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腕がだるい原因は病気?治療や解消法は?
腕がだるい原因は?
疲労
スポーツや、重たいものを運んだあとなど、腕をたくさん使ったあと筋肉疲労による症状で腕のだるさや力の入りにくさを自覚することがあります。
腕のだるさの原因で、頻度が高いものです。
頸肩腕症候群(けいけんわんしょうこうぐん)
パソコン作業やデスクワークをする人によくみられる、首や肩、腕などのだるさ、痛み、しびれなどの症状のことをいいます。
最近はスマホの使い過ぎによって症状がみられることがあります。
橈骨神経麻痺(とうこつしんけいまひ)
手や手首の運動、感覚をつかさどる橈骨神経が圧迫されるなどの原因で、手が動かない、しびれる、といった症状がみられます。
机につっぷして寝たり、腕枕をしたあとに発症することがあり、サタデーナイト症候群、ハネムーン症候群といわれることもあります。
頚椎症(けいついしょう)
首の骨は、頸椎と呼ばれる骨がいくつも重なってできており、その骨の間からは腕を支配する神経が出てくる場所があります。
加齢などの原因で、頸椎の間の椎間板と呼ばれるクッション材がすり減り、腕にいく神経を圧迫することで、腕や首の痛みがでることがあり、頚椎症性神経根症(けいついしょうせい しんけいこんしょう)と呼ばれます。
胸郭出口症候群(きょうかくでぐちしょうこうぐん)
首からでた神経は、血管や骨、筋肉の間を通って、太い神経の束となって腕につながっていきます。
体格やうまれつきの体の構造によっては、この神経が刺激され、首、肩、腕のしびれや痛み、だるさがみられることがあります。
腕がだるい場合の治療方法は?
疲労による症状による場合、多くは1-2日程度で改善してくることが予測されます。
患部を冷やしたり、軽くマッサージをするなどすると症状の改善が見込めます。
頸肩腕症候群の場合は、ストレッチや体を動かすことで症状は和らぎますが、いったん症状がよくなったとしても、同様のデスクワークなどで症状を繰り返すことが多いです。
骨や神経による症状の場合、ある程度長期の経過をたどる可能性が考えられます。
まずは病院できちんと診断を受け、治療について相談しましょう。
予防する方法はある?
パソコンうやスマホを使用することによる首・肩・腕の症状を予防するためには、姿勢に気を付け、また同じ態勢を長時間続けないことが効果的です。
具体的には、スマホを使う場合には、猫背にならないように背筋を伸ばし、スマホを目線と同じ高さまで持ちあげて頭を前に出さない姿勢で使うとよいでしょう。
パソコンの場合、足を床につけて姿勢をまっすぐにし、骨盤をたてて座るようにすると首への負担は軽減できます。
また、30分に1回程度、目線をスマホやパソコンの画面からはずし、伸びをしたり態勢を変えたりして体への負担を減らしてあげましょう。