すべり症・分離症はストレッチで改善!

すべり症

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「慢性的な腰痛が続いている」「すべり症が悪化して、日常生活がつらい」

 

このような悩みを抱えていると、どのようにすればすべり症が緩和するのか気になりますよね。

 

長期間にわたって症状が続いている場合、「いち早くすべり症を治したい」とお考えだと思います。

 

そこで、本記事ではすべり症・分離症の改善ストレッチについて紹介します。

目次

すべり症・分離症の原因

すべり症・分離症の原因は、腰にある骨「腰椎」が前に滑りだしてしまうことです。腰椎は上半身を支えているので、全身にさまざまな不調を引き起こします。

 

なぜすべり症で腰椎が前にズレてしまうのか、詳しくは分かっていません。一般的には、加齢で腰椎を固定している組織が変形を起こすことだと言われています。それによって、腰椎が不安定な状態になるのです。

 

また、すべり症は大きく分けて2つに分類されます。以下の表で、病名別の原因についてまとめましたので、チェックしてみましょう。

 

病名 原因
変性すべり症 背骨や背骨のクッション「椎間板」などの変形
分離すべり症 腰にある骨に亀裂が生じて、疲労骨折が起こること

 

すべり症・分離症になりやすいスポーツ

すべり症・分離症になりやすいスポーツは、以下のような体幹を動かしたりねじったりする動作をするものに多いです。

 

  • 野球
  • サッカー
  • バレーボール
  • ハンドボール
  • バスケットボール
  • 水泳
  • 陸上
  • 新体操

 

スポーツの練習で何回も腰椎をそらしたり、回したりすることですべり症を発症する可能性があります。

 

一般の人ですべり症になる割合は5%程度なのですが、スポーツ選手になると30~40%に増加するのも特徴です。

すべり症・分離症の改善方法

 

すべり症・分離症の改善方法としては、以下のような保存療法が中心に行われます。

 

  • コルセット
  • 鎮痛剤
  • ブロック注射
  • ストレッチ
  • 手術

 

最初はすべり症の治療として、コルセットや鎮痛剤処方などの保存療法で様子を見ます。それでもすべり症による痛みが緩和しなかったり、足が動かなくなったりした場合は、手術を行うこともあります。

 

次の項目で、すべり症・分離症の改善方法について詳しく解説します。

自分に合った改善方法を見つけてみましょう。

 

コルセット

すべり症によって腰に痛みが強く、普段から家事や肉体労働で動く必要があればコルセットの使用がおすすめです。

 

腰椎が前に出ていることが原因ですべり症が起こっているため、固定すれば痛みが緩和することが多いです。

鎮痛剤

 

痛みに耐えられないすべり症の場合は、鎮痛剤で一時的に症状を抑えます。すべり症は一般的な腰痛と同じで、時間が経てば自然に痛みが緩和することもあるのです。

 

すべり症が何度も再発している場合は、根本解決のためにストレッチや手術が行われるケースも。すべり症の手術を検討しているのであれば、整形外科や病院を受診しましょう。

 

ほかにもすべり症を改善させたいなら、ストレッチを自宅で行うのがおすすめです。

ブロック注射

 

すべり症で下半身にしびれが起こっているとき、ブロック注射を行うことがあります。ブロック注射はすべり症の原因となっている部分に、薬剤を投与します。

 

すべり症によるブロック注射の効果は人によってさまざまで、中には一回の注射で長期間、痛みやしびれが出なくなることも。反対に、すぐに痛みやしびれが再発することもあります。

ストレッチ

 

すべり症を緩和させるために、適度なストレッチを行うのも良いでしょう。特に、すべり症が反り腰の場合は、有効な方法と言えます。

 

すべり症の改善ストレッチは自宅で簡単にできるので、気になる方は日々の習慣にしてみましょう。

手術

 

すべり症の手術は、先ほど紹介したブロック注射やストレッチを行っても、効果が少ない時に用いられることが多くあります。手術はすべり症の症状に合わせて、以下の方法が使われやすいです。

 

  • 除圧術:神経の圧迫を緩和する方法
  • 固定術:腰の骨を固定する方法

 

すべり症による腰椎のずれや安定具合によって、それぞれの手術を使い分けます。中には、両方の手術を行うこともあります。詳しいすべり症の手術方法は主治医と相談してくださいね。

 

すべり症改善ストレッチ

 

すべり症改善ストレッチは、以下のように筋肉を和らげるものがあります。

 

  • お尻のストレッチ
  • 背中をひねるストレッチ
  • 股関節のストレッチ
  • 背中を伸ばすストレッチ

 

上記のすべり症の改善ストレッチは、自分の凝っている部分に合わせて行ってくださいね。

 

下半身の筋肉が固まっている方はお尻や股関節のストレッチがおすすめです。上半身が凝り固まっている方には、背中のストレッチが効果的です。

 

次の項目で、すべり症改善ストレッチの手順を詳しく説明していきます。ぜひ一緒にやっていきましょう!

お尻のストレッチ

 

すべり症になっているときに効果的なお尻のストレッチは以下の手順で行うと、右のお尻にある筋肉が伸びます。

 

  1. 仰向けになって、左ひざを立てます
  2. そのままの状態で、右足首を左の太ももに乗せます
  3. 両手を左すねに回します
  4. 左太ももと胸と近づけるように引っ張ります
  5. 反対側も同じようにします

 

上記のストレッチでお尻の筋肉が柔らかくなることによって、身体をひねってもすべり症の痛みやしびれが起こりにくくなると言われています。

背中をひねるストレッチ

 

すべり症の痛みを緩和させたい場合は、背中をひねるストレッチがおすすめです。

以下の通りにやってみましょう。

 

  1. 横向きに寝て両手を前に出します
  2. 上の手を背中に向けて伸ばします
  3. 反対側も同様に行いましょう

 

すべり症改善による背中をひねるストレッチの注意点としては、腰をひねらないことです。すべり症の人が腰をひねってしまうと、強い痛みが生じてしまいます。

股関節のストレッチ

 

すべり症に効果的な股関節のストレッチは、股関節の前が硬い人にぴったりな方法です。以下の手順でやってみてくださいね。

 

  1. 足を前後に開きます
  2. 左の股関節を前に出すようにします
  3. 反対側も同じようにしてください

 

すべり症を緩和できる股関節のストレッチは、腰を反らしすぎないように気を付けてくださいね。

 

なぜなら背中をひねるストレッチと同じように、すべり症が悪化する可能性があるためです。

背中を伸ばすストレッチ

 

以下の手順で背中を伸ばすストレッチをして、すべり症を予防しましょう。

 

  1. 四つん這いになります
  2. そのまま、背中を反らしながらお尻を後ろに引きます
  3. 伸ばした状態を20秒ほどキープしましょう

 

背中を伸ばすストレッチをすることで、身体を後ろに曲げても痛みが和らぐと言われています。すべり症による痛みやしびれに悩んでいる方は試してみましょう。

 

また、すべり症・分離症の改善ストレッチはしているけど解消されない、運動がどうも苦手だという人は整骨院でプロにみてもらうのもおすすめです。

 

整骨院は整体と違って、国家資格「柔道整復師」を持った人が施術を行ってくれるので、安心ですよ。

 

整骨院では、すべり症・分離症が発症した日時を明確に説明できれば、健康保険が適用されることもあります。

すべり症で悩んでいる人は、日々のストレッチを習慣に!

 

すべり症でお困りの方は、日々のストレッチを習慣にしてみましょう。

 

自分の凝っている部分に合わせて、上半身なら背中、下半身なら股関節・お尻のストレッチのように使い分けてみてくださいね。

 

ただし、すべり症改善のストレッチで痛みが悪化する場合は、すぐに病院を受診することを推奨します。

 

あなたもストレッチや整骨院ですべり症によるしびれや痛みを改善して、健やかな身体を取り戻しませんか?

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