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胸の痛みは肋間神経痛かも!?症状や治療方法について
「息を吸ったり吐いたりするだけで胸が痛む」「脇腹に電流が走るように痛い」などの症状に悩まされていませんか?
もしかするとその症状は肋間神経痛かもしれません。
「肋間神経痛とは?」「肋間神経痛の治療方法について知りたい!」方のために、今回は症状や治療法について解説しています。
また、痛みがある場合してはいけないことや、肋間神経痛の対処法についても取り上げました。
つらい痛みで悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
肋間神経痛とは?
肋間神経痛とは、疾患名ではなく肋骨に沿って走っている神経が何らかの理由で痛さを感じる症状のことを言います。
左右どちらかに強い痛みを感じるのが特徴です。具体的な症状は次の項目で取り上げていますので、ご覧ください。
症状
肋間神経痛には以下の症状が見られます。
- 肋骨に電気が走るようにびりびり痛む
- 深呼吸や咳、くしゃみで脇腹が痛む
- 脇腹を触るだけで痛みを感じる
- 肋骨にそって数秒間強く痛む
- 体をひねったり体制を変えたりすると肋骨・脇腹・胸が痛む
このように、生理現象が現れたときや体制を変えたとき、強い痛みを感じるのが特徴です。また、強く痛みを感じるが、すぐに消失してしまうケースもあります。
肋間神経痛の原因
肋間神経痛の原因には一次性、二次性の2種類があります。
一次性 | 二次性 | |
---|---|---|
肋間神経痛の主な原因 | ・ストレス ・体のコリ ・冷え ・運動不足 ・肋間筋の疲労 ・姿勢の悪さ |
・肋骨骨折 ・疾患 ・ウイルス感染 |
以下ではそれぞれの原因について詳しく取り上げました。
一次性とは?
一次性とは、はっきりとした原因が分からないが体に症状が現れることを言います。一次性が原因で起こる肋間神経痛には以下6つの原因があるので、詳しく見ていきましょう。
ストレス
ストレスが原因になって、肋間神経痛を引き起こしてしまうこともあります。私たち人間は、ストレスを感じると自律神経の一つである交感神経が過剰に興奮し、身体が緊張状態に。
体が固まってしまうことで神経に影響を及ぼし、痛みとなって現れてしまうでしょう。
体のコリ
体のコリが原因で肋間神経痛を発症するケースも少なくありません。体のコリは、体を強張らせ、背中や肩の筋肉に負担をかけてしまいます。
そのため、肋骨付近の神経が筋肉などに圧迫されて痛みを生じることがあるのです。
冷え
肋間神経痛は、神経痛の1種です。神経痛は、身体が冷えることで痛みに対する感受性が高くなってしまい、引き起こされます。
そのため、体が冷えた状態でいると痛みを感じやすくなってしまう場合があるでしょう。
運動不足
肋間神経痛は、日々の運動不足が原因になっていることも。運動不足は筋肉を動かさない状態が続くため体が固まってしまいます。
そうすると、神経が骨や筋肉に挟まって締め付けられることでつらい痛みを感じるのです。
肋間筋の疲労
私たちは呼吸をするとき、常に肋間筋を使っています。この肋間筋の疲労が原因になり、肋間神経痛を起こすケースも。
もともと、肋間筋の疲労がたまっているところに笑う、大声を出す、歌うなどの負荷のかかる行動をすると痛みを伴うことがあります。
姿勢の悪さ
肋間神経痛を引き起こす原因に姿勢の悪さがあげられます。姿勢の悪さは体の歪みにつながります。
猫背姿勢や不自然な姿勢を続けると、肋骨が歪んで神経を圧迫し、痛みを引き起こしてしまうのです。
二次性とは?
二次性とは、ケガや病気など原因が明らかになっているものを指します。
二次性の肋間神経痛の原因は、以下の3つです。詳しく解説しているので参考にしてみてください。
肋骨骨折
肋骨はくしゃみや咳をしたり、体をひねったりするだけで骨折してしまう弱い骨です。
このことが原因になり、肋骨付近にある肋間神経が圧迫されたり刺激されたりして肋間神経痛を引き起こします。
疾患
肋間神経痛は、椎間板ヘルニアや変形性脊椎症(へんけいせいせきついしょう)、脊椎腫瘍などの疾患が原因になることもあります。
これは変形した椎間板や脊椎、腫瘍が神経の圧迫で発症するためです。
まれに、狭心症や心筋梗塞といった心疾患の放散痛(ほうさんつう)が原因で現れることもあります。
ウイルス感染
肋間神経痛の原因にウイルス感染もあげられます。なかでも免疫力が低下して発症する帯状疱疹によって肋間神経痛は引き起こされることが多いと言われています。
帯状疱疹は、帯状疱疹ウイルスが神経の中を通って皮疹を起こす疾患ですが、胸部に発症すると、肋骨や脇腹、胸部に強い痛みが現れてしまうでしょう。
また、帯状疱疹ウイルスが神経を傷つけ痛覚過敏になってしまう帯状疱疹後神経痛になると、いつまでも刺すような痛みを繰り返すことも。
肋間神経痛でしてはいけないこと
肋間神経痛で強い痛みが現れている最中は、無理に体を動かさないようにしましょう。痛みに耐えて体を動かしてしまうと、炎症を悪化させてしまう場合があります。
強い痛みを感じると体が緊張し、余計に痛みが強まる可能性もあるので、痛みを感じている最中は安静にしておくことが重要です。
肋間神経痛の対処法
電気が走るように肋骨や脇腹、胸が痛むと体がこわばり何もできなくなってしまう場合がありますよね。
肋間神経痛に悩まされている方は、「つらい痛みを少しでも緩和したい」と思っているはず。
ここでは、肋間神経痛の対処法として有効な3つの方法を取り上げました。
- 市販薬を飲む
- 体をあたためる
- ストレッチをする
具体的にどのようなものなのかを以下で解説します。
市販の鎮痛薬を飲む
肋間神経痛の対処法として市販の鎮痛薬を飲んで痛みを和らげましょう。
ロキソニンやロキソプロフェンなどの非ステロイド性抗炎症薬はドラッグストアで手に入ります。
ただし、医療機関で処方してもらえる薬に比べると効能が低い場合も。
また、消化器官が荒れる、眠気を感じるなどの副作用が現れることがあるので注意が必要です。
体を温める
肋間神経痛は冷えが原因になる場合があるため、体を温めるのはとても効果的。冷えによってこわばった体を温めることで血流がよくなり、筋肉や関節が和らいで神経の圧迫が改善されます。
背中にカイロを張ったり、温かい湯船につかったりしてしっかり体を温めましょう。
ストレッチをする
肋間神経痛の対処法に効果的なストレッチがあるのでご紹介します。方法は以下の通り。
- 足を肩幅ほどに広げて腕を背中に回し、手のひらを合わせる。
- 肩甲骨が動いているかを意識しつつ、大きく息を吸い込みながら合わせた手を後方に伸ばす。
- 息をしっかり吐きながら、15秒かけてゆっくり手を元に戻す。
こちらのストレッチは血流改善、体のこわばりをほぐす効果が期待できます。
長時間同じ姿勢になりがちなデスクワーク中心の方は、15分に1回を目安に取り入れてみてください。
3つの対処法は、あくまで痛みを緩和する対処法です。痛みが続くようであればしっかり治療しましょう。
肋間神経痛の治療
肋間神経痛の痛みは、日常生活で支障をきたしてしまうレベルです。
「仕事中に痛みを感じると作業が止まって嫌だな」「肋間神経痛の痛みをしっかり取り除きたい」のではないでしょうか。
肋間神経痛は整骨院での治療がおすすめです。その中でも以下の2つの治療が一般的です。
特に肩のコリや肋間筋の疲労などの筋肉のこわばりが原因の場合はとくにおすすめ!
- 鍼灸治療
- 超音波治療
それぞれどのような治療が行われるのか、具体的に解説していきます。参考にしてみてください。
鍼灸治療
鍼灸治療は、鍼や灸でツボを刺激したり温めたりして痛みの元を取り除く治療です。
鍼を使った治療は、痛みを伴うのが心配という方もいらっしゃいますが、実際に施術を受けてみると程よい刺激で体がポカポカするくらいの刺激です。
また、痛みが不安な方は事前に相談すれば、症状に合わせた施術を提案してもらえますよ。
超音波治療
超音波治療は、一秒間に300万回のマッサージ効果で筋肉をほぐし、血流を改善する治療です。
痛みもなく、体全体の血行促進にも繋がるため、健康的な体を目指せますよ!
このように、肋間神経痛の治療する際、痛みの原因に直接アプローチをかけて完治を目指せるため整骨院がおすすめです。
整骨院と整体の違い
また、整骨院に似た機関で整体があります。しかし整体はリラクゼーションを目的としているので、肋間神経痛の治療はできません。
その点整骨院は、骨・関節・筋・腱・靭帯など人間の体の構造を知り尽くした国家資格である柔道整復師や、鍼灸師が治療します。
肋間神経痛で悩んでいる方はぜひ、整骨院へ足を運んでくださいね。
つらい肋間神経痛、筋肉のこわばりによるものは整骨院へ
肋骨や脇腹、胸の強い痛み、電流が走るような症状がある方は、もしかすると肋間神経痛の可能性があります。
肋間神経痛にはさまざまな原因がありますが、筋肉のこわばりによるものは迷わず整骨院を選ぶのがおすすめです。
体の構造を知り尽くした国家資格者が、しっかり治療してくれます。
整骨院で治療し、肋間神経痛のつらい痛みから解放されましょう!