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ひどい肩こりで眠れない時の対処法・原因を解説
最近、よく眠れていますか?
「疲れてベッドに倒れ込んだのに、肩こりで気持ちよく寝つけない」
「肩こりや首の痛みが気になって、寝返りばかり打って熟睡できない」
外出制限や在宅勤務が増えたことで、こんな声をよく聞くようになりました。
この記事では、どうして肩がこると眠れなくなるのか、そして眠れないときにはどうしたらいいのか、肩こりで眠れない原因とご自宅でできる対処法をご案内します。
肩こりは放置すると不眠症を引き起こし、生活の質の低下を招いたり、健康に害を及ぼしたりする可能性があります。
肩こりで眠れなくなる原因を理解し、対処法を試してもなかなか改善しない場合は、早めに専門知識を持った施術者のいる整骨院で治療をしてもらいましょう。
肩こりが原因で眠れない理由
肩がこるほど疲れているのであれば、一日の終わりにはぐっすり眠れてもよさそうなものです。それなのに、肩こりが原因で眠れなくなるのはどうしてなのでしょうか。
以下では、肩こりが原因で眠れない4つの理由ついて解説していきます。
自律神経の乱れ
肩こりで眠れない謎を解くカギは、自律神経にあります。
自律神経は、私たちの身体の機能を調整するもので、以下の2つに分けられます。
- 起きているときや活発に活動しているときに優位な交感神経
- 寝ているときやリラックスしているときに優位な副交感神経
健康な生活には、この2つをバランスよく切り替えていくことが大切です。
そのため、自律神経が乱れてしまうと不眠などのトラブルに繋がります。
筋肉の緊張
肩こりとは、肩から背中にかけての筋肉がこわばることで感じる不快感や痛みです。
肩こりが生じている部分の筋肉は常に緊張し続けている状態で、こうなると、交感神経は活動を続けたまま。
眠りを誘う副交感神経に切り替わらないため、眠りたくても眠れない状況が生じます。
痛みによるストレス
多くの場合、肩こりは不快感に加えて痛みを伴います。
痛みは脳にストレス情報として伝わりますが、ストレスも交感神経を活発にさせる要因の一つです。
痛みを感じると体は余計に緊張し、すでにこわばっている筋肉を更に硬直させるという悪循環が生まれます。
これにより、寝つきが悪くなったり、ぐっすり眠れなくなったりします。
眠れないことによるストレス
「寝ないと!」という気持ちは、強迫観念になり更なるストレスを生みます。
体がこわばっているだけでなく、心もリラックスできない。
心身のストレスが重なることで交感神経は一向に休まらず、考えれば考えるほど眠れなくなります。
肩こりが原因で眠れない時の対処法
肩こりで眠れない悪循環から抜け出すには、どうしたらいいのでしょうか。
肩こりが原因で眠れない状況を解消するカギは、先ほどから見てきた自律神経のバランスにあります。
眠るためには交感神経の活動をおさえ、副交感神経が優位になる状況をつくればいいのです。
そのためには、交感神経を活性化させている原因を1つひとつ取り除く必要があります。
筋肉のこわばりを解き、痛みがあれば取り除き、心身をリラックスした状態に導くことが大切です。
以下では、いくつか対処法をみていきましょう。
ストレッチで筋肉を伸ばす
筋肉をリラックスさせ質の良い睡眠を誘発するには、ストレッチが有効です。
通勤電車で立ちっぱなしだったり、在宅勤務で座りっぱなしだったり、長時間同じ姿勢を取ることでこわばった筋肉を、睡眠前にじんわりと伸ばして緊張をほぐしましょう。
ポイントは、ゆっくりと無理をしない範囲で行うこと。激しい動きで交感神経を刺激するのは逆効果です。
首から肩のストレッチ
- ベッドに浅く腰をかけて膝を肩幅に開き、両手を膝に置きます。
- 骨盤を立て背中を真っ直ぐ伸ばします、肩が上がらないように注意しましょう。
- 5秒かけて首をゆっくり前に倒し5秒停止。その後5秒かけて元に戻します。
- 今度は5秒かけて首を後ろに倒し5秒停止、5秒で元に戻す。これを5回繰り返します。
- 次に同じリズムで首を横に倒します。
倒した反対側の肩を上げず、首の横が伸びるのを感じましょう。左右5回ずつ繰り返します。 - 最後は首をゆっくり大きく回します。1周を5秒で右回り5回、左回り5回。
首の付け根から肩にかけての血の巡りが良くなることをイメージしましょう。
肩と腕のストレッチ
- ベッドに浅く腰をかけて膝を肩幅に開き、両手を膝に置きます。
- 手のひらを内側にして手を組み、腕を前方に伸ばします。
- 4~5秒キープしてから下ろすx5回。
- 今度は手のひらを外側に返して、同じく腕を前方に伸ばします。
- 4~5秒キープx5回。
- 次は手を組んだまま腕を頭の上まで持ち上げて、ぐっと伸ばしましょう。
- 肩甲骨が伸びていることを意識しながら、手のひらを内側にして4~5秒キープx5回、手のひらを外側に返して4~5秒キープx5回。
- 最後に肩を回します。腕は力を抜いて太ももの上に置き、後まわし5回、前まわし5回。肩甲骨を背中の中心に寄せるイメージで大きくゆっくり回します。
首回りと肩甲骨周辺は、日常生活の中ではあまり動かさない部分です。ここを意識してゆっくり動かすことで、血行が促進されて肩こりの解消に繋がります。
首回りや肩回りの筋肉がほぐれると呼吸が楽になり、脳のリラックス、ひいては質の良い睡眠に繋がりますよ。
湯船にゆっくりつかって全身を温める
全身の筋肉をほぐし血行を促進するには、入浴が効果的です。
適温はぬるめの39~40度。お気に入りの入浴剤やストレスを和らげるアロマオイルなどを使うと、リラックス効果が増します。
また入浴中に軽くストレッチをすると、筋肉の緊張がゆるみやすいです。
入浴で温まった身体が放熱をし、体温が下がるときに交感神経から副交感神経に切り替わるので、睡眠予定時間の2~3時間前に入浴をするのがおすすめです。
熱いお湯に入ったり、長時間入浴していると交感神経が優位なままなので逆効果。この点は注意してください。
整骨院での治療
ストレッチや入浴を続けても肩こりが改善せず眠れない状態が続いたら、「ただの肩こり」と軽視せずに、整骨院での治療を検討されてみてください。
ここまで見てきたように、肩こりによる不眠は、自律神経の不調と大きな関係があります。
肩こりを解消せずに自律神経の不調を放置すると、精神状態が不安定になったり、内臓をはじめさまざまな臓器の不調を引き起こしたりしかねません。
整骨院には、「柔道整復師」などの国家資格を持ち、骨や筋肉に関して専門的な知識や経験を持つ施術者がいます。
一口に肩こりといっても、緊張している筋肉の場所は1人ひとり異なり、また、その原因が姿勢による身体のゆがみだったり、骨格のずれであったりする場合もあります。
根本的な不調の改善を目指すには、プロの手を借りるのが一番です。
眠れないほど頑固な肩こりは放置厳禁!整骨院での治療で早めの解消を目指そう!
肩がこってよく眠れない方に向けて、今回の記事では以下の内容をご案内しました。
- 肩こりが原因で眠れない理由
- 肩こりが原因で眠れない時の対処法
肩こりで眠れない原因は自律神経のアンバランスにあります。
改善するためには、ストレッチや入浴などで、こわばっている筋肉だけではなく、血行や自律神経にアプローチすることが大切です。
ただ一口に肩こりといっても、身体の歪みや骨格のズレなど、自宅ケアでは改善できない原因が背後に隠れていることも少なくありません。
ストレッチでほぐしてもすぐ悪化するような頑固な肩こりの場合、セルフケアに頼り過ぎないこともポイント。
専門の経験と知識を持った施術者がいる整骨院で治療をしてもらうことをおすすめします。
眠れない日々が続くと、仕事やプライベートに支障をきたしてしまいます。
肩こりが原因で長引く不眠は放置せずに、プロの手を借りて、早期に、根本的な解決を目指してください。