を改善したい方に向け、4つのポイントをまとめました。

• 瘀血(おけつ)の概要
• 瘀血(おけつ)の症状や不調
• 瘀血(おけつ)体質の改善方法
• 瘀血(おけつ)に効果的な漢方

むくみ体質や冷え性、肩こり・頭痛、生理痛が重い、お顔がくすみやすいという方は、ぜひ参考にしてくださいね。

東洋医学の瘀血(おけつ)とは？

瘀血(おけつ)とは、体内の血液がどろどろになって流れにくくなっている状態のことです。

瘀血(おけつ)になると、全身の血液の流れが悪くなったり、ふくらはぎや足首といった一部分の血液の流れが悪くなったりします。

瘀血(おけつ)になる原因は、偏った食事や不規則な生活、ストレスなどです。

また、運動不足や過労が原因で瘀血(おけつ)になってしまうことも…。

瘀血(おけつ)にならないためにも、これから説明する症状や不調、改善方法について理解していきましょう。

瘀血(おけつ)体質による症状・不調

瘀血(おけつ)体質によって現れる症状・不調は、以下の4つです。

• 手足の冷え
• 肩こりや頭痛
• 吹き出物やシミ、クマといったお肌トラブル
• 女性に関係する婦人系トラブル

まずは、それぞれの症状・不調について説明しますね。

手足の冷え

瘀血(おけつ)体質によって手足の冷えが起こる理由は、血液が体内のいくつかの場所に止まり、末端の流れが悪くなるからです。

上半身よりも下半身の方が血液の流れが止まりやすいので、足先の冷えには注意しましょう。

手足の冷えが気になる方は、お風呂に毎日浸かったり靴下を履いたりしましょう。

肩こりや頭痛

瘀血(おけつ)体質によって肩こりや頭痛が起こる理由は、血液の流れが悪くなり、各場所に不通則痛といった痛みを生じるからです。

瘀血(おけつ)体質の場合は、毎回同じ場所に痛みがでます。

また、夜中になればなるほど痛みが増していくこともあるので、注意してくださいね。

吹き出物やシミ、クマといったお肌トラブル

瘀血(おけつ)体質によって吹き出物やシミ・クマといったお肌トラブルが引き起こされるケースもあります。

瘀血(おけつ)になり血液が体内に巡回されないと、肌のターンオーバーが妨げられるため、老廃物がお肌に溜まっていきます。

加えて、瘀血(おけつ)になると肌細胞に十分な栄養素が届きにくくなるので、ニキビやイボといった吹き出物やシミやクマが増えてしまうのです。

お肌トラブルは、瘀血(おけつ)だけでなく普段の生活習慣も影響しています。

瘀血(おけつ)を改善することはもちろん、お肌トラブルを避けるために、良好な睡眠や食事を心がけましょう。

女性に関係する婦人系トラブル

女性がもっとも苦労しているであろう生理痛は、瘀血(おけつ)と深く関係しています。

瘀血(おけつ)になって血液の巡回が悪くなると、月経血が暗赤色になったりします。

また、そのまま放置しておくと生理痛がひどくなり、「無月経」や「子宮筋腫」を引き起こす恐れがあるので注意が必要です。

「生理中の血液の状態がいつもと違う」と感じた方は、早急に婦人科を受診しましょう。

瘀血(おけつ)体質の改善方法は？

瘀血(おけつ)体質を改善するためには、日頃の生活習慣が重要です。

ここでは、今日から始められる改善方法を4つ紹介します。

• ストレッチやマッサージをする
• 脂質の多い食生活を避ける
• 日常的に身体を温める
• 水分補給をこまめに行う
• 鍼灸を受けてみる

瘀血(おけつ)とお別れするためにも、実践してみましょう！

ストレッチやマッサージをする

瘀血(おけつ)体質を改善するために、ストレッチやマッサージで血の流れをよくしましょう。

ストレッチやマッサージをすることで、筋肉がポンプのような役割を果たし、今まで流れにくかった血液がスムーズに流れます。

特に、瘀血(おけつ)は下半身に起こるので、ふくらはぎや足首のマッサージが効果的です。

半身浴中にふくらはぎを指圧マッサージしたり、お風呂上がりにストレッチをすることで、瘀血(おけつ)が少しづつ改善されます。

他には、ウォーキングやちょっとした筋トレなどは瘀血(おけつ)にも効果的ですし、身体の体調を整えるキッカケにもなるので、取り入れてみてはいかがでしょうか。

脂質の多い食生活を避ける

瘀血(おけつ)体質を改善するためには、脂質の多い食生活を控えるのも有効。脂質の多い食生活とは、お肉や揚げものなどです。

脂質の多い食生活は、血流をどろどろにし血流を悪くさせてしまいます。反対に、瘀血(おけつ)に効果的な食品は以下のとおり。

• ホウレンソウ
• トマト
• 玉ねぎ
• キノコ
• 青魚

これらの食品には、血流をサラサラにさせるDHAやEPAが入っているので、瘀血(おけつ)の方におすすめです。

いきなり食生活を変えることは難しいので、少しずつ上記の食品をメニューに取り入れていきましょう！

日常的に身体を温める

瘀血(おけつ)体質を改善するためには、日常的に身体を温めましょう。なぜなら、身体が冷えると血流も悪くなるからです。

簡単に身体を温めるには半身浴がおすすめ。半身浴は、身体を内側からじっくり温める効果やリラックス効果があるので、1日の疲れを簡単に取れます。

温度は38℃ぐらいにし、長い時間ゆっくりと入浴しましょう。同時に、ふくらはぎのマッサージやストレッチが行えると、瘀血(おけつ)体質の改善を実感できますよ。

水分補給をこまめに行う

こまめな水分補給も瘀血体質の改善に有効です。水分補給を行い、全身の循環を良くして老廃物が滞りなく流れるようにしましょう。
水分は1日に2リットルを目安に摂るのがおすすめです。
1度にたくさんの水分を摂るのではなく、こまめに分けた方が効率よく水分が吸収されます。

また、水分は体を冷やさないよう常温のお水や白湯で摂るのが効果的です。
最近ではウォーターサーバーを取り入れているご家庭も多いと思いますが、ウォーターサーバーがあればすぐに美味しい常温水や白湯が飲めて、煮沸などの手間もなく便利です！

導入していないご家庭はウォーターサーバーを検討してみるのも良いかもしれません。
最新ウォーターサーバーの比較で月額料金や機能面など比較ができるので参考にしてみてください！

鍼灸を受けてみる

瘀血(おけつ)体質を改善するためにも、鍼灸を受けてみましょう。

整骨院では、瘀血(おけつ)改善に向けて瘀血吸圧療法（おけつきゅうあつりょうほう）といった鍼灸が用いられます。

瘀血吸圧療法とは、吸圧器を症状の出ている箇所に吸い付ける施術方法で、自律神経の改善に効果的です。

「日常的にできる改善方法を毎日行っているけれど、瘀血(おけつ)が続いている」といった方は、整骨院で鍼灸を受けてみましょう！

瘀血(おけつ)に効果的な漢方薬

「瘀血(おけつ)で効果的な改善方法を頑張って実践しているけれど、なかなか効果を実感できない…」

このような方には、漢方を飲むことをおすすめします！

ここでは、瘀血(おけつ)に効果的な2つの漢方薬について紹介しますね。

桂枝茯苓丸（けいしぶくりょうがん）

瘀血(おけつ)に効果的な漢方の1つ目は、桂枝茯苓丸（けいしぶくりょうがん）です。

桂枝茯苓丸の効果は以下のとおり。

• 血流の流れをよくする
• 手足の冷えを改善
• 生理痛を助ける
• めまいや肩こりに効く

桂枝茯苓丸は瘀血(おけつ)に効果的な漢方です。

瘀血(おけつ)の症状でもある手足の冷えやめまい、肩こりに効果的ですので、使用を検討してみてくださいね。

桂枝茯苓丸料加薏苡仁（けいしぶくりょうがんりょうかよくいにん）

瘀血(おけつ)に効果的な漢方の2つ目は、桂枝茯苓丸料加薏苡仁（けいしぶくりょうがんりょうかよくいにん）です。

桂枝茯苓丸料加薏苡仁の効果は以下のとおり。

• 血流の流れをよくする
• お肌のターンオーバーを整える

桂枝茯苓丸料加薏苡仁の最大の特徴は、お肌トラブルにも対応していることです。

「血流の流れをよくしたい」「瘀血(おけつ)で吹き出物やシミ、クマに悩まされている方」は桂枝茯苓丸料加薏苡仁の使用を検討してみてくださいね。

瘀血(おけつ)の改善は漢方やストレッチ・マッサージが効果的！

このページでは、「瘀血(おけつ)体質の改善や効果がある漢方について知りたい」という方に向けて、瘀血(おけつ)の概要や症状、改善方法、おすすめの漢方について紹介しました。

血流の流れが悪いことで引き起こされる瘀血(おけつ)には、自分に合った改善方法を見つけることが大切です。

とはいえ「ストレッチやマッサージを習慣化しているけど改善されない」「食生活を変えてもなにも変わらない」という場合は、漢方を取り入れるのもおすすめです。

瘀血(おけつ)でおすすめな漢方は以下の2つです。

• 桂枝茯苓丸
• 桂枝茯苓丸料加薏苡仁

初めは漢方が「苦くて飲みにくいな〜」と感じる方も多いと思いますが、回数を重ねると段々慣れていきますので、自分に合った漢方を見つけて、瘀血(おけつ)体質を改善していきませんか？