本記事にはプロモーションが含まれている場合があります
寝起きに背中が痛い原因と痛みを改善する方法まとめ
朝起きると、背中に痛みが……。
この痛みの原因は?何かの病気ではないかと気になっている人も多いのではないでしょうか?
この記事では、寝起きに背中が痛い原因、寝起きに背中が痛い時の改善・予防法を紹介していきます。
ぜひ、この記事を読んで寝起きの背中の痛みの改善に役立ててみて下さい。
寝起きに背中が痛い原因3選
寝起きに背中が痛い原因は、主に3つあります。
- 長すぎる睡眠時間
- 寝具が合わない
- 寝姿勢が悪い
それぞれ紹介していきます。
長すぎる睡眠時間
睡眠時間は長いほうが良いのでは?と思われるかもしれません。
しかし、長すぎるのも良くないのです。
なぜなら、睡眠中は肩や腰に負荷がかかっているからです。
睡眠時間が長くなってしまうと、余計な負荷がかかり、血流が悪くなるので、朝起きた時の背中の痛みが起きやすくなってしまいます。
寝具が合わない
寝具が合っていないと身体の一部のみに負荷がかかります。
例えば、枕が合っていないと、首を支えることができずに自然な寝姿勢のキープが難しくなります。
また、マットレスが硬い場合は、背中に圧力が集中して血流を悪くさせ、逆に柔らかいマットレスは腰が沈み寝返りがうちにくくなるので、背中の痛みが増してしまうのです。
寝姿勢が悪い
寝姿勢が悪いと、寝起きに背中が痛くなりやすくなります。
良い寝姿勢は、寝た時に背骨がS字を描くことです。
合わない寝具や睡眠環境が原因で姿勢や寝相が悪くなると身体に負荷がかかり、寝起きの背中の痛みにつながりやすくなってしまいます。
上記以外にも、寝起きに背中が痛いのは、病気が原因のこともあるのが事実です。
次の章で紹介していきます。
病気が原因の背中の痛み
病気が原因の背中の痛みは、主に4つあります。
- 変形性脊椎症
- 圧迫骨折
- 心筋梗塞
- 尿路結石
変形性脊椎症
加齢で背骨と背骨の間でクッションの働きをする椎間板が薄れることが原因です。
椎間板が薄れてしまうと、骨と骨の結合を補うために背骨の端に「骨棘」というトゲのようなものが自然に形成される特徴があります。
「骨棘」が、身体を起こした時に神経を圧迫することで痛みが起きてしまうのです。
痛みがよくなるまで安静にし、腫れや熱を持っている時には、冷やして様子を見ることがおすすめです。
圧迫骨折
骨粗鬆症や、交通事故、高所からの落下によって背骨が潰れるように骨折した場合です。
安静時の痛みはありませんが、寝返りや動作時に痛みを感じやすいことが特徴です。
骨粗鬆症が原因の圧迫骨折は、重いものを持ったり咳やくしゃみでも起こることがあります。
圧迫骨折と診断されたら、コルセットを装着して安静を保ちながら骨がつながるのを待つことが一般的です。
心筋梗塞
心筋梗塞でも寝起きに背中の痛みが起こることがあります。
朝は、身体を働かせるために交感神経が優位に働くため、血管を収縮させ血圧上昇が起こるのです。
そして、朝は睡眠中にかく汗で血液が固まりやすくなっていることも特徴です。
頻繁に痛みがあり、痛む場所が背中の左側の場合は、心筋梗塞を疑って早めの医療機関の受診がおすすめになります。
尿路結石
尿路に石がつまってしまう尿路結石も寝起きの背中の痛みを引き起こすことがあります。
腎臓の中にある腎盂に尿がたまりすぎてしまうと、腎臓が腫れて背中が痛みます。
早朝から朝は尿の生成が多いので、寝起きに背中の痛みを感じることが多くなるのです。
石が出れば、痛みはおさまりますが、痛みに耐えられない時は、医療機関を受診することを検討してみて下さい。
寝起きに背中が痛い時の改善・予防法
寝起きに背中の痛みを感じる時の改善策、予防策は主に6つあります。
- ストレッチ
- 湯船に浸かる
- 姿勢の改善
- 枕や寝具の見直し
- 生活習慣の改善
- 整骨院での施術
それぞれ紹介していきますので、背中の痛みの改善の参考にしてみて下さい。
ストレッチ
ストレッチを行うと、筋肉がほぐれて血行が良くなるのと同時に、溜まっていた老廃物や疲労物質を分解することができます。
その結果、栄養や酸素が全身に行き渡り、睡眠の質が高まります。
ここでは、背中の筋肉をほぐす効果的なストレッチを3つ紹介していきます。
簡単にすき間時間でもできる方法なので、ぜひ試してみて下さい。
猫のポーズ
1つめは、ヨガのポーズの1つである「猫のポーズ」になります。
まず、四つん這いになり、息を大きく吸いながら腰を反らし30秒キープして下さい。
そして、息を吐きながら背中を丸めて30秒キープと言う動作を5回繰り返すことが効果的です。
この時、肘が曲がってしまうと十分に背中が伸びないので肘をまっすぐにすることがポイント。
壁押しストレッチ
壁押しストレッチも背中の筋肉をほぐすのに効果的です。
両手のひらを壁につけた状態で左右どちらかの足を引き頭を下げて、そのまま30秒キープして下さい。
この時に頭から腰が一直線になるイメージで行うと、背中の伸びが感じやすくなります。
立ったままできる背筋伸ばし
作業と作業の間に簡単にできる背中伸ばしです。
足を腰幅に開き、両手を組んで手のひらを外に返したら、天井に向けて伸ばします。
体をゆっくり左右どちらかに倒し30秒キープし、その後反対側も同じように行ってください。
この時、呼吸を止めないようにすることで筋肉が伸びやすくなります。
湯船に浸かる
40°前後のぬるめの湯船に浸かることによって、筋肉がほぐれて血行がよくなります。
寝過ぎによる背中の痛みの場合は、効果的です。
逆に寝違えの場合は、温めるのは逆効果で、冷やすことが大切です。
姿勢の改善
座る時には骨盤を立てて座ることが大切です。
骨盤を立てずに座ると、猫背の姿勢になってしまいます。
猫背の姿勢は、横になると筋肉疲労が溜まりやすくなるため、寝起きの背部痛を引き起こしやすくなってしまうのです。
枕や寝具の見直し
枕や寝具の見直しが寝起きの背部痛に大きく効果を発揮することがあります。
枕は、仰向けになった時に、首と寝具の間に隙間ができないものが理想で、マットレスは体圧を分散できるものを使用することが大切です。
自分で選ぶのが難しい時は、専門店に行って自分に合ったものを選んでもらいましょう!
生活習慣の改善
寝る前の習慣を改めることも、睡眠の質改善につながり寝起きの背部痛を軽減することに効果的です。
カフェイン、アルコールは就寝の4時間前までに取るようにして、パソコン、スマートフォンは就寝の2時間前には止めるようにしましょう。
整骨院での施術
整骨院での施術は、骨盤の歪みや姿勢矯正に効果的です。
骨盤の歪みは、寝ている時に背中に負担をかけてしまいます。
骨盤に歪みがあると、寝具が身体に合っていても、筋肉疲労が溜まってしまうのです。
自分ではなかなか骨盤の歪みに気付くことは難しく、気付けても自力での改善は難しいのも事実。
整骨院でヒアリングを受けて施術を受けることが最も効果的になります。
まとめ
この記事では、寝起きの背中の痛みの原因、寝起きの背中の痛みの改善法について紹介しました。
寝起きの背中の痛みは、寝具や枕が原因によるものや寝姿勢に起因するものなど様々であることがおわかりいただけたのではないでしょうか?
まずは、寝具や枕を見直し、ストレッチや整骨院での治療を受けてみましょう。
また、背中の痛みには病気が潜んでいることも事実です。
寝具の見直し、整骨院の治療をしてもなかなか改善しない場合には、病気を疑って早期に病院受診を検討しましょう。
この記事を参考に、寝起きの背中の痛みを改善させ、すっきりとした目覚めを目指してみて下さい。