テニス肘・野球肘の症状や治療内容まとめ

テニス肘

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「テニスや野球を始めて、肘に痛みが現れたけど、放置していて大丈夫かな…」

このような悩みがある方も多いのではないでしょうか。

結論から言うと、テニス肘・野球肘は絶対に放置してはいけません!

とはいえ、「なぜ放置していたらダメなの?」と感じる方もいると思うので、今回は以下の4つのポイントをまとめました。

  • テニス肘・野球肘の概要
  • テニス肘・野球肘の原因
  • テニス肘・野球肘の治療場所
  • テニス肘・野球肘の治療内容

今もなお、痛みや違和感を抱えている方は、ぜひ最後までチェックしてくださいね。

目次

テニス肘・野球肘とは?

そもそも、テニス肘・野球肘ってどのような症状なのかわからないですよね…。

ここでは、そのような方に向けて、テニス肘と野球肘の概要や症状についてお答えしていきます。

テニス肘とは

テニス肘とは、手首に負担がかかる動作をしたときに、肘から手首の部分にかけて起こる痛みのことです。

テニス選手の3〜5割が経験しており、手首を使う動作を頻繁に行っていれば、テニス肘になってしまう可能性があります。

テニス肘は大きく以下の2つに分かれます。

  • 上腕骨内側上顆炎:フォアハンドを多く使う選手に起こる
  • 上腕骨外側上顆炎:バッグハンドを多く使う選手に起こる

テニスで肘を痛めた場合は、内側なのか外側なのかで治療方法が少し変わってきますよ。

テニス肘の症状

テニス肘の症状は以下のとおりです。

  • ものをつかむときに手首に痛み
  • ドアノブを回すときに手首をひねったような痛み
  • キーボードを打つときの痛み

テニス肘は、手首に負担がかかる場合に痛みを引き起こすことが多いため、安静にしていれば痛むことはほとんどありません。

とはいえ、人によって痛みの度合いが異なります。

肘に痛みがあるのにプレーし続けていれば、日常生活でも痛みを引き起こすでしょう。

日常生活でストレスを抱えないためにも、すぐに病院へ行き、重症化を防いでくださいね。

野球肘とは

野球肘とは、ボールの投げすぎで起こることが多いスポーツ障害のことで、内側上顆裂離と言われます。

投球時や投球後に痛むことが多く、野球を始めた小中学生に起こりやすいです。

野球肘を引き起こす原因は、正しいフォームでボールを投げられていないことや腕全体の柔軟性の低さが原因として挙げられます。

野球を始めた2割の子どもたちに起こるスポーツ障害ですので、注意が必要です。

野球肘の症状

野球肘の症状は以下のとおりです。

  • 肘が動かなくなる
  • タオルを絞ったときに痛む
  • 手首を使った動作で痛みが起こる

野球肘を放置しておくと、日常生活でも支障をきたします。

また、二度とスポーツができなくなる可能性も。

そうならないためにも、普段のケアやトレーニング、痛んだときは休むことを徹底してくださいね。

テニス肘・野球肘の原因

テニス肘・野球肘の原因は以下のとおりです。

  • 腕を酷使するスポーツをしている
  • 加齢(30~50代の方)
  • 正しいフォームで行えていない

原因を知ることで、予防にも繋がるのでぜひチェックしてくださいね。

腕を酷使するスポーツをしている

テニス肘・野球肘の原因の1つ目は、腕を酷使するスポーツをしているからです。

テニス肘・野球肘は、手首や腕全体に衝撃が伝わることで炎症を引き起こし、痛みに変わっていくスポーツ障害です。

そのため、テニスや野球といった腕をメインで使用するスポーツをする人には、起こりやすくなります。

テニス肘・野球肘になってしまう理由の多くは、「腕の使い過ぎ」です。

テニスや野球などの腕を酷使するスポーツをしている方は、使い過ぎが1つの原因として挙げられるので、痛みが表れたら安静にしてくださいね。

加齢(30~50代の方)

テニス肘・野球肘の原因の2つ目は、加齢によるものです。

30〜50代の方にテニス肘・野球肘が多い理由は、年齢が上がっていくにつれて、少しずつ腕の筋力が低下し、筋肉が固くなるためです。

筋肉が固くなった結果、損傷が起こりやすくなり、痛みが表れやすくなります。

また、筋力が弱い女性の方に痛みが表れることが多いので、注意が必要です。

対策としては、運動前や運動後のケア、筋力トレーニングが効果的なので、取り入れてみてくださいね。

正しいフォームができていない

テニス肘・野球肘の原因の3つ目は、正しいフォームができていないことです。

正しいフォームで行えていないと、余分な動作が生まれて身体全体のねじれに繋がります。

ねじれた結果、身体を痛めやすくなります。

対策としては、正しいフォームを身体に覚え込ませることです。

まずは、お手本のような正しいフォームでプレーし、筋力や骨格が成長してきたらオリジナルフォームでプレイしましょう。

テニス肘・野球肘の治療はどこに行けば良い?

結論からお伝えすると、テニス肘・野球肘の治療は整骨院がおすすめです。

なぜなら、整骨院は関節や骨、靭帯に関しての施術をメインで行っており、怪我中のサポートも徹底されているからです。

また、よく「整体と整骨院の違いが分からない」と聞きますが、整体と整骨院には大きな違いがあります。

  • 国家資格の有無
  • 施術目的

整体の場合、民間の資格を持っている人でも開業できます。

しかし、整骨院の場合、柔道整復師などの国家資格を持っていないと開業することができません。

また、整骨院は関節や骨、靭帯に関しての施術をすることがメインですが、整体はいわゆる民間サービスです。

テニス肘・野球肘は、骨や関節に関わるスポーツ障害ですので、整骨院がおすすめだと言えます。

手術が必要な場合は整形外科の受診を勧めてくれるので、まずは整骨院へ行きましょう。

テニス肘・野球肘の治療内容

テニス肘・野球肘の治療内容は以下の4つです。

  • リハビリ
  • 薬物治療
  • ステロイド注射
  • 外科手術

以下で順番に見ていきましょう。

リハビリ

リハビリでは、レーザー治療や温熱治療、ストレッチやテーピングをしてくれます。

リハビリは他の治療内容に比べ、即効性はありませんが、中長期的に見ればもっとも効果的な治療方法です。

テニス肘・野球肘のリハビリには、数週間から数カ月程度かかるので、早く復帰したい方にとっては少し苦しい時間になるでしょう。

リハビリでは、怪我中のケアだけではなく、復帰後のことも見越しているので、さまざまなアドバイスをもらえますよ。

薬物治療

薬物治療とは、炎症がある箇所に湿布や、ロキソニンなどの炎症を抑える薬を用いる治療方法のことです。

即効性があり、痛みを抑えることに向いている治療法とも言えますが、飲み薬は副作用を引き起こす可能性があります。

そのため、医師や薬剤師の指示を守り、薬物治療を進めていきましょう。

ステロイド注射

ステロイド注射とは、痛みが現れている箇所に使用する注射のことです。

テニス肘・野球肘の場合、1か月を超えても日常生活が辛いときに使用されます。

ステロイド注射を打てば翌日に痛みが改善し、1〜2か月効果が持続します。

痛みがない期間でリハビリを並行すれば、テニス肘・野球肘の根本的治療に繋がるので、痛すぎてなにもできない方も医師に相談しましょう。

外科手術

テニス肘・野球肘の外科手術では、以下の方法が用いられます。

  • 骨を除去するopen法
  • 関節鏡を使用し関節の中から骨を除去する鏡視下法

外科手術は、症状が進行し、リハビリや薬物治療、ステロイド注射を用いても痛みが治まらない場合に用いられます。

ここまでくると、手術後のリハビリも大変で、復帰までにかなりの時間を要します。

手術をしないためにも、早期発見、早期治療を心がけてくださいね。

スポーツ障害の治療は整骨院へ

テニス肘・野球肘を含めたスポーツ障害の治療は整骨院へ行きましょう。

スポーツ障害とは、過度な運動を繰り返すことで疲労が蓄積し、負担がかかっている骨や関節、靭帯に損傷や痛みを引き起こす怪我のことです。

テニス肘・野球肘以外のスポーツ障害は以下のとおりです。

  • オスグット病
  • シンスプリント
  • 疲労骨折

スポーツ障害が重症化してしまうと、満足のいく日常生活を過ごせません。

そうならないためにも、痛みや違和感が現れてから2〜3週間以内に整骨院へ行ってくださいね。

テニス肘・野球肘は早期治療を

このページでは、テニス肘・野球肘の原因や治療内容について解説しました。

テニス肘・野球肘は、時間が経てば経つほど治りにくいスポーツ障害です。

「なんとかなるだろう…」と思い放置していると、二度とスポーツができなくなることも。

そうならないためにも、肘に痛みや違和感を感じたらすぐに整骨院へ行ってくださいね。

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