血行不良は万病の元!血行改善に役立つ生活習慣

血行不良

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「手先が冷える」「肩こりや首こりがひどい」「乾燥して肌が粉をふく」

このような悩みを抱えている場合、血行不良が起きているのかもしれません。

東洋医学では、血行不良で引き起こされるさまざまな症状のことを、病気になる前という意味を持つ「未病(みびょう)」と呼びます。

未病を放置してしまうと、さまざまな病気にかかってしまうかもしれません。

このように聞くと、「血行不良は万病の元!しっかり改善したい」「改善するには何をすればいいのか」と気になりますよね。

そこで今回は、血行不良について解説しながら、改善に役立つ生活習慣を紹介します。

目次

血行不良による体の不調

血行不良に陥ると、体に以下の不調が現れます。

  • 冷え症
  • 肩こり・腰痛・関節痛
  • むくみ
  • 眼精疲労

以下で、これらの症状についてさらに詳しくまとめました。

冷え症

血行不良が起こると、体中に張り巡らされた毛細血管に血液が行き届かなくなり、血管が収縮します。その結果、冷え症に悩まされてしまうかもしれません。

冷え性が改善されずにいると、風邪や下腹部痛、頭痛などの病気にかかる可能性が高くなります。

それだけでなく、体の冷えは肌のターンオーバーが正常にできなくなり、古い角質が表面に残って、肌トラブルを引き起こしてしまうのです。

肩こり・腰痛・関節痛

血行不良になると、肩こり・腰痛・関節痛などが感じやすくなります。これは、血液がうまく流れないため、筋肉を動かしても体に老廃物が溜まってしまうためです。

老廃物がうまく排出されずにいると筋肉に炎症を起こし、こりや痛みとなって現れます。

特に頭部を支える首や肩、体の軸となる腰は、炎症を引き起こしやすく痛みを感じやすい部位です。

放置してしまうと椎間板ヘルニアや変形性頚椎症になるケースもあります。

むくみ

下半身が血行不良になると体から不要な水分が抜けず、むくみが現れます。本来、脚の血液は、ふくらはぎの筋肉が収縮して心臓へと血流を戻します。

しかし長時間座ったままあるいは、立ったままの姿勢が続くと血流が滞り、血行不良に。

そうすると、血管に炎症が起こって血管の外へ血液の水分がしみだし、むくみにつながるのです。

むくみが続く=心臓にうまく血液が送れていない状態です。この状態が続いてしまうと、心不全になる可能性があります。

眼精疲労

目の血管が血行不良になると眼精疲労を引き起こしやすくなります。そのため、目に違和感がでたり、緊張型頭痛や肩こりを起こしたりする原因になってしまうでしょう。

仕事でパソコンを長時間操作したり、暗い場所でスマートフォンを見続けたりすると、目は常に緊張状態。目の周りに血液が行き届かなくなります。

また、眼精疲労を放置し続けると血管が収縮し、ドライアイや白内障、眼瞼下垂(がんけんかすい)を発症します。

このように、血行不良はさまざまなつらい症状が現れるだけでなく、放置してしまうと重大な病気を引き起こす可能性があるのです。

血行不良チェックリスト

血行不良が起こると、顔や体調に変化が現れます。血行不良のチェックリストを用意したので、該当するものがあるか確認しましょう。

顔に出る症状体調にでる症状
主なチェック項目顔のシミ
吹き出物
赤ら顔
頻発する耳鳴り
目の下のクマ
舌や歯茎の色が赤黒い
目の下のクマ
目の充血
鼻の頭に毛細血管が目立つ
脱毛や薄毛
肩こりや腰痛
自然治癒力の低下
便秘痔の悪化
ひどい生理痛・生理不順
不整脈
下半身の冷え
手足の先の震え・しびれ
身に覚えのないアザ

一つでもチェックがついたら、知らないうちに徐々に血行不良になっているかもしれません。気を付けましょう。

血行不良の原因

さまざまな症状が現れる血行不良ですが、主な原因として以下の3つがあげられます。

  • 運動不足
  • ストレス
  • 食生活の乱れ

詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

運動不足

仕事で長時間座ったままの方や、体を動かすことが苦手な方は、特に運動不足になりがちです。このような血行不良を引き起こす原因になります。

筋肉には、血液を循環させる役割がありますが、使わない状態が続くと、血行が悪くなる原因となってしまいます。

ストレス

ストレスも血行不良を招く原因になります。人間の体は、ストレスを感じていると心も体も緊張状態に。

この状態が続くと血管が収縮したままになり、血液循環をコントロールする機能が正常に働かなくなってしまいます。

その結果、血行不良を引き起こしてしまうのです。

食生活の乱れ

食生活の乱れも血行不良の原因の一つです。

栄養バランスが偏った食生活を送っている方は、体に必要な栄養素が足りていない状態。バランスが崩れた食生活が続けば続くほど、血液がドロドロになってしまうため、体全体に血がまわらなくなってしまうのです。

血行不良の原因は大まかに言えば生活習慣の乱れです。自身の日々の生活によって血行の流れは良くも悪くも影響されるのです。

一度に生活習慣を直すことはなかなか難しいため、自分ができそうなことから改善をしてみましょう。

血行不良改善に役立つ生活習慣

血行不良の原因でもある食生活の乱れや、運動不足、ストレスは「切っても切り離せない」と感じる方もいるかもしれません。

しかし、今の生活習慣を少し意識するだけで大幅に改善できます。

血行不良改善に役に立つ生活習慣は以下の通りです。

  • 食生活を改善する
  • こまめに水分補給をする
  • 適度な運動を行う
  • 半身浴をする
  • かかとの高い靴を避ける

今日から始められるものばかりなので、ぜひ取り入れてみてください。

食生活を改善する

血行不良の改善に役立つ生活習慣として、まずは食生活の改善が挙げられます。

特に意識して摂取したい栄養素がEPAやビタミンC、クエン酸ビタミンEポリフェノールです。

これらの栄養素は、ドロドロになった血液をサラサラにし、血行促進の効果が期待できます。

以下では表に、血行がよくなる食材を栄養素別にまとめました。

栄養素を含む食材
EPA牛赤身肉、全卵、クリームチーズ、サンマ、サバ、イワシ など
ビタミンC赤・黄ピーマン、菜の花、イチゴ、キウイフルーツ など
クエン酸梅干し、レモン、酢(すっぱいと感じる食材) など
ビタミンEオリーブオイル、アーモンド、かぼちゃ、大豆、アボカド など
ポリフェノールチョコレート、レーズン、ココア、赤ワイン など

血行不良を改善するには、上記の食材を取り入れつつバランスのいい食事を心掛けることが大切ですよ。

こまめに水分補給をする

血行不良は、こまめに水分補給をすることで改善されるケースもあります。

身体の水分は汗や排泄などで外に排出されるだけでなく、呼吸をしているときに体の水分も一緒に排出され血行不良に…。

そうならないためにも、血の巡りを体全体に行き届かせるためしっかりと水分補給をしてください。

適度な運動を行う

運動不足は血の巡りを滞らせてしまいます。そのため、血行不良の改善として適度な運動を行いましょう。

特にジョギングやウォーキング、水泳などの有酸素運動がおすすめです。適度な運動をしながら筋肉をしっかり動かし、血液の循環をよくすることで血行不良の改善に繋がりますよ。

半身浴をする

血行不良の改善には半身浴も効果的です。半身浴は副交感神経を活性化させるため、体の緊張状態がほぐれて休息モードに!

血管の収縮が改善され、血液が体中に行き届きます。半身浴をする場合は以下の手順のように正しい方法で入浴するようにしてくださいね。

  1. 浴槽に37℃~40℃のお湯を、みぞおちがつかる程度に入れる
  2. 湯船につかったら浴槽のふたを閉めて熱気を逃さないようにする
  3. 脱水症状に陥らないようこまめに水分補給をする

入浴時間は気持ちよく汗をかく程度で20~30分を目安にしてください。

忙しいと入浴をシャワーだけで終わがちですが、無理のない範囲で良いのでできるだけ湯船につかるよう心掛けましょう。

かかとの高い靴を避ける

血行不良を改善したい方は、かかとの高い靴を避けましょう。足の裏には筋肉のような血液を体中に送る機能があります。

かかとの高い靴を履いてしまうと、足の裏に負担がかかってしまうため、できるだけスニーカーを履くのがおすすめです。

仕事の場合も可能であれば、事務所内ではスリッパやサンダルで過ごすと良いですよ。

血行不良の放置はNG!生活習慣を見直して血行をよくしよう

体の冷えやこり、痛み、むくみ、眼精疲労は血行不良によって引き起こされている可能性があります。

血行不良は、病気になる一歩手前。放置して慢性化してしまうと重大な病気を引き起こしてしまうかもしれません。

そうならないためにも、今日から食事や運動など、自身の生活習慣を見直して血行不良を改善しましょう。

血行がよくなると、病気に負けない体が手に入りますよ!

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