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胸椎椎間板ヘルニアの治療や予防方法まとめ
「背中が痛い」「脱力感がある」
このようなお悩みがあるとき、「胸椎椎間板ヘルニアを発症しているのではないか?」と疑っている方もいるのではないでしょうか。
痛みや脱力感が続くと、歩くのが難しくなったり、階段を降りるのが不安になったりして日常生活が送りにくくなりますよね。
本記事では、このようなお悩みを解決すべく、胸椎椎間板ヘルニアの治療・予防方法についてまとめました。
胸椎椎間板ヘルニアの症状
胸椎椎間板ヘルニアの特徴としては、しびれや脱力感などの症状によって、歩いているときに足がもつれたり、階段を降りるときに手すりを持つようになることがあります。
ほかにも、胸椎椎間板ヘルニアでは以下のような症状が出ることがあるのでチェックしてみましょう!
初期症状 | ・しびれ・脱力感・背中の痛み・急に電気が走るような痛み |
重症化した場合の症状 | ・排尿をしようとしてもすぐに出ない・排尿の後も残ってている感じがする |
胸椎椎間板ヘルニアの人を病院で診察をしたときには、足の感覚が急に鈍くなっている、筋力が低下している、などの状態がよく見られます。
また、背中と腰の境目のみが胸椎椎間板ヘルニアになっているときは、背中の圧迫感と膀胱障害の症状だけが出てくることもあるので注意してくださいね!
少しでも胸椎椎間板ヘルニアの症状に当てはまる場合は、整骨院や病院などでプロに診てもらうようにしましょう。
胸椎椎間板ヘルニアの原因
胸椎椎間板ヘルニアの原因は、以下のようなものが考えられます。
- 腰を上げて重いものを持ち上げる
- 身体を強くひねる
- 悪い姿勢を長時間続ける
- 喫煙
- 交通事故
椎間板はたて方向の圧力には強いのですが、曲げたりひねったりする動作には弱いと言われています。
そこで、上記のような身体に負担をかける行動をとると、胸椎椎間板ヘルニアが発症することがあるのです。
通常、背骨のクッションの役割を果たす「椎間板」は、ゼリー状のコラーゲンで構成されている組織「髄核」で包み込まれています。
胸椎椎間板ヘルニアになりやすい人は、年を取ることによって椎間板が老化して、髄核が変形・突出しやすくなるのです。
胸椎椎間板ヘルニアを治療したい方は、整骨院で適切な施術をしてもらうのがおすすめです。
胸椎椎間板ヘルニアの治療法
胸椎椎間板ヘルニアの治療法としては、主に以下の2種類が用いられると言われています。
- 保存的療法:薬、注射、マッサージをする、など
- 手術的療法:ヘルニアや髄核の一部を摘出する
胸椎椎間板ヘルニアの治療法では、保存的療法で様子を見て、痛みが治まらないようであれば手術的療法をすることが多いです。
以下で、さらに詳しい胸椎椎間板ヘルニアの治療法について解説しました!
保存的療法
胸椎椎間板ヘルニアの保存的療法は、以下にある表のように進行具合によって異なります。
進行具合 | 治療方法 |
急性期 | ・基本的には安静にする・痛みが強い時には、痛みを和らげる薬や注射をすることが多い |
回復期 | ・けん引やマッサージ・温熱療法・低周波治療・運動療法・腰が痛い場合はコルセットで固定・首が痛い場合はカラーで固定 |
なお、保存的療法をしても痛みが治まらない場合は、以下のような手術的療法が用いられることが多いです。
手術的療法
一般的に、手術的療法は筋力が保存療法をしても痛みが改善しない、低下している、歩けない、排泄ができない、などの場合に行われます。
胸椎椎間板ヘルニアの手術には、以下の2パターンが用いられることが多いです。
手術名 | 具体的な方法 |
前方固定術 | 髄核の一部を摘出することで、突出した部分を戻す |
後方除圧術 | ヘルニアを摘出する |
一般的には、ヘルニアを摘出する手術をする場合がほとんどです。
ただ、前方固定術と後方除圧術の手術療法は、どちらも後遺症として神経が麻痺する危険性があります。
胸椎椎間板ヘルニアを放置しても神経麻痺が起こる場合が多いので、手術をしたほうが患者さんにとって良いと言えるでしょう。
もし胸椎椎間板ヘルニアの手術を考えている場合は、主治医と相談するようにしてくださいね。
従来の手術と内視鏡を使った手術の違い
最近は身体への負担も少なくて、入院時間も短い内視鏡を使った胸椎椎間板ヘルニアの手術方法も出てきています。
胸椎椎間板ヘルニアで、従来の手術と内視鏡を使った手術の違いは以下のようになっています。
従来の手術 | 内視鏡を使った手術 | |
傷口 | 50~70mm以上 | 10~20mm程度 |
入院期間 | 10~14日程度 | 3~10日程度 |
上記のように内視鏡を使った手術は入院期間や傷口は浅くて済むのに、有効率や保険料などほかの条件は従来の手術と同じです。
内視鏡を使った手術にすると早く仕事や日常生活に復帰できることが多くあります。
胸椎椎間板ヘルニアの手術をしたい場合は、病院の主治医と相談してみることをおすすめします。
胸椎椎間板ヘルニアを予防するには?
胸椎椎間板ヘルニアを予防するためには、日常生活で背骨に負担をかけないようにしましょう。
具体的な胸椎椎間板ヘルニアの予防方法として、以下のようなものが効果的です。
- 重いものを持つときは腰をかがめず、膝を使って持ち上げる
- 長時間同じ姿勢を続けない
- 適度な運動をする
- 禁煙をする
胸椎椎間板ヘルニアを予防したい人は、整骨院で自分に合った施術をしてもらうのもおすすめです。また、自分に合った胸椎椎間板ヘルニアの予防方法も教えてくれる場合があるので、気になる方は整骨院で尋ねてみてくださいね。
以下で、胸椎椎間板ヘルニアの予防方法についてさらに詳しく解説しました。
重いものを持つときは腰をかがめず、膝を使って持ち上げる
椎間板は縦の動きには強いので、重いものを持つときは腰をかがめず、膝を使って持ち上げるようにしましょう。逆にしてしまうと、曲げたときに椎間板に負担がかかって胸椎椎間板ヘルニアを発症する可能性があります
長時間同じ姿勢を続けない
長時間同じ姿勢を続けることで、椎間板に過度な負担がかかりやすいです。胸椎椎間板ヘルニア現代はデスクワークやスマホで前かがみの姿勢を続ける機会が増えているので、1時間に1回は立ち上がる、ストレッチをするなど工夫しましょう。
適度な運動をする
胸椎椎間板ヘルニアを予防するには、適度な運動を習慣づけることが大切です。腹筋や背筋を鍛えることで、背骨に対して負担が少なくなります。
常に良い姿勢を保つだけでも腹筋や背筋が自然と鍛えられるので、胸椎椎間板ヘルニアを予防したい人で運動習慣がない方はまずは簡単なことから始めてみると良いのかもしれません。
禁煙をする
胸椎椎間板ヘルニアを予防するために禁煙をすることで、椎間板が変形するリスクを避けられます。喫煙をするとニコチンによる椎間板周囲の血管を収縮してしまうと言われているので、心当たりのある方は禁煙外来に行って辞められるようにしましょう。
自然治癒はするの?
胸椎椎間板ヘルニアは放置した場合、50~80%は手術をしなくても痛みが改善して自然治癒すると言われています。そういった胸椎椎間板ヘルニアの多くは、6か月で完全に吸収されて治ることも多いでしょう。
特に、胸椎椎間板ヘルニアの中でも、髄核が椎間板と神経の間にある「後縦じん帯」を突っ切っている場合は消えやすいと言われています。
消えやすい胸椎椎間板ヘルニアのよくあるパターンとして、免疫細胞が突っ切ってきた髄核を食べてくれて、それによって自然にヘルニアが解消するという場合があります。
逆に、髄核が後縦じん帯を突き破っていないときは、免疫細胞が反応しないため胸椎椎間板ヘルニアも自然治癒しにくいです。
自分では判断できないので、胸椎椎間板ヘルニアを治療したい方は放置せず、まずは整骨院で診てもらうことをおすすめします。
参考:NHK健康ch「椎間板ヘルニアとは?原因、症状や自然治癒について」
胸椎椎間板ヘルニアの治療は整骨院へ
胸椎椎間板ヘルニアの治療をするなら、プロに頼るのがおすすめです!
整骨院では胸椎椎間板ヘルニアの原因や進行具合を判断して、自分に合った適切な治療を行ってくれます。
胸椎椎間板ヘルニアの予防方法も教えてくれるので、それに沿って適度な運動や禁煙を心がけることが大切です。
整骨院でしっかりと治療をして、背中の痛みや歩きにくいなどの身体の不調を根本から改善しましょう。